みかんを食べ過ぎると手足が黄色くなると聞いたことはありませんか?
これはみかんに含まれる成分によって起こる症状ですが、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。
この記事では、みかんを食べ過ぎると手足が黄色くなることや対処法、みかんの食べ過ぎで起こる胃腸の不調、みかんを食べ過ぎると太ることについてご紹介します。
また1日に食べてもよいみかんの量もご紹介するのでぜひ参考にしてください。
みかんを食べ過ぎると手足が黄色くなる
みかんは冬が旬の果物ですが、早いものだと9月から出回り、3月頃まで市場に出回ります。
また、4月から5月ごろにかけて収穫できる夏みかんなどもあります。
甘酸っぱい味がくせになり、一日に何個も食べてしまう方も多いと思います。
しかし、なんでも取りすぎるのはよくありません。
みかんを食べ過ぎるとどうなるのか気になりますよね。
まず、一番よく言われるのが、手のひらや足の裏などが黄色くなることです。
手の色が黄色くなったりする症状は「柑皮症(かんぴしょう)」と呼ばれています。
原因は、みかんの色素の「β-クリプトキサンチン」です。
β-クリプトキサンチンはカロテノイド色素の一種で、脂肪組織などに蓄積されます。
皮膚に近い脂肪に溶け込みやすいので、手のひらや足の裏などが黄色くなるのです。
みかんの食べ過ぎで手足が変色したときの改善方法
みかんを食べ過ぎると手のひらや足の裏が黄色くなることを説明しましたが、この症状は体に悪い病気があるなどの症状ではありません。
食べ過ぎで起こる症状なので、改善したい場合は食べないことが改善策になります。
カロテノイド色素が体内から減れば徐々に色は元に戻ります。
早い場合は数週間で戻りますが、人によっては数カ月かかる場合もあります。
すぐに色が戻らないこともあるので、みかんを食べ過ぎないように普段から気をつけることが大切です。
みかんの食べ過ぎで胃腸の不調が起こる
みかんを食べ過ぎて吐く、下痢をする、おなかが痛いなどの症状が出ることがあります。これはどんなことが原因になるのでしょうか。
みかんには健康や肌の調子を整えてくれるビタミンCが豊富に含まれています。
しかし、ビタミンCは過剰に摂取すると腹痛や下痢、吐き気などの症状を引き起こすことがあります。
また、みかんには食物繊維も含まれています。
適量なら腸内の環境をよくしたり、便通をよくするなどの良い効果が期待できます。
しかし、取りすぎることで腹痛や下痢の原因になります。
ビタミンCも食物繊維も適量なら体に良い成分です。
取りすぎないように気をつけましょう。
みかんを食べ過ぎると太る
みかんの種類によっても異なりますが、日本の代表的なみかんの「温州みかん」のカロリーは100gあたり45kcalで、糖質は11.0g前後です。
カロリーは決して高いものではありません。
しかし、みかんは満腹感を感じにくい果物です。
甘酸っぱい美味しさがくせになり、気づいたらすごい量を食べていたなんてこともあると思います。
1個あたりのカロリーは高くなくても、たくさん食べればそれだけ体に蓄積され太ります。
また、夜寝る前に食べると体に蓄積されやすいです。
みかんを食べるのは朝や昼など活動している時間にするのがおすすめです。
1日に食べていいみかんの量
みかんを食べ過ぎてはいけないということは伝わったと思いますが、1日にどのくらい食べても良いのでしょうか。
健康な人の果物の摂取量は1日200gが目安とされています。
なので、みかんのサイズにもよりますが2個が目安となります。
また、1歳から2歳くらいの子供なら大人の半分の量にするのがおすすめです。
絶対にみかん3個は、食べてはいけないということはありませんが、目安を考えてたくさん取りすぎないように気をつけましょう。
まとめ
この記事では、みかんを食べ過ぎると手足が黄色くなることやその改善方法、胃腸の不調が起こることや太ることをご紹介しました。
みかんは体に良い成分をたくさん含んでいますが、食べ過ぎるのはよくありません。
また、手で皮を剥いて簡単に食べられるので、ついつい次々と手を出してしまいがちです。
食べ過ぎるといろいろな影響があることを考えて、食べ過ぎないように気をつけましょう。