秋の果物【ぶどうの保存方法】おいしく保存するコツと保存期間

最終更新日:2024/09/28

秋の果物【ぶどうの保存方法】おいしく保存するコツと保存期間

甘くて美味しい果物、ぶどう。
ぶどうがたくさん手に入ったら、できるだけ長く美味しく味わいたいですよね。
そこで今回は、ぶどうの保存方法について解説していきます。
また、ぶどうの保存期間などもご紹介していきますので、併せてご覧ください。

繊細な果物ぶどう:常温で保存する方法

ぶどうは、あまり日持ちしない繊細な果物です。
そのため、常温では痛みやすくなってしまいます。
購入後はできるだけ早く、冷蔵庫の野菜室で保存するのが理想です。

常温で保存する場合は、あらかじめくしゃくしゃにして柔らかくした新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、直射日光を避けてなるべく涼しい場所で保存しましょう。
包む紙が硬いと、ぶどうの粒がぽろぽろと取れやすくなってしまうのでご注意ください。
また、常温で保存する場合は、2〜3日を目安に食べきるようにしましょう。

ぶどうを冷蔵庫で保存する方法

ぶどうを保存するために適した保存温度は、5〜10度とされています。
先述したとおり、ぶどうは冷蔵保存するのがおすすめです。

小粒ぶどうの場合

ぶどうの粒の大きさによって、おすすめの保存法は変わります。
デラウェアやナイアガラなどの小粒ぶどうは、皮がや柔らかく実が密集して付いているので、実を傷付けないように房のまま保存しましょう。

保存する際には、傷んでいる実や外れそうな実は取り除き、水洗いをせずに保存するのがポイントです。
くしゃくしゃにして柔らかくした新聞紙やキッチンペーパーで優しく包み、保存容器に入れて冷蔵庫の野菜室に保存することで1週間近く長持ちさせることができます。

大粒ぶどうの場合

巨峰やピオーネ、シャインマスカットなどの大粒ぶどうを丸ごと保存したい場合や、2~3日以内に食べ切る場合は、こちらも水洗いはせずににキッチンペーパーで包み、保存容器やポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

もう少し長持ちさせたい場合は、枝の部分をカットして、ぶどうを1粒ずつ房から外してバラバラにすると、ぶどう同士でつぶし合うことを避けられます。
また、枝から水分が取られ乾燥するのを防ぐこともできるので、冷蔵保存で1週間近く持たせることができます。

大粒のぶどうの鮮度をさらに保ちたい場合は、実の上の軸部分を5mm程度残してカットするのがポイントです。
手で房から外すと皮が破れたり、実が傷つくことがあるので、ハサミを使いましょう。
多少の手間はかかりますが、おいしい状態で長持ちさせたいときにはぜひ試してほしいやり方です。

また、ぶどうを洗わずに保存するのには、理由があります。
皮の表面に付いている「ブルーム」とよばれる白い粉には、ぶどうを病原菌から守ったり鮮度を保る役割があります。
そのため、ぶどうを冷蔵で保存する場合は、このブルームを洗い流してしまわないことが大切なのです。

果物狩りで大量にあるぶどう:長持ちさせる冷凍保存

コストコなどで大容量のぶどうを購入したり、果物狩りなどで大量のぶどうを手に入れた際には、さらに長持ちさせることができる冷凍保存がおすすめです。

冷凍保存する場合は、粒のサイズに関わらず1粒ずつ実を外します。
そのあと、さっと水で洗い、キッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。
ジップロックなどの冷凍用保存袋に平らに並べ、空気を抜いて冷凍室に入れましょう。

冷凍保存なら3~4週間と長期保存が可能ですし、半解凍状態の美味しいぶどうはシャーベットのようなシャリッとした食感でとても美味しいです。
冷凍のままお弁当のデザートにしたり、スムージーにするのもおすすめです。

ぶどうは加工して保存するのもおすすめ

ぶどうは冷蔵や冷凍保存するほか、ジュースやシロップ漬け、ジャムなどに加工して保存することもできます。
また、オーブンなどを使って、レーズンも手作りすることができます。

このように加工を加えることで、生とは違った美味しさを楽しめますし、ヨーグルトやアイスクリームと一緒にいただくなどアレンジの幅が広がります。
レーズンなら1カ月程度、ジャムなら冷蔵保存で2~3週間程度保存OKです。

保存方法別のぶどうの保存期間

ここでは、ぶどうの保存期間について、一覧にまとめてご紹介します。

  • 常温:2〜3日
  • 冷蔵保存:1週間
  • 冷凍保存:3~4週間
  • ジャム:2~3週間
  • レーズン:1カ月

保存方法により、当然保存期間は異なってきます。
それぞれのやり方のポイントやコツを押さえて、自分に合った保存方法でぶどうをおいしく保存しましょう。

秋が旬のくだものぶどうの保存方法まとめ

この記事では、ぶどうの保存についてご紹介してきました。
デリケートなぶどうは、保存の際にひと手間をかけることで長くおいしく保存することができます。
冷凍のぶどうは、いつでも手軽に食べることができますし、そのおいしさは折り紙付きです。
大量のぶどうがあって保存に困っているときには、ぜひ参考にしてみてください。

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