大切な愛犬に与える食べ物は、できるだけ安全で安心なものがベストです。
その中でも、犬の食べれる果物は与える前に気をつけておきたい種類の一つです。
この記事では、犬の食べれる果物の種類や、与え方のポイント、そして注意点などをご紹介します。
また、犬に与えてはいけない果物の種類についても触れていますので、ぜひ一度ご覧ください。
犬の食べれる果物の種類と栄養成分
犬の食べれる果物、もしくは与えても良い主な果物と栄養成分は以下の通りです。
- いちご:ビタミンC
- りんご:ペクチン
- みかん:ビタミンC
- もも:ペクチン
- スイカ:カリウム
- メロン:ベータカロテン
- 梨:水分・カリウム
- パイナップル:ビタミンB2・クエン酸
- キウイフルーツ:アクチニジン
- バナナ:カリウム
- 柿:ベータカロテン・ビタミンC・食物繊維
- ブルーベリー:ビタミンC・ビタミンE・ベータカロテン
この他には、種を除けばさくらんぼも食べられます。
また、柿は熟していないものや渋柿は食べられません。
犬が食べられない果物一覧
上記のように、犬の食べれる果物はたくさんあります。
しかし、犬に与えてはいけない果物もあるので、下記の一覧をご参照ください。
- ブドウ
- イチジク
- レモン
- グレープフルーツ
- ゆず
- プルーン
また、糖質の高いドライフルーツも与えてはいけない果物です。
さらに、糖分の多い果物の缶詰もNGです。
犬の食べれる果物の量
愛犬に果物を与えたい時、どのくらいあげれば良いのか迷うことがありますよね。
犬にとって果物はおやつという位置づけであり、与えすぎは禁物です。
1日の果物の目安量
- 小型犬(5kg以下):10g~20g
- 中型犬(5~20kg):20g~40g
- 大型犬(20kg以上):40g~60g
上記はあくまで目安であり、犬の体重や活動量、健康状態によって調整する必要があります。
初めて与える場合は、少量から始め、様子を見ながら徐々に量を増やしましょう。
犬が食べても良い果物の与え方
犬は雑食動物なので、果物も食べることができます。
しかし、与え方によっては体調を崩す可能性もあるので、注意が必要です。
与え方のポイント
- 皮や種は取り除く:皮や種には、犬にとって有毒な成分が含まれていることがあります。
- 一口サイズにカットする:犬は食べ物をよく噛まずに飲み込むので、喉に詰まらせる可能性があります。
- 冷蔵で冷やして与える:冷やすことで、犬が喜んで食べます。
- 少量ずつ与える:果物は糖分が多く含まれているので、与えすぎると肥満や糖尿病などの原因になります。
おすすめの果物
- バナナ:カリウムが豊富で、便秘解消に効果的
- りんご:食物繊維が豊富で、腸内環境を整える
- イチゴ:ビタミンCが豊富で、免疫力を高める
犬の食べられる果物や野菜を使ってケーキに挑戦
犬の食べられる果物や野菜のみを使えば、手作りのケーキが作れます。
これからご紹介するレシピはとても簡単、果物は食べやすい大きさにカットして野菜をレンジでチンするだけです。
【材料】
- じゃがいも(さつまいもでもOK)
- かぼちゃ
- りんご
- いちご
【作り方】
- じゃがいもとかぼちゃの皮をむいて、レンジで加熱します
- じゃがいもとかぼちゃをつぶし、ペースト状にします
- りんごは皮をむき、いちごはへたをとって、どちらも食べやすい大きさにカットします
- ペーストにしたじゃがいもとかぼちゃを丸く平らに成形し、ケーキのスポンジに見立てます
- 成形した野菜ペーストにカットしたりんごやいちごを挟んで出来上がりです
- 果物を柔らかく仕上げる時は、レンジで短時間加熱してもOKです
犬用のケーキをキレイに仕上げるコツは、じゃがいもとカボチャの色のバランスを考えることです。
犬が果物を食べても良い年齢
基本的に犬に果物を与える年齢は、成犬になってからがベストです。
その理由は、子犬のうちは胃腸の働きが弱く、体調不良の原因となり得るからです。
また、老犬においても同じことが言えます。
そのため、犬に果物を与える時は1歳を過ぎてからが良いでしょう。
そして、7歳を過ぎたら与える果物の量を減らしましょう。
さらに、犬が高齢になったら、みかんやキウイフルーツ、パイナップル、桃などを食べさせるのを控える、もしくは量に注意をしましょう。
犬が果物を食べる時の注意点
果物の魅力の1つは「甘い」ことも挙げられますよね。
これは犬にも同じことが言えます。
しかし、この甘さは糖質の摂りすぎになる可能性があります。
また、果物に多く含まれるカリウムも摂取量に注意してほしい栄養成分です。
さらに、犬が果物を食べることでアレルギーを起こす場合もあります。
そのため、犬が初めて果物を食べる時は少量から始めるのがベストです。
もしも犬が果物を食べた後に異変を感じたら、すぐに病院で診てもらいましょう。
まとめ
愛犬に果物を与える際は、種類や与え方に注意が必要です。
与えすぎは禁物ですが、適切な量であれば、犬にとっても嬉しい栄養源となります。
今回紹介したポイントを参考に、愛犬に安全に果物を与えてあげてください。