表示を見ると安心さが伝わる「国産」の文字。国産と名の付く商品は数多くありますが、特に果物は国産にこだわる方が多いのではないでしょうか。この記事では、国産フルーツを使った缶詰に注目して、おすすめの商品や、健康効果。そしてアレンジレシピなどをご紹介します。
国産のフルーツ缶詰の種類
スーパーやコンビニエンスストアで気軽に購入できるフルーツ缶詰。その中でも「国産」と表示のあるフルーツ缶詰にはどのような種類があるのでしょうか。
【代表的なフルーツ缶詰一覧】
- みかん
- もも(白桃・黄桃)
- パイナップル
- りんご
- さくらんぼ
- ぶどう
- なし(洋梨・ラフランス)
この他には果実に分類されるくるみなどの缶詰もあります。
国産のフルーツ缶詰の4つの魅力
フルーツ缶詰の魅力、それは
- どこでも買える
- 賞味期限が長い
- 価格が安定している
- 常温保存が可能(未開封)
このように、自宅に常備しておけ、さらに賞味期限が長いので、災害用備蓄としても活躍します。
缶詰にならない果物
先ほどの一覧に入っていない果物。例えば、バナナやいちごはとても人気のある果物です。それではなぜフルーツ缶詰として販売されていないのでしょうか。その理由は、果物の生産時期や、缶詰にした時の味、そして見た目の違いにあるようです。まずひとつ目に、缶詰は長期保存を目的として作られいます。そのため、一年中生産量が安定している果物あまり缶詰にならない傾向にあります。次に、缶詰は加熱殺菌をして製造されます。この製造方法で味が低下する、もしくは色が悪くなる。このような果物はフルーツ缶詰に向いていないと言えます。
フルーツ缶詰の国産表示基準
フルーツ缶詰の購入基準はひとそれぞれです。しかし、原産国や製造元は気になるところですよね。まず原産国とは、果物の産地ではなく、製造を行った国を指します。そのため、原産国が表示されていないフルーツ缶詰は製造元を確認するとわかりやすいです。このようなことから、たとえ海外産の果物であっても製造している国が日本ならば、国産の缶詰と表示されます。もしもフルーツ缶詰が国産なのか気になった場合は、缶詰の表記を見分け方の基準としましょう。安全性を第一にフルーツ缶詰を購入するなら、このような表記もしっかりと確認する必要があります。
人気ランキング上位の国産フルーツ缶詰
それでは国産のフルーツ缶詰の人気商品をメーカーごとに見ていきましょう。
はごろもフーズで人気のフルーツ缶詰
沖縄県産パインアップル
その名の通り、沖縄県産のパイナップルを使った缶詰です。くさび形にカットされていてとても食べやすいと評判です。また、ヘビーシラップで甘みを強く感じます。
山形県産ピオーネ
旬の時期に収穫した山形県産のピオーネを使用した缶詰です。限定品のため、手に入らない時期もあります。シラップを切り、凍らせて楽しむ方法がおすすめです。
明治屋で人気のフルーツ缶詰
日本のめぐみ 日本育ち5種の果実
無着色の山形県産白桃と黄桃、さくらんぼ。そして九州産の青みかんと青森産のりんごがミックスされています。さまざまな種類の果実が楽しめるので、フルーツあんみつに向いています。
日本のめぐみ 山形育ちらふらんす
食べごろに熟したラフランスを薄切りに仕上げた缶詰です。香りや歯ごたえが特徴で、そのまま食べる方法がおすすめです。
K&K(国分)
にっぽんの果実 愛媛県産 紅まどんな
紅まどんなのゼリーのような食感を活かした缶詰です。果汁をたっぷり含ませるために内皮を残して作られています。紅まどんなは愛媛県のオリジナルの品種です。
にっぽんの果実 岩手県産 ブルーベリー
岩手県産の大粒のブルーベリーを使用した缶詰です。フルーツ缶詰の味の決め手のシラップには高級和菓子に使用される白ざら糖を採用しています。産地、そしてシラップにこだわった上品な味が人気です。
Kanpy(加藤産業)
国産 厚切りりんご
厚切りにカットされたりんごが食べ応え十分の缶詰です。そのまま、もしくはデザートのトッピングにおすすめです。
国産 大粒みかん
一粒のサイズが大きくしっかりとした食感が人気です。そのまま楽しむ方が多いところも特徴です。
お得に国産フルーツ缶詰を購入するには
味は同じだけれど、お得に国産のフルーツ缶詰を購入するなら、訳あり商品がおすすめです。訳ありと言っても、品質や味に影響があるものではなく、缶が少しへこんでいる。もしくは傷がついているなど、食べるだけなら気にならないような缶詰です。このような商品は訳あり品として通常の値段よりも低く設定されています。自宅でフルーツ缶詰を楽しむだけなら、このような訳あり品も狙い目です。
ギフトにおすすめな国産フルーツ缶詰
国産のフルーツ缶詰は、ギフトとしても人気があります。また、ギフト用のフルーツ缶詰は、その季節になるとさまざまなセットで販売されます。ギフト用のフルーツ缶詰のセットは、3,000円〜6,000円が相場の値段で、価格の幅が広く選びやすいところも魅力です。
お祝い事にぴったりの国産フルーツ缶詰ギフト
フルーツ専門店の新宿高野は、新鮮な果物の他、果物を使ったさまざまな商品を取りそろえています。中でも「国産フルーツ缶詰セット6入」は、みかん(2個)、白桃、りんご、ラ・フランス、さくらんぼがセットになっています。また、高級感を感じる缶詰のパッケージなので、贈り物としてとても喜ばれます。購入は新宿高野のオンラインの他、amazonなどが便利です。
ネット通販を賢く使う
フルーツ缶詰のセットは、個数にもよりますが、とても重たく持ち運びが大変です。そのため、直接自宅に届ける方法がベストです。このような方法でギフトを送るなら、ネット通販が1番おすすめです。お店によっては熨斗に対応していたり、送料無料の場合もあります。
国産フルーツ缶詰の健康効果
なぜ国産のフルーツ缶詰が人気があるのか。その理由はまず産地が明確になっていることで安心感があるというところでしょう。例えば輸入されたフルーツ缶詰は、栽培されている国の農薬の使用基準が気になりますよね。その点、国産で産地が明記されているフルーツ缶詰なら安心感があります。そしてもうひとつ気になることと言えば缶詰のフルーツで健康効果はあるのかです。
缶詰フルーツと生のフルーツの違い
缶詰にされたフルーツ。そして生のフルーツの大きな違い。それは、シラップを使用しているか。そして加熱処理をされているかどうかです。缶詰に使用する果物にもよりますが、一般的に加熱処理をした果物はビタミンなどの栄養が減少すると言われています。しかし全く栄養がなくなるわけではないのでご安心を。また、缶詰にすることで、逆に栄養が豊富になる果物もあります。
フルーツ缶詰は国産でも添加物が使われている
一般的なフルーツ缶詰には、少なからず添加物が使用されています。その種類は、砂糖やクエン酸、酸化防止剤などです。このように添加物と耳にすると体に悪いイメージがありますが、体に悪影響を及ぼす量は含まれていません。もしも、フルーツの缶詰で「無添加」の表示があるものを見かけたとしたら、それは果物の栽培の場合が多いと思います。
ダイエットに国産のフルーツ缶詰は向いている?
ダイエットをしている方が積極的に取り入れる食材といえば果物です。先ほども触れた通り、果物は缶詰に加工するための加熱処理で栄養が失われることがあります。しかし、ダイエットに効果的なビタミンcやカリウム、ベータカロテンなどの栄養は残っています。そこで気になる点といえば糖分です。缶詰のフルーツはシラップ漬けになっているので糖分が高めです。そのため糖質制限をしている方にはフルーツの缶詰は向いていません。しかし缶詰のフルーツが全くダイエットに向いていない訳ではありません。重要なのは正しい食生活と運動です。このようなことから、ダイエット中にフルーツ缶詰を食べる時は、食べ過ぎに注意しましょう。
国産のフルーツ缶詰を使ったおすすめレシピ
フルーツの缶詰はそのまま食べる、もしくはアレンジして食べる方法がおすすめです。
もち麦と缶詰フルーツのデザート
プチプチとモチモチの食感が楽しいもち麦。ごはんに混ぜたり、スープの具材として人気があります。その人気の秘密は玄米の4倍もある食物繊維の豊富さです。もち麦を使ったデザートの材料は、もち麦大さじ2、ココナツミルク100ccにはちみつもしくはオリゴ糖を準備します。もち麦を1時間水に浸し、柔らかくなるまで茹でます。ココナツミルクにはちみつなどを加え、もち麦とお好きなフルーツ缶詰を入れて冷やせば完成です。また、もち麦はココナツミルクで煮てもOKです。
フルーツティー
お好きな紅茶に缶詰のフルーツを加えてフルーツティーを作りましょう。作り方はとても簡単。お好きな紅茶にフルーツ缶詰を加えるだけです。フルーツに合う紅茶は、茶葉で入れたものや、ティーバッグの他、ペットボトルの紅茶でも作れます。また、ルイボスティーなどのハーブティーも良く合います。さらに、フルーツティーにレモン汁などを加えて、ゼラチンで固めると、おいしいゼリーが出来上がります。
災害用として国産フルーツ缶詰を備蓄する
ご家庭では災害時の食事用として魚や肉の缶詰。または水だけで炊けるお米などをを備蓄している方も多いと思います。その非常用の備蓄品の中にフルーツ缶詰を加えてみませんか?急な災害時に見舞われた時、重要なのは安全の確保、そして水や食料です。しかし、そのような緊急時は、甘いもので気持ちを落ち着けたい時があるものです。そこでおすすめなのが、賞味期限の長いフルーツ缶詰です。もしも非常袋に余裕があるなら、フルーツの缶詰を1〜2個入れておきましょう。
非常食として缶詰フルーツが賞味期限を迎えたら
フルーツの缶詰に限らず、非常用として備蓄している食料はいつか賞味期限を迎えます。賞味期限を過ぎてしまった缶詰は、品質が落ちるのであまりおいしいとはいえません。そのため、できるだけ賞味期限内に使い切ることが大切です。このようなフルーツの缶詰は、フルーツ飴にして楽しむ、または凍らせてシャーベットとして楽しんでみましょう。また、日持ちをさせるなら、パンやクラッカーに塗るジャムとしてリメイクする方法もおすすめです。