【梨】甘い品種の特徴や出回り時期と選び方について解説

最終更新日:2024/12/26

梨の中でも甘い品種をご紹介します。出回り時期や選び方なども解説しますので、甘い梨をたくさん食べて、健康的な生活を送りましょう。

日本にはさまざまな品種の梨があります。
主に夏から秋にかけて収穫の時期を迎える梨、は品種の数だけ味わいが違います。

そこでこの記事では、梨の中でも甘いと言われる品種をご紹介します。
また、おいしくて甘い梨の選び方についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

糖度が高い甘い梨の品種

私たちが普段食べている梨は、品種によって、糖度や食感、味わいが異なります。
その中でも、梨に求めるものの1つに、甘さも挙げられます。
そこで、下記で糖度別の甘い梨を、ランキング形式でご紹介します。

  • かおり:糖度15
  • 南水:糖度14〜15
  • 甘太:糖度14
  • 秋栄:糖度13〜14
  • 甘ひびき:糖度13〜14
  • 豊水:糖度12.5〜13
  • 愛甘水:糖度12.5〜13
  • 新興:糖度12.5〜13
  • あきづき:糖度12〜13
  • 幸水:糖度12〜12.5
  • 新高:糖度12〜12.5
  • 愛宕:糖度11.5〜12.5
  • 夏しずく:糖度11.5〜12.5
  • 二十世紀::糖度11〜12
  • 喜水:糖度11〜12

洋梨の甘い品種

上記は、和梨を中心にお伝えしました。
それでは、洋梨の甘い品種にはどのような種類があるのでしょうか。
洋梨も和梨と同じようにさまざまな品種があります。
その中でも糖度が高いと言われている品種は以下の通りです。

  • ラ・フランス
  • バラード
  • フレッシュビューティー
  • オーロラ
  • ゼネラル・レクラーク

これらの洋梨は、8月〜10月頃に店頭に並ぶことがあります。
もしも見かける機会があれば、一度食べてみてはいかがでしょうか。

和梨は色で甘さが異なる

和梨は大きく分類すると、赤梨と青梨の2種類の色に分かれます。

実は、色別でみると、赤梨のほうが甘い梨の品種が多いです。
赤梨に分類される梨の品種は、以下の通りです。

  • 南水
  • あきづき
  • 豊水
  • 愛甘水
  • 幸水
  • 新高
  • 愛宕
  • 喜水など

青梨に分類される梨の品種は、以下の通りです。

  • かおり
  • 夏しずく
  • 二十世紀など

甘い梨の品種の特徴

それでは、甘い梨の品種は、どのような味と食感が楽しめるのでしょうか。
今回は、甘いと言われている梨の品種の中で、5種類の梨をご紹介します。

南水(なんすい)

長野県生まれの梨で、柔らかい果肉、そしてジューシーな果汁、シャリシャリとした食感を持ちます。
梨の中でも強い甘さがあり、人気の品種です。
南水は例年9月中旬頃から出回ります。

豊水(ほうすい)

甘みの中にほのかに酸味のある品種です。
シャリシャリとした食感で果汁もたくさん含まれています。
豊水は8月頃から収穫が始まり、9月頃をピークに出回ります。

愛甘水(あいかんすい)

ほのかな酸味と香りで、柔らかい果肉が特徴です。
愛知県を中心に、山口県などでも栽培されています。
愛甘水は梨の中でも出回り時期が早く、7月中旬〜8月上旬です。

甘太(かんた)

2015年に品種登録された、新しい青梨です。
収穫製に優れた王秋と、糖度の高いあきづきを掛け合わせて作られた品種です。
比較的大きなサイズで、歯ごたえのある食感です。
9月下旬頃から出回ります。

かおり

神奈川県生まれのかおりは、甘い梨として有名です。
しかし、日持ちがしないこと、そして病気に弱いため流通量が少ないと言われています。
青梨の中でも強い甘さをもつかおりは、9月〜10月ごろに出回ります。

甘い梨の選び方

夏の終わりから秋の味覚代表とも言える梨。
できるならおいしくて甘い梨を食べたいですよね。
そこで、甘い梨の見かけ方についてご紹介します。

梨の選び方の基準は、品種によって少し異なります。
しかし、梨に共通した選び方を覚えておけば、失敗ない買い物ができます。

まず、梨は見た目で判断します。

  • 皮にハリがあるか
  • 皮の色にムラがないか
  • 皮に傷のついていないもの
  • 左右の形のバランスが良いもの

次に、実際に梨を手に持ってみましょう。

  • 重みがあるか
  • きれいな丸みがあるか

このポイントを基準に梨を選びましょう。
ちなみに、洋梨は皮に傷のない、部分的に柔らかくなっているものがおすすめです。

梨はどの部分が1番甘い?

梨は、基本的に皮をむいて、切り分けて食べます。
その中でもどの部分が1番甘いのかは気になるところですよね。

実は梨の1番甘い部分は皮の近くです。
そのため、芯の部分は皮の近くよりも甘くはありません。

また、梨は冷やすと糖度が上がります。
そのため、食べる前に梨を冷やしておくと、おいしくて甘い梨が食べられるでしょう。

さらに、梨を保存する時は、梨をキッチンペーパーなどで包んでから、ビニール袋に入れます。
そして冷蔵庫の野菜室で保存すると、水分を保ちながら保存できます。

まとめ

今回は、甘い梨の品種の特徴や出回り時期、選び方について解説しました。
旬の時期に合わせて、さまざまな品種の梨を味わってみてください。

梨は栄養価も高く、健康的な果物です。
ぜひ、この記事を参考に、甘い梨をたくさん食べて、健康的な生活を送りましょう。

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