季節の果物は美味しいだけでなく、ビタミンなどの栄養もとれるので、犬にも食べさせたいと思う方もいらっしゃると思います。
体によい栄養成分がたくさん含まれていますが、犬に毎日果物をあげてもよいのでしょうか。
この記事では、犬に果物を毎日あげることについてや、あげる量、あげてもよい果物やあげてはいけない果物についてご紹介します。
また、犬に果物を食べさせるときの注意点についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
犬に果物を毎日あげることについて
果物は味が美味しいだけでなく、ビタミンなどの栄養素がたくさん含まれています。
積極的にとりたい食べ物ですが、犬に毎日あげてもよいのか気になりますよね。
人間同様、毎日食べさせてもよいですが、あげる量に気をつける必要があります。
美味しそうに食べている姿を見ると、ついついたくさんあげたくなると思います。
ですが、果物には体によい成分が含まれているとはいえ、たくさん取りすぎるのは健康被害の原因になります。
きちんと量を管理して、毎日少しずつあげるのがおすすめです。
犬に果物を毎日あげる場合は量に注意しよう
犬に果物をあげる場合は、きちんと量を管理する必要があります。
しかし、どのくらいの摂取量が目安になるのかわからない方もいらっしゃるでしょう。
果物の1日の摂取量の目安は、犬の種類や大きさによって異なります。
基本的には、犬の1日のカロリー摂取量の10%を目安にすると良いと言われています。
りんごや梨なら20gほど、みかんなら3粒ほどが目安になります。
果物には果糖が含まれています。
とりすぎると太る原因にもなります。
果物は美味しいので、犬はもらえるだけ食べてしまいます。
自分で調節することはできないので、飼い主がきちんと管理してあげましょう。
犬にあげてもよい果物について
犬に玉ねぎやにんにくなど、ネギ類の野菜をあげてはいけないというのは知っている方が多いと思います。
果物にも、犬が食べてもよいものとダメなものがあります。
まずはあげてもよい果物をご紹介します。
- りんご
- 梨
- もも
- バナナ
- 柿
- メロン
- キウイ
- パイナップル
- マンゴー
- いちご
- 種のないスイカ
- 皮を剥いたみかん
食べることはできますが、みかんなどの柑橘類の皮は健康被害の原因になるので、必ず剥いてからあげましょう。
また、スイカを人間のように種を取り出すことが、犬にはできません。
種も食べてしまうので、犬にあげるときは種をとってからあげると良いでしょう。
犬にあげてはいけない果物
では、犬にあげてはいけない果物には、どのようなものがあるのでしょうか。
食べさせてはいけない果物は、以下のものなどが挙げられます。
- ぶどう
- プルーン
- いちじく
- レモンやグレープフルーツなど皮を剥かずに食べる柑橘類
特にぶどうはネギ類をあげるのと同じくらい危険なフルーツです。
食べると下痢、嘔吐などの症状を起こす恐れがあり、長引くと命に関わります。
また、プルーンは葉や種、茎を食べることで呼吸困難などの症状を起こすことがあります。
いちじくやレモンやグレープフルーツなどの皮は嘔吐、下痢などの症状を起こす恐れがあります。
少しだけと思って食べさせると、取り返しの付かないことになることもあります。
食べさせてはダメな果物は絶対に食べさせないようにしましょう。
犬に果物を食べさせるときの注意点
犬に果物を食べさせるとき、他にも注意点があります。
果物の大きさ
果物は甘くて美味しいものが多いので、あげると犬も喜びバクバクと丸呑みしてしまうことがあります。
大きい果物をあげると喉に詰まる恐れもあります。
そのため、あげるときは小さくカットしてからあげるようにしましょう。
アレルギーに気をつけること
人間がアレルギー反応を起こすように、犬によっては食べさせてもよい果物でもアレルギー反応を起こすことがあります。
初めて食べさせる果物をあげるときは、少量をあげて健康被害がないかを確認しましょう。
犬は気持ち悪いなど症状を訴えることはできないので、しっかり観察することが大切です。
問題がないことを確認してから、適量を食べさせるようにしましょう。
食べさせる時期
いつから食べさせてよいのか悩む方もいらっしゃると思いますが、基本は成犬になってからあげるようにしましょう。
どうしても子犬に食べさせたい場合は、果物をそのままあげるのは良くないので、消化しやすいようにすりおろす必要があります。
すりおろし少量だけを食べさせるようにしましょう。
まとめ
犬に果物を毎日食べさせることについて解説しました。
果物を毎日食べさせるのはよいですが、食べさせる量に気をつけることが大切です。
また、美味しい果物でも犬に食べさせてはいけない種類もあります。
食べさせても良い果物とダメな果物もご紹介したので、ぜひ参考にしてください。
甘くて美味しい果物を、犬もとても喜んで食べます。
食べさせすぎに気をつけながら、美味しい果物を愛犬とともに楽しみましょう。