【こから始まる果実6種類】特徴や栄養、おすすめの食べ方も紹介

最終更新日:2024/11/03

【こから始まる果実6種類】特徴や栄養、おすすめの食べ方も紹介

しりとりなどのゲームでは、果物縛りなどのルールがよくありますよね。
難易度が上がって楽しいものですが、「こ」から始まる果物といえば、何が思い浮かぶでしょうか。
この記事では、「こ」から始まる果物を6種類ご紹介します。
それぞれの特徴や含まれる成分、おすすめの食べ方などもまとめました。

「こ」から始まる果物:紅玉

紅玉(こうぎょく)は、重さが200g前後の小ぶりのりんごです。
アメリカで発見されたりんごで、ジョナサンという名前でも流通しています。
日本での主な生産地は、青森県です。

紅玉は鮮やかな赤い果皮が特徴で、香りが良く味は爽やか。
甘酸っぱい味で煮崩れしにくいため、アップルパイや焼きりんご、りんごジャムやタルトなどにも利用されます。

酸味と甘さのバランスが良いので、酸味が好きな方はそのまま生で味わうのもおすすめです。

紅玉の選び方

旬は、10月から11月です。
りんご全体がしっかり赤く、重みのあるものがおすすめです。

「こ」から始まる果物:幸水

和梨の代表的な品種、幸水(こうすい)。
幸水は、豊水(ほうすい)・新水(しんすい)とともに梨の「三水」と呼ばれる赤梨です。
1959(昭和34)年に、菊水と早生幸蔵を掛け合わせて誕生しました。

色はやや黄緑がかっており、形は大きくへこんだお尻が特徴です。
甘みが強く、柔らかい果肉と、ジューシーなたっぷりの果汁が楽しめます。
出荷は7月下旬頃から、9月上旬頃までです。

豊水との違い

幸水と豊水の違いについて解説していきます。

サイズ

豊水よりもやや小さいのが、幸水です。
幸水の重さは300g前後ですが、豊水は350~400gほどの重さがあります。

表皮の色

幸水の皮は黄緑がかっており、ややくすんでいますが、豊水は黄金色です。

斑点

果店コルクと呼ばれる、斑点の散らばり方も違います。
斑点が、均一に散らばっているのが豊水、均一ではないのが幸水です。

「こ」から始まる果物:コーヒーチェリー

コーヒーチェリーは、コーヒーノキに実る果実です。
1年に1度白い花を咲かせるコーヒーノキは、開花後小さな実をつけます。
最初は緑色ですが、8ヶ月ほどして完熟すると、小さな実は真っ赤に色が変わります。

小粒で真っ赤な実は、さくらんぼ(チェリー)にそっくりです。
色と形がさくらんぼに似ているため、コーヒーチェリーと呼ばれるようになりました。

この実の種子が、コーヒーの豆になるのです。
向かい合った2粒の種子が、コーヒーチェリーの中に入っています。
「コーヒー豆」という言葉からは豆を連想しますが、豆ではなく種子のことでした。

コーヒーベリーにも注目

果実そのものではありませんが、コーヒーベリーをご存じでしょうか。
コーヒーベリーは、コーヒーチェリー(実)の外側と、赤い皮の部分です。

ビタミンやポリフェノールを豊富に含んでいます。
コーヒーベリーの抗酸化力は、アサイーの約15倍と言われているそうです。

「こ」から始まる果物ココナッツ

ココナッツは、ココヤシの果実です。
「ココナツ」や、「ヤシの実」とも呼ばれます。
実は生で食べられるほか、ココナッツジュースなども人気です。

ココナッツの栄養成分

ココナッツには、カリウムやマグネシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。
これは、ココヤシが海の近くに生えているためです。
海水が含む豊富なミネラルを吸収して、ココヤシは成長します。
ココナッツが含有するミネラルの中では、特にカリウムの量が多いです。

ココナッツの食べ方

下記のようにさまざまな食べ方ができます。

ドライココナッツ

ココナッツの果肉を乾燥させたものが、ドライココナッツです。
豊富なミネラルや脂肪酸だけでなく、食物繊維も摂ることができます。
栄養をダイレクトに取り入れることができるので、ドライココナッツもおすすめです。
そのまま食べることもできますし、お菓子作りなどにも利用できます。

ココナッツオイル

ココナッツの実の油分を抽出したものが、ココナッツオイルです。
ラウリン酸を豊富に含み、ヘルシーなオイルとして注目されています。

ココナッツミルク

ココナッツの果肉を粉砕し、濾したものがココナッツミルクです。
カレーなどの料理やデザートなどに、マイルドな味わいを加えたい時にも活躍します。

ココナッツジュース

ミネラルが豊富な低カロリーのジュースです。
ココナッツウォーターとも呼ばれます。
このココナッツ果汁を、ナタ菌という酢酸菌で発酵させ固めたものがナタデココです。

「こ」から始まる果物:小夏

小夏(こなつ)は、温州みかんよりも少し大きいサイズの果物です。
日向夏や、ニューサマーオレンジとも呼ばれます。

小夏は、高知県での呼び方です。
土佐小夏(とさこなつ)とも呼ばれ、高知県の特産品となっています。

味は爽やかで上品な甘みがあり、春から初夏にかけて味わうのにぴったりの果物です。
3月から7月まで長く出回り、全国から需要があります。

小夏の食べ方

土佐文旦と似ている形の小夏ですが、食べ方は異なります。
小夏は、りんごの皮をむくようにして切り、白い甘皮も一緒に食べるのがおすすめです。
白い甘皮部分はふかふかしていますので、小夏はこの部分も食べられます。

りんごの皮をむくように、小夏の肉厚の白い甘皮と果実を一緒に切って食べましょう。
こうすることで、小夏の爽やかで上品な甘みを楽しめます。
酸っぱいと感じた時は、切った後数分してから食べましょう。

小夏の品種

高知県産の小夏は、ほとんどが「土佐小夏」という名前で出荷されています。

しかし、小夏は変異種が多いので、その中でも多くの品種が存在します。
主な小夏の品種は、以下の通りです。

  • 西内小夏(にしうちこなつ)
  • 宿毛小夏(すくもこなつ)
  • 室戸小夏(むろとこなつ)
  • 松岡小夏(まつおかこなつ)

「こ」から始まる果物:コリンズ

コリンズはブルーベリーの種類で、寒冷地向きの品種です。
品種のタイプは、ハイブッシュ系に分けられます。
アメリカの北東部に自生していました。

酸味と甘みのバランスが素晴らしく、味も濃厚で香りが良いです。
そのまま食べても良いですが、スムージーにしたりアイスやヨーグルトのトッピングとしてもおすすめです。
冷凍すれば、長期保存もできます。
アントシアニンやビタミンEなどが含まれます。

まとめ

「こ」から始まる果物をご紹介しました。
紅玉や幸水、コーヒーチェリーやココナッツ、小夏やコリンズなどがありましたね。
栄養成分や、食べ方などもさまざまでした。
スーパーフードのコーヒーベリーにも注目してみると興味深いかもしれません。
山手線ゲームやしりとり、果物のデザートメニューを考える際などに役立ててみてはいかがでしょうか。

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