フルーツ飴は、屋台でもお馴染みのスイーツですよね。
そんなフルーツ飴は、材料が少なく、自宅でも簡単に作ることができます。
今回はフルーツ飴の作り方や、フルーツ飴に向いてるフルーツ、失敗しない3つのコツなどをご紹介します。
ぜひお試しください。
フルーツ飴とは
フルーツ飴とは、いちごやりんごなどのフルーツに薄く飴を絡めたスイーツです。
屋台でも人気で、パリパリの食感とフルーツのジューシーさが味わえるのが魅力です。
フルーツ飴は少ない材料で作れ、お家で作って楽しむ方も多いようです。
フルーツ飴に向いてるフルーツ
作り方の前に、フルーツ飴に向いてるフルーツを見てみましょう。
フルーツ飴の大敵は「水分」。
フルーツに水分が残っていると、レシピ通りに飴を作っても、固まらないなど、失敗しやすいです。
そのため、フルーツも極力表面の水分がないものが向いています。
例えば、以下などがおすすめです。
- いちご
- みかん
- ぶどう
- りんご
皮がついたフルーツが、フルーツ飴に向いています。
みかんはみかん缶でも作れますが、キッチンペーパーでシロップをよく拭き取り、しばらく乾燥させることがポイントです。
キウイやバナナ、パイナップルもフルーツ飴にすることができますが、熟しすぎるものは崩れやすいので、熟していない固めのものを選ぶようにしましょう。
フルーツ飴作りで失敗しない3つのコツ
次に、フルーツ飴作りで失敗しないためのコツをお伝えします。
失敗しないコツは、以下の3点が挙げられます。
- 砂糖と水の割合
- 水分をしっかり拭き取る
- 加熱中はかき混ぜない
この3つのコツさえ守れば、パリパリとした美味しい飴を作ることができるでしょう。
フルーツ飴作りで重要な砂糖と水の割合
フルーツ飴作りで重要なのが、砂糖と水の割合です。
様々なレシピがあり、割合もそれぞれ異なりますが、おすすめは「砂糖4:水1」の割合です。
砂糖150gなら水25g、砂糖200gなら水50gを目安に飴を作りましょう。
砂糖の種類
様々な種類がありますが、フルーツ飴に適した砂糖は、上白糖またはグラニュー糖です。
茶褐色の三温糖でもフルーツ飴は作れますが、はちみつのような濃い色になるため、フルーツの鮮やかさは少し失われるかもしれません。
上白糖やグラニュー糖の方が、透明でツヤツヤの飴が作れるでしょう。
水分をしっかり拭き取る
砂糖と水の割合を守って作ったはずなのに、飴が固まらないことがあります。
その多くの原因が、何らかの原因で飴に余分な水分が入ってしまったことです。
いちごなどの果物を洗った後、水分をしっかり拭き取らないまま飴を絡めてしまうと、飴が固まらずにベタベタしてしまいます。
そのため、いちごなどの果物を洗った後は、1つ1つキッチンペーパーでしっかり拭き取ることが大切です。
また、ボウルなどの道具も水分をしっかり拭き取っておきましょう。
加熱中はかき混ぜない
鍋で飴を作る際、気になってついつい触りたくなってしまうでしょう。
しかし、砂糖と水を加えて火にかけたら絶対にかき混ぜないことがポイントです。
かき混ぜてしまうと結晶化して飴にならず、ザラザラとした食感になってしまうので、煮詰めている間はかき混ぜないよう注意しましょう。
煮詰まったかどうかの確認方法で、簡単なのは温度計を使うことです。
150度になったら加熱をやめ、すぐにフルーツを絡めていきましょう。
温度計がない場合は、氷水を用意しましょう。
箸や竹串の先に飴をつけて、箸ごと氷水につけて固まればOKの合図です。
基本のフルーツ飴の作り方
ではさっそく、基本のフルーツ飴の作り方についてご紹介します。
これまでお伝えしたコツを参考に下準備をし、以下のレシピを試してみてください。
材料・道具
- お好みのフルーツ
- 砂糖:200g
- 水:50g
- 楊枝または竹串
- クッキングシート
- 鍋
作り方
- フルーツの水分をよく拭き取り、楊枝や竹串に刺しておく。
- 鍋に砂糖と水を入れて混ぜ、強めの中火で火にかける。
- グツグツがだんだん重くなりほんのり色づくまで、10分前後を目安に煮詰めていく。
- 飴が完成したら素早くフルーツを絡ませ、クッキングシートの上で冷ましたら完成。
煮詰める時間は鍋の厚さによって異なるので、温度計や飴の状態をよく見て仕上げましょう。
【簡単】電子レンジで作るフルーツ飴の作り方とコツ
鍋でフルーツ飴を作る方法以外にも、電子レンジで作る方法があります。
火を使わない電子レンジ料理は、お子様と一緒に安心して作れます。
ぜひチャレンジしてみてください。
材料
- お好みのフルーツ
- 砂糖:200g
- 熱湯:50ml
- 浅めの耐熱容器
- 楊枝または竹串
- クッキングシート
作り方
- フルーツの水分をよく拭き取り、楊枝や竹串に刺しておく。
- 浅めの耐熱容器にクッキングシートを敷き、砂糖と熱湯を入れて砂糖の粒子がなくなるまでよくかき混ぜる。
- ②を電子レンジに入れ、500Wで6~7分加熱する。
- 電子レンジから容器を取り出し、フルーツ全体に飴を絡め、クッキングシートの上に置いて冷ましたら完成。
加熱時間は、電子レンジの種類や耐熱容器の大きさ、形状によって若干異なるため、様子を見ながら加熱していきましょう。
飴が黄色っぽくなればOKです。
耐熱容器に事前にクッキングシートを敷くことで、飴がこびりつくことなく、後片付けが簡単になります。
フルーツ飴の賞味期限と保存方法
完成したフルーツ飴の賞味期限と保存方法についてお伝えします。
基本的にフルーツ飴は、パリパリ食感が魅力のできたてが美味しいスイーツです。
賞味期限は当日、遅くても翌日までには食べるようにしましょう。
フルーツ飴は時間が経てば経つほど、フルーツから水分で出てしまいます。
そうなると、飴が溶けてしまいますので、ご注意ください。
特に夏の暑い時期は痛みやすいので、早めに食べてしまいましょう。
どうしても食べきれない場合は、ラップにしっかりと包み、ジップ付きの保存袋に空気を抜いて密閉し、冷蔵庫に入れて保存します。
冷蔵庫に保存したとしても、翌日には食べることをおすすめします。
まとめ
屋台でも人気のフルーツ飴は、自宅でも簡単に作ることができます。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
グツグツ煮た飴や鍋、耐熱容器は熱くなっているので火傷に、ご注ください。