果物の種類別におすすめの保存方法や保存期間をご紹介

最終更新日:2024/09/25

果物の種類別におすすめの保存方法や保存期間をご紹介

美味しい果物を長持ちさせるためには、保存方法はとても重要です。
しかし、保存方法は果物によって異なります。
そこで今回は、常温保存がおすすめの果物や、冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめの果物、それぞれ保存できる期間についてご紹介します。

また、カットした果物の保存方法や、保存食にして保存する方法についても併せてご覧ください。
果物を長持ちさせて、美味しくいただきましょう。

常温保存がおすすめな果物

果物は種類によって、常温保存が適しているものと冷蔵保存が適しているものがあります。

一般的に、果物は完熟する前に収穫されています。
そのため、完熟していない果物を冷蔵庫に入れると熟成が進みません。
購入した時点で完熟していない果物は常温で保存し、追熟する必要があります。

また、追熟は必要なくても、常温保存がおすすめの果物もあります。
下記で常温保存でおすすめの果物の保存方法をご紹介します。

バナナ

バナナは、吊るして常温保存するのがおすすめです。
保存温度は、15度以上を目安に保存しましょう。
シュガースポットと呼ばれる黒い点が出始めたら食べごろです。
そのため、黒い点が出始めたら、追熟を止めるために冷蔵庫で保管しましょう。

メロン

メロンは、追熟が必要な果物です。
風通しがよく、直射日光の当たらない場所で保存しましょう。
20~25度くらいが適温です。
枝がしおれて、お尻が柔らかくなってきたら食べごろです。
完熟状態のメロンを保存したい場合は、保存袋に入れ、袋の口を締めて冷蔵庫にいれましょう。

桃は痛みやすく、日持ちしない果物です。
キッチンペーパーで包み保存袋に入れ、袋の口を締めて常温保存します。
冷やして食べたい場合は、食べる1~2時間前に冷蔵庫に入れましょう。

みかん

みかんは追熟は必要ない果物ですが、風通しのよい常温で保存するのがおすすめです。
ヘタを下にして、ダンボールやかごなどに入れて保管しましょう。

オレンジ

オレンジは輸入されているものが多く、こうした輸入オレンジは果皮に防カビ剤などが使われているため、痛みにくくなっています。
1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、風通しのよい常温で保存するのがおすすめです。

冷蔵庫で保存するのがおすすめな果物

高い温度が苦手な果物や、追熟が進んでしまう果物は、冷蔵庫で保存しましょう。
種類別で、おすすめの保存方法をご紹介します。

ぶどう

ぶどうは、温度や湿度が高いと、傷んだりカビが生えたりします。
新聞紙やキッチンペーパーで房のまま包み、野菜室で保存するのがおすすめです。
また、洗って保存すると、傷みやすくなります。
ぶどうは洗わずに野菜室で保存し、食べる直前に洗いましょう。

梨も、新聞紙やキッチンペーパーで1つずつ包み、保存袋にいれて乾燥しないよう密閉し、野菜室で保存するのがおすすめです。
保存するときはヘタを下に向けると、甘みが全体に広がり美味しくなります。

りんご

りんごは常温保存も可能ですが、追熟の必要がないため、冷蔵庫で保存するのもおすすめです。
1つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて口をしっかり縛り野菜室に入れましょう。

ただし、りんごを野菜室に入れるときは注意が必要です。
りんごはエチレンガスを出し、他の野菜や果物の熟成を進めてしまいます。
保存の仕方を間違えると、他の果物や野菜を痛めてしまうことがあるので気をつけましょう。

いちご

いちごは傷みが早いので、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
まず、柔らかくなっているものや、黒ずんでいるいちごは取り除きます。
いちごを保存するときは、水洗いしないようにしましょう。

次に、アルミホイルを敷いて、ヘタが下になるようにいちごを並べます。
いちご同士がぶつかり合わないようアルミホイルを使って仕切りを作ります。
さらに上からアルミホイルをかぶせて全体を包み、冷蔵庫で保存しましょう。

柿は、濡らしたキッチンペーパーでヘタを覆って、1つずつラップで包み、保存袋に入れて野菜室で保存するのがおすすめです。
ヘタを下向きにして保存すると、保存期間が長くなります。

長期保存するなら冷凍保存がおすすめ

長期で保存したい場合は、冷凍保存するのがおすすめです。
保存方法は果物の種類にもよりますが、基本的な方法をご紹介します。

まず、果物の皮やヘタ、種などをすべて取り除きます。
次に、食べやすい大きさにカットして、金属製のバットなどに果物が重ならないように並べて、冷凍庫に入れましょう。
果物が固まったら、冷凍用の保存袋に入れて保存します。

果物の保存期間

常温や冷蔵庫などで保管した果物は、どのくらいの期間保存することができるのでしょうか。
保存できる日数に決まりはありませんが、目安を一覧でご紹介します。

  • バナナ…常温3〜4日、冷蔵15日、冷凍1カ月
  • メロン…常温5~7日、冷蔵2~3日、冷凍3週間
  • 桃…常温2~3日、冷凍1カ月
  • みかん…常温3週間、冷蔵2週間、冷凍1カ月
  • オレンジ…常温7日、冷蔵3週間、冷凍1カ月
  • ぶどう…常温2日、冷蔵3~5日、冷凍3~4週間
  • 梨…常温3日、冷蔵10日、冷凍1カ月
  • りんご…常温1カ月、冷蔵2カ月、冷凍1カ月
  • いちご…冷蔵10日、冷凍1カ月
  • 柿…常温5日、冷蔵2週間、冷凍3カ月

保存できる期間についてご紹介しましたが、あくまでも目安です。
夏場などの暑い時期は常温でも適正温度ではなく、傷んでしまうこともあります。

また、日持ちはしても、味や風味はおちてしまいます。
果物を美味しく食べるためには、できるだけ早めに食べきることがおすすめです。

カットした果物の保存方法

一度に食べきれなそうな果物は、カットしてから保存しましょう。
カットした果物は、冷蔵保存がおすすめです。
切り口が空気にふれることで、乾燥し味や風味が落ちてしまいますので、切り口にラップをしてから冷蔵保存しましょう。

一度切った果物は、日持ちはしません。
冷凍保存したり、次の日には食べきりましょう。

果物は保存食に

果物の保存方法は、常温・冷蔵・冷凍以外に保存食にする方法があります。
保存食としておすすめの方法をご紹介します。

ジャム

まず1つ目は、ジャムです。
果物と砂糖を煮詰めて作ることができます。

ドライフルーツ

2つ目は、ドライフルーツです。
果物を天日干ししたり、オーブンで乾燥させて作ることができます。

砂糖漬け

3つ目は、砂糖漬けです。
果物と氷砂糖を保存容器に入れて作ります。
ジュースにしたり、お菓子や料理に使えたり幅広く使うことができます。

保存食に加工することで果物をそのまま食べるのとは違った楽しみ方ができます。

まとめ

この記事では、果物の保存方法についてご紹介しました。
果物は種類によって、保存方法が異なります。
基本的な方法をご紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。

また、冷凍保存することで長期保存もできます。
果物を上手に保存し、美味しい果物をいただきましょう。

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