果物は、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、健康に良い食品として知られています。
しかし、果物を食べ過ぎると太ってしまうという話も聞きます。
果物は本当に太るのでしょうか。
その理由と、太りにくい食べ方を解説します。
果物を食べ過ぎると太るのか
果物は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富で、健康に良い食べ物として知られています。
しかし、果物を食べ過ぎると太るのではないかという疑問もあります。
果物を食べ過ぎると太る理由は、主に以下の2つが挙げられます。
- 果糖の摂取量が増える
果物に含まれる糖のほとんどは果糖です。
果糖は、ブドウ糖よりも吸収が早く、血糖値が上がりにくいという特徴があります。
しかし、その反面、中性脂肪として蓄積されやすいという欠点もあります。
- 果物のカロリー
果物は、一般的にカロリーが低い食材と考えられています。
しかし、果物にもカロリーは含まれています。
例えば、バナナ1本(約120g)のカロリーは約100kcalです。
これは、ご飯1膳(約150g)のカロリーとほぼ同じです。
また、ドライフルーツや缶詰の果物は、水分が抜けて濃縮されているため、カロリーが高くなります。
太りにくい果物の食べ方
果物を食べても太りにくくするためには、以下のことに気をつけましょう。
- 食べる量を守る
果物の1日の摂取目安量は、成人で200~300g程度です。
これは、りんご1個程度の大きさです。
- 食べるタイミングを守る
果物は、朝食や昼食などの活動時間中、すなわち血糖値が下がっているときに食べましょう。
食後のデザートや間食として食べるのは、血糖値が急上昇して太りやすくなる可能性があります。
- 果物とたんぱく質を一緒に食べる
果物とたんぱく質を一緒に食べることで、果糖の吸収が緩やかになり、太りにくいといわれています。
例えば、ヨーグルトにフルーツを添えたり、チーズや卵と一緒にフルーツを食べたりするとよいでしょう。
- 果物の種類を選ぶ
果物の種類によって、果糖の含有量やカロリーは異なります。
果糖の含有量が少なく、カロリーが低い果物を選ぶと、太りにくいでしょう。
例えば、キウイ、いちご、ぶどう、りんごなどがおすすめです。
具体的な太りにくい食べ方の例
以下に、具体的な太りにくい果物の食べ方の例をいくつか挙げます。
- 朝食にフルーツヨーグルト
ヨーグルトは、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素が豊富です。
果物との相性も抜群です。
- 昼食にフルーツサラダ
サラダにフルーツを加えることで、彩りが良くなり、栄養価もアップします。
- 間食にフルーツとナッツ
ナッツは、たんぱく質や食物繊維、不飽和脂肪酸などの栄養素が豊富で、血糖値の上昇を抑えてくれます。
- 夕食にフルーツと卵料理
卵は、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富で、果物との相性も良いです。
このように、果物を他の食品と組み合わせて食べると、血糖値の上昇を抑え、満腹感を得やすくなります。
上手に活用して、果物を楽しみましょう。
まとめ
果物は、健康に良い食材ですが、食べ過ぎると太る原因となります。
果物を食べても太りにくいためには、食べる量やタイミング、種類などを工夫しましょう。
具体的には、以下のことに気をつけましょう。
- 食べる量を1日あたり200g程度に抑える
- 食べるタイミングを活動時間中にする
- 果物とたんぱく質を一緒に食べる
- 果物の種類を選ぶ
これらのことに気をつければ、果物を健康的に楽しむことができるでしょう。