子犬に果物をあげて良いのはいつから?あげて良い果物と悪いもの

最終更新日:2024/08/20

子犬に果物をあげて良いのはいつから?あげて良い果物と悪いもの

子犬にはいつから果物をあげても良いのか、悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子犬に果物をあげて良い時期や、子犬が食べて良い果物と食べてはいけない果物、あげる時の注意点などについて解説します。

子犬に果物をあげられるのはいつからか

愛犬には、栄養のある愛情こもった食事で健康に長生きしてもらいたいもの。

子犬にとって、果物は栄養満点のおやつとして与えることができます。
しかし、時期や与え方によっては体調を崩す可能性もあるため、注意が必要です。

果物を与えられる時期

いつから子犬に果物をあげても良いのか、悩む方もいることでしょう。

子犬に果物を与え始める時期は、生後5ヶ月〜6ヶ月頃が目安です。
この時期になると、消化器官が十分に発達し、果物を安全に消化できるようになります。

しかし、子犬によっては消化器官の発達が遅い場合もあります。
初めて果物を与える際は、少量ずつ様子を見ながら与えましょう。
下痢や嘔吐などの症状が出ないことを確認してから、徐々に量を増やしましょう。

子犬が食べていい果物

ここでは、子犬が食べても問題のない果物を一覧でご紹介します。

  • アサイー
  • アセロラ
  • いちご
  • オレンジ
  • キウイ
  • クコの実
  • さくらんぼ
  • スイカ
  • パイナップル
  • バナナ
  • マンゴー
  • みかん(果肉)
  • メロン
  • ライチ
  • りんご

子犬が食べてはいけない果物

ここでは、子犬をはじめ、犬にあげてはいけない果物をご紹介します。

アボカド

人間には害はありませんが、犬が大量に摂取すると下痢や嘔吐などの中毒症状を引き起こす可能性がある、ペルシンという成分が含まれます。
大きな種があるアボカドには、誤飲による腸閉塞のリスクも無視できないでしょう。

イチジク

イチジクは、犬がアレルギーを引き起こす原因になる、フィシンとソラレンという成分を含んでいます。
皮や葉だけではなく、果肉にも中毒性のある成分を含むので、口の中の炎症や嘔吐の原因になるリスクがあります。

柑橘類

みかんなどの皮や薄皮、白いすじなどは子犬にとって消化が良くありません。
特に、青い未熟なみかんには植物毒が含まれており、嘔吐や下痢の原因になることがあります。
グレープフルーツなども、大量摂取すると中毒や消化不良を起こすことがありますので、おすすめできません。

ドライフルーツ

乾燥しているドライフルーツは栄養も凝縮されていますが、糖分も高いです。
食物繊維も豊富ですので、軟便や下痢を引き起こすこともあります。

プルーン

豊富なカリウムを含んでおり人間にとっては健康に良いですが、犬の場合は高カリウム症になるリスクがあります。
特にドライフルーツのプルーンは、乾燥することで栄養が凝縮されますので食べさせないでください。

ぶどう

ぶどうは子犬をはじめ、犬には食べさせてはいけない食材です。
中毒症状が続くと腎不全になるリスクがあり、場合によっては命にかかわることが知られています。

特に注意が必要なのは、ぶどうの成分が凝縮された干しぶどう(レーズン)です。
レーズンはひとつひとつが小さく、大量に食べてしまうこともあります。
愛犬の近くには置かないように心がけましょう。

子犬が消化できる果物の量とあげ方

まだ胃腸が発達していない子犬が消化できる果物の量と、おすすめの食べさせ方をご説明します。

子犬が消化できる果物の量

子犬に果物をあげる量は、1日分の食餌のうち、1割以下にするのが目安と言われています。
初めての果物をあげる時は、ごく少量から食べさせるようにしましょう。

子犬への果物のあげ方

子犬はまだ胃腸の働きが発達していないので、果物は下痢や嘔吐を起こしやすくなっています。
加熱した方が子犬にとっては消化しやすいです。
そのまま食べさせる生食は、避けたほうが良いでしょう。

りんごを例に挙げると、りんご煮など、加熱するのがおすすめです。
どうしても生であげたい場合は、すりおろしたり、細かく刻むようにしましょう。

子犬に果物は必要か

子犬に果物は必要なのか、疑問に思う方もいるかもしれません。

もともと犬は、肉食動物です。
そのため、犬は果物を摂取しなくても十分元気に生きていけます。
必要な栄養素はドッグフードから摂ることができます。
果物はおやつや補助食としての役割が強くなるでしょう。

子犬に果物をあげる時の注意点

子犬をはじめ、犬にとって果物は必須の食餌ではないですが、おいしいものは愛犬と一緒に味わいたい時もあるでしょう。
そこで、子犬に果物をあげる時の注意点をご紹介します。

皮や種、芯や葉や茎などは取り除く

果物や皮や種にも豊富に栄養を含むものが多いですが、子犬にあげる際は果肉の部分だけをあげましょう。
消化に良くない種などは、誤飲することで腸閉塞などを引き起こす危険性があります。

ごく少量から食べさせる

多くの栄養が含まれているからといって、子犬にたくさんの果物を食べさせてはいけません。
果物には果糖が含まれます。
たくさん果物を食べさせて糖分を摂りすぎてしまうと、肥満や虫歯につながりやすくなります。

愛犬の健康のためには、過度に食べさせないようにしましょう。

アレルギーに注意する

果物にアレルギー反応を引き起こす犬もいます。
最初はごく少量から食べさせ、もし愛犬の調子が悪くなるようなら、動物病院で医師に相談しましょう。

まとめ

子犬に果物を与える際は、時期や与え方に注意が必要です。
与えて良い果物と与えてはいけない果物を理解し、適量を与えるようにしましょう。

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