大切な愛犬は、毎日栄養や健康面を気にしながら食事を与えている方が多いと思います。
そこで気になる、または注意すべきことは、食べても良いものと食べてはいけないものの区別です。
犬は食べても良い果物と食べてはいけない果物があります。
そこで今回は、果物の中でも南国フルーツの代名詞「パイナップル」を、犬が食べても大丈夫なのかについて解説します。
パイナップルは犬が食べても大丈夫？
南国を象徴する代表的な果物といえば、パイナップルです。
パイナップルは程よい酸っぱさとジューシーな甘さのある人気の果物です。
そのパイナップル、愛犬が食べても大丈夫か気になりますよね。
その答えは、「犬はパイナップルを食べても大丈夫」です。
ただし、犬にパイナップルを与える時は、いくつかのポイントと注意点とがあります。
以下で解説しますので、ぜひご覧になってください。
犬に与えられるパイナップルの量
人間と同じように、犬もパイナップルを1日に食べる目安の量があります。
特に愛犬の健康や栄養面を考えるなら、与える量はとても大切です。
基本的に、犬にパイナップルを与える時は、1日の最適カロリー量の10％以内がベストです。
ただし、この目安は体格や運動量によって異なります。
そのため、以下の一覧を参考に、愛犬にパイナップルを与えましょう。
- 小型犬（体重10kg以下）：2切れ
- 中型犬（体重25kg未満）：4切れ
- 大型犬（体重25kg以上）：6切れ
また、体重が4kg未満の超小型犬は、1切れを目安に与えましょう。
ちなみに、パイナップルを1切れサイズに切る時は、縦に1/8サイズにカットします。
さらに、2〜3cm幅に切ると、量がわかりやすくなります。
パイナップルを犬に与えるタイミング
犬にパイナップルを与える時は、栄養効果が高まるタイミングがベストです。
例えば、お散歩や遊んだ後、そして暑い日などは、犬はとても疲れています。
そのような時にパイナップルを与えると、クエン酸の効果で疲労回復が期待できます。
もちろん、カロリーを計算した上でなら、パイナップルをおやつとして犬に与えてもOKです。
ただし、犬の体調が悪い時などは、パイナップルは与えない方が良いでしょう。
また、犬に毎日パイナップルを与える時は、目安の量よりも少なめがおすすめです。
犬にパイナップルを与える時の3つの注意点
犬にパイナップルを与える時は、以下の3つの注意点に気をつけましょう。
パイナップルは果肉部分（可食部）を与える
パイナップルの皮や葉（へた）、そして芯がある部分は硬く、トゲがあります。
そのため、犬に与えてはいけません。
アレルギー
パイナップルには、犬がアレルギーを起こす可能性のある成分が含まれています。
もしも下痢や吐くなどの症状が出た場合は、医師に相談をしましょう。
初めてパイナップルを与える場合は、少量からスタートしましょう。
パイナップルの加工品は与えない
パイナップルの加工品、例えば缶詰やドライフルーツ。
さらに、市販のパイナップルジュースは、犬にとっては糖質が多すぎます。
また、油や添加物が含まれている可能性もあるので、与えないようにしましょう。
犬が喜ぶパイナップルの与え方
基本的に犬にパイナップルを与える時は、そのまま生がおすすめです。
もしくは、調味料や油などを加えずに調理したものなら大丈夫です。
また、犬の大きさに応じて、パイナップルを適量のサイズにカットするなど切り方に工夫をしましょう。
さらに、パイナップルのみをジュースにしたり、凍らせるととても食べやすいのでおすすめです。
ただし、凍らせたパイナップルは半解凍してから与えましょう。
子犬にパイナップルを与える場合は、すりおろす方法がおすすめです。
特に暑い夏は、凍らせたパイナップルのみをスムージーにする方法も良いでしょう。
犬が食べられる・食べられない果物一覧
パイナップル以外の果物で、犬が食べられるものを最後にご紹介します。
また、食べられない果物もあるので、こちらもあわせてご紹介しますので、参考にしてください。
犬が食べられる果物
パイナップル以外で犬が食べられる果物は以下の通りです。
- いちご
- バナナ
- りんご
- みかん
- スイカ
- 梨
- もも
- メロン
- マンゴー
- 柿
- ブルーベリー
犬に与えてはいけない果物
犬が成犬、もしくは子犬に関わらず、与えてはいけないNGな果物は以下の通りです。
- ブドウ
- いちじく
- レモン
- グレープフルーツ
- プルーン
また、さくらんぼは、果実自体は犬が食べてもOKですが、種はNGです。
まとめ
犬はパイナップルを食べても大丈夫です。
与える際には、適量を守り、食べやすいように小さくカットして与えましょう。
また、愛犬の体調や体質に合わせて、様子を見ながら与えるようにしてください。
