常温で長期保存ができ、開けてすぐに食べることができるフルーツ缶詰。とても便利な食品ですが、フルーツ缶詰のフルーツを食べた後のシロップはどうされていますか?
この記事では、捨てるともったいないフルーツ缶詰のシロップについて、再利用方法や成分やカロリー、役割などについてごまとめました。話題のグレープフルーツの缶詰を入手する方法についてもご紹介します。
フルーツ缶詰のシロップを捨てるのはもったいない
糖度が高いので敬遠されることもあるフルーツ缶詰のシロップですが、実は使い道がいろいろあります。
捨てるのはもったいないので、ちょっと工夫して上手に活用してみませんか。
甘くとろみがあるフルーツ缶詰のシロップは、さまざまなシーンで料理やデザートと併用できます。
フルーツ缶詰のシロップは、下記のようにいろいろ使うことが可能です。
さらに次項からは、フルーツ缶詰のシロップの再利用レシピについて考えてみました。
- 手作りデザートやジュースに使う
- 料理のとろみ付けにする
- 料理の砂糖代わりに使う
フルーツ缶詰のシロップの再利用レシピ
フルーツ缶詰のシロップを使った再利用方法をご紹介します。
作り方は凍らせる・混ぜる・塗るなど、どれも簡単です。
- 凍らせてシャーベットに
- ケーキやクッキー生地、ロールケーキのクリームなどに混ぜ込む
- 紅茶に入れてフルーツティーに
- 炭酸水で割って炭酸ジュースに
- フルーツソースにする
- さつまいもなどのシロップ煮に使う
- 照り焼きに活用する
- 焼肉のタレに入れる
- はちみつと混ぜる
- フルーツ寒天に混ぜる
- ポテトサラダやマカロニなどの甘みにする
- カレーやシチューのコク出しに
フルーツ缶詰のシロップはそのまま飲んでも良いのか
開封するだけでそのまま食べることができる缶詰のフルーツは、とても手軽で便利です。
美味しく果実をいただいた後は、残るのはシロップですよね。
捨てるのはもったいないので、そのままジュースのように飲もうとする方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、フルーツ缶詰のシロップは非常に甘いので、そのまま飲むと健康に良くないのではという懸念も抱かれるのではないでしょうか。
フルーツ缶詰のシロップとはどのようなものなのか、成分やカロリー、役割について調べてみました。
フルーツ缶詰のシロップの成分
フルーツ缶詰のシロップの成分は、糖液や食品添加物です。
その糖液はでんぷんから作った「果糖ぶどう糖液糖」からできています。
果糖ぶどう糖液糖は大変糖度が高く、非常に甘いという特徴があります。
糖分の取りすぎは肥満や生活習慣病、糖依存症などの原因となりかねません。
場合によっては血糖を急上昇させ、体の負担になることもあります。
フルーツ缶詰のシロップをそのまま大量に飲むなどは、健康のためにも避けたほうが良いでしょう。
缶詰のフルーツには栄養がありますが、フルーツが浸かっているシロップは糖分が多いので飲むことはおすすめしません。
糖分や添加物が気になる方は、ラカントやてんさい糖などの自然の甘みを活かしたものや、添加物の少ないものを選ぶのが良いでしょう。
フルーツ缶詰のシロップのカロリー
フルーツ缶詰のシロップは大変甘いので、そのカロリーも気になるところではないでしょうか。
一例として、みかんの缶詰のカロリーについてご紹介します。
みかんの缶詰では、100gあたりのカロリーは約60kcalと言われています。
砂糖に置き換えると、大さじ1杯と少しぐらいです。
大さじ1杯は15gで、砂糖15gのカロリーは58kcalと言われています。
フルーツ缶詰は生のフルーツと比べ、どうしても糖分が多くカロリーも高めな傾向にあるでしょう。
美味しいからと言ってフルーツ缶詰のシロップをすべて飲み干すと、糖分過多になることもあるかもしれません。
シロップの役割-なぜフルーツ缶詰はシロップ漬けになっているのか
健康効果の高いフルーツですが、なぜ缶詰ではカロリーがあり非常に甘いシロップに浸けられているのでしょうか。
フルーツ缶詰がシロップ漬けになっているのは、中身の品質を保つためです。
水分に微生物が付着すると、フルーツの劣化が始まってしまいます。
缶詰の中身を変質させないためには、微生物が繁殖しない環境を作る必要があります。
そこで、缶詰に糖度の高い糖液を入れて、微生物が繁殖しない状態を作り出しているのです。
糖分は水分を吸収する働きがあるため、缶の中の食材に微生物が付着しにくくなります。
密封して加熱処理をし、シロップ糖浸けにすることで、長期保存が可能になっているのです。
フルーツ缶詰のシロップの保存方法
フルーツ缶詰のシロップを保存するには、小さめの密封容器に分けておきましょう。
小分けにして冷凍しておくと、料理やデザートに使う時に便利ですよ。
缶に入れっぱなしで保存すると、缶の内側にメッキされているスズが空気にふれ、溶けることがあります。
スズが溶け出すことにより、中身が変色したりするケースもあるようです。
必ず別の容器に移し替えて保存することをおすすめします。
日持ちは冷蔵庫の場合は1〜2日、冷凍した場合の保存期間は、2週間ほどです。
グレープフルーツの缶詰が売っている場所
最後に、なかなか売っていないという人気の缶詰についてご紹介します。
なかなか手に入らないそのアイテムとは、グレープフルーツの缶詰。
グレープフルーツは、ひとつひとつ皮をむくのがなかなか面倒ですよね。
缶詰ですと、面倒な皮むきも不要ですぐに美味しく食べることができます。
グレープフルーツは中には苦いと感じるものもありますが、缶詰ならシロップに浸けられているので苦味を感じることも少ないでしょう。
また、グレープフルーツの缶詰は、テレビ番組でもチーズと一緒に紹介されていました。
チーズと一緒にサラダにして食べると、グレープフルーツの酸味がアクセントになって美味しいそうですよ。
注目されている話題沸騰のグレープフルーツの缶詰は、以下の店舗で入手できます。
しかし、お店によっては人気ゆえ品切れだったり、取り扱いがない場合などもあるでしょう。
そのような時は楽天市場やアマゾン、Yahooショッピングなどの通販がおすすめです。
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