【梨の品種】流通量が少ない珍しい梨の特徴

最終更新日:2024/07/25

【梨の品種】流通量が少ない珍しい梨の特徴

みずみずしくて美味しい梨。とても人気がある果物ですが、一口に梨と言ってもいろいろな種類があることをご存じですか?栽培されている量が多い幸水などは見かけることも多いと思いますが、中にはなかなか手に入らない珍しい品種の梨もあります。そこで、この記事では市場にあまり出回らない梨の品種で珍しいものや栽培量が少ない梨、生産地が限定されている人気の梨についてご紹介します。また、日持ちする梨についてもご紹介します。ぜひ参考にしていろいろな梨の味の違いを楽しみましょう。

市場にあまり出回らない珍しい梨の品種

梨には日本梨(和梨)と西洋梨があるのをご存じですか?
和梨は丸い形をしていて、西洋梨はひょうたんのような形をしています。

さらに和梨には果皮の色が黄褐色の「赤梨」と果皮が淡黄緑色の「青梨」があります。

赤梨で有名なのが、「幸水」や「豊水」です。
青梨で有名なのが、「二十世紀」です。
生産量が多くよく流通しているので名前を聞いたことがある方も多いと思います。

ですが、中には市場にあまり出回らない珍しい品種があります。
それが「大天梨(だいてんり)」です。
大天梨は100年に1度の優良品種と言われる梨で、「新高」と「南水」を交配させて育成して品種です。

果実は500gから600gと大きく、果皮は黄褐色です。
果肉はやや硬めでシャキシャキとした食感で、酸味は少なめですが、雑味がなく濃厚な甘さを感じる梨です。

10月上旬から中旬頃が旬で、生産量が少ないため市場にはめったに出回らない珍しい品種です。

栽培量が少ない梨の希少品種

2015年に品種登録されたばかりで、生産量が少ない珍しい品種が「甘太」です。

甘太は、「王秋」と「あきづき」を交配されて育成させた品種です。
果実は570gほどの大きさで、果皮には黄褐色のまだらがありますが黄緑色で青梨の種類になります。

果肉は柔らかく、果汁が多いです。
糖度が高くとても甘いですが、ほどよく酸味もあり果汁も多いのでさっぱりとした後口の梨です。

9月下旬から10月上旬頃が旬です。
まだ市場などで出回ることが少ないですが、見かけた際はぜひ購入し新しい梨を味わってみましょう。

生産地が限定されている人気の梨の品種

生産地が限定されているためその地域からしか出荷されない珍しい梨もあります。
中でも人気なのが「新甘泉」です。

新甘泉は鳥取県のオリジナル品種で、他の地域での栽培を許可していません。

新甘泉は「筑水」と「おさ二十世紀」を交配して育成させた品種で、2008年に品種登録されました。

果実は400gほどの大きさで、果皮は黄褐色をしています。
果肉は柔らかくシャリシャリとした食感です。
酸味は少なく、糖度がとても高いのが特徴です。

日持ちする梨の品種一覧

梨は種類によって日持ちする期間も変わります。
日持ちする品種にはどのようなものがあるのでしょうか。
日持ちする品種を一覧でご紹介します。

  • 南水
  • 愛宕
  • にっこり
  • 王秋
  • 新雪
  • 晩三吉

などです。

ただし、これはしっかり保存されていた場合の目安です。
保存方法によっては短くなってしまいます。
おすすめの梨の保存方法を下記でご紹介します。

梨の保存方法

梨を保存する時は、水分を逃さないようにすることが大切です。

新聞紙やラップで1つずつ包み、さらにジッパー袋などで密閉し水分が抜けないようにします。

また、梨はヘタの部分から水分が抜けてしまいます。
なので保存するときはヘタを下向きにして置くことがおすすめです。

保存する場合は、高温になる場所をさけ冷蔵庫などで保存しましょう。

まとめ

この記事では、梨の珍しい品種についてご紹介しました。

梨にはたくさんの種類がありますが、あまり流通していない珍しい品種も多くあります。
その中で、「大天梨」「甘太」「新甘泉」についてを詳しくご紹介しました。
どれも美味しい梨ですが、あまり出回っていないので見かけたさいはぜひ購入し、味わってみることがおすすめです。

また、日持ちしやすい梨についてもご紹介しました。
ぜひ参考にして美味しい梨をたくさん味わいましょう。

こちらも合わせてご覧ください。