犬の食べれる果物やあげてはいけない果物、与え方のポイント

最終更新日:2024/06/01

犬の食べれる果物やあげてはいけない果物、与え方のポイント

犬は人間が食べているものに興味津々。
おやつで食べている果物目がけて、飛んでくることもあるのではないでしょうか。
その可愛さについつい果物をあげたくなりますが、「この果物は犬にあげても大丈夫かな?」と考えてしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、犬の食べれる果物や犬にあげてはいけない果物、子犬に果物を与えていいのはいつから?など、犬に果物をあげる際のポイントや注意点についてご紹介します。

犬の食べれる果物

甘くてジューシーな果物は、犬も大好き。
しかし、犬に与えてもいい果物や、与えてはいけない果物があるので注意が必要です。

そこで、犬に与えていい果物と、果物を与える際の注意点をご紹介します。

犬に与えていい果物一覧

犬に与えてもいい果物は、以下のとおりです。

  • いちご
  • りんご
  • バナナ
  • キウイ
  • メロン
  • みかん
  • スイカ
  • マンゴー

果物はあくまでおやつとしてあげるようにしましょう。
果物には糖質や食物繊維が豊富に含まれているため、愛犬の年齢や体重、運動量を考慮して与えることが大切です。
また、果物を与える際は、細かく刻んだりなど、犬が食べやすい大きさにカットしてから与えるようにしましょう。

このように、犬に与えてもいい果物は色々ありますが、中でもさくらんぼ、パイナップル、柿、瓜を与える際はいくつかポイントがありますのでご注意ください。

人気の果物さくらんぼを犬に与える際のポイント

さくらんぼは皮をむかずにそのまま与えることができますが、注意したいのが「種」です。
さくらんぼの種には、アミグダリンなどの中毒成分が含まれており、種を噛み砕いて体内で消化すると、嘔吐などの症状を引き起こす可能性があります。
犬にさくらんぼを与える際には、必ず種を取り除いてから与えるようにしましょう。
また、愛犬と一緒にさくらんぼ狩りなどを楽しむ方もいらしゃるかもしれません。
その際は、落ちているさくらんぼを種ごと食べてしまわないよう注意しましょう。

夏の果物パイナップルを犬に与える際のポイント

パイナップルは、犬に与えても問題ない果物ですが、与えすぎると消化不良を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
1日の摂取量は、犬の体重や健康状態によって異なりますが、一般的には、体重1kgあたり1.5g程度が目安です。
皮を剥き、芯以外の実を食べやすい大きさにカットして与えましょう。

犬に果物の柿を与える際のポイント

柿は、皮を剥き、種を取り除いて小さくカットして与えることができます。
ただし、熟していない柿や渋柿を与えてはいけません。
熟していない柿は、消化不良などを引き起こす可能性があるため、避けましょう。
渋柿には、アルカロイドという有害物質が含まれているため、犬に与えてはいけません。

犬にあげてはいけない果物

では次に、犬にあげてはいけない果物をご紹介します。
うっかりあげてしまわないようご注意ください。

犬にあげてはいけない果物一覧

  • ぶどう
  • イチジク
  • レモン
  • 柚子
  • プルーン など

ブドウは実はもちろん、皮も食べてしまうと中毒症状を引き起こす可能性があります。
また、レモンや柚子など、酸味が強く皮を剥かない柑橘類も犬には刺激が強く、嘔吐などを引き起こす中毒成分が含まれていますので与えないようにしましょう。

子犬に果物を与えていいのはいつから

子犬は好奇心旺盛で、果物にも興味を持つことが多いですが、子犬に果物を与えていいのはいつからなのでしょうか。

結論から言えば、子犬のうちは果物を与える必要はありません。
それは、子犬は消化器官がまだ未熟だからです。
生の果物は消化に悪く、下痢や嘔吐を引き起こす可能性があります。

せめてワクチンが終わる時期まではドックフードのみを与え、果物などは成犬になってから与えるといいでしょう。

犬に果物を毎日あげても大丈夫なのか

犬に果物を毎日あげても問題ありません。
ただし、おやつとして適量与えるようにしましょう。
また、同じ果物を毎日食べ続けると、栄養が偏ったり、アレルギーのリスクが高まる可能性があるため、注意が必要です

果物は、積極的に食べさせる必要はなく、量を誤ると体調不良を引き起こす可能性があるため、注意が必要です
果物を毎日あげても問題はありませんが、子犬に限らず、犬に果物を与える際は与え方や量に十分配慮することが大切です。

夏におすすめな果物

夏の暑い時期、

  • いつもより食欲がない
  • 動きが鈍い
  • 散歩に行きたがらない
  • 目の輝きがない
  • 白い泡が混ざった黄色い胃液を吐く

などの症状がある場合、もしかすると夏バテかもしれません。
夏バテ予防には水分補給が欠かせませんが、夏の果物は甘味や水分も豊富なので、特に老犬の水分補給には果物がおすすめです。

食が細い老犬には桃がおすすめ

桃は甘味や香りが強く、水分量も多いので、特に食が細い老犬の水分補給におすすめの果物です。
ただし、種と皮は必ず取り除き、与えすぎないようにしましょう。

野菜の瓜も夏の水分補給に与えてもOK

メロンやスイカはウリ科の仲間ですが、野菜の瓜も犬に与えても問題ありません。
一般的に瓜と言われている種類は「真桑瓜(マクワウリ)」で、その真桑瓜にも様々な種類があり、緑や白、黄色と色によって呼び名も異なります。
瓜には90%以上が水分でできているので、夏の水分補給として与えることができます。
ただし、瓜やスイカ、メロンなどのウリ科はアレルギーを引き起こす可能性があります。
少しでも様子がおかしいと感じた場合は、すぐにかかりつけ医に相談することをおすすめします。

犬のおやつや誕生日におすすめの果物レシピ

最後に、犬のおやつや誕生日におすすめの果物レシピをご紹介します。
ぜひ挑戦してみてください。

カリカリ食感がうれしい「りんごチップス」

手作りおやつにぴったりで、作り方も簡単です。
人間も食べられるので、愛犬と一緒に食べてみてはいかがでしょうか。

作り方

  1. 芯を取ったりんごを、スライサーなどを使って薄くスライスする。
  2. 150℃に予熱したオーブンで約30分ほど焼く。
  3. カリカリになるまで、オーブンの中で乾燥させれば完成。

ボリュームたっぷり「りんごのカップケーキ」

焼き上がりは熱いので、必ず冷ましましょう。
一口大にカットしてあげてください。

材料(2個分)

  • りんご:1/8個
  • 小麦粉:20g
  • 卵:1個
  • 牛乳:20cc
  • オリゴ糖:小さじ1/3

作り方

  1. オーブンを170℃に予熱し、りんごを5mm角に切る。
  2. 材料を全てボールに入れ、滑らかになるまで混ぜる。
  3. カップに②の生地を入れ、オーブンに入れて20~25分焼く。
  4. 竹串を刺して生地がつかなければ完成。

まとめ

犬には、与えてもいい果物、与えてはいけない果物があります。
また、缶詰の果物はシロップ漬けで糖分が多く含まれているので、果物は生食、もしくは加熱して与えるようにしましょう。

果物はあくまでもおやつとして、与え方や量に注意しながら、愛犬とのコミュニケーションの1つとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

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