私たち日本人にとって、もっともなじみ深い果物のひとつであるりんご。
りんごには、味はもちろん、形や大きさ、色などさまざまな種類があります。
中でも、美しく輝く蜜が入ったりんごが好きだという方は多いでしょう。
そこでこの記事では、蜜入りりんごの代表格である品種「サンふじ」をはじめ、究極の蜜入りりんごや、希少な蜜入りの黄色りんごの品種についてご紹介します。
また、逆に蜜入りしにくいりんごの品種や、蜜入りのりんご見分け方とおすすめ通販についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしておいしい蜜入りりんごを楽しむヒントにしてください。
蜜入りりんごを食べたいなら品種をチェックしよう
現在、日本で育てられているりんごは約2,000種類と言われています。
りんごは、味や食感など品種により違いがあり、栽培方法もさまざまです。
中でもおいしいりんごの条件として挙げられるのは蜜入りかどうか、ではないでしょうか。
私も実際、蜜入りりんごが好きで、りんごを買うときには蜜入りと表記されているものを選ぶようにしています。
というのも、りんごは品種によって、蜜が入る種類とそうではないものがあるのです。
ではどの品種が蜜入りりんごなのか、以下で詳しくご紹介します。
蜜入りりんごの代表格である品種「サンふじ」
世界でもっとも多く栽培されているリンゴの品種といえば「サンふじ」です。
サンふじといえば、シャキシャキのしっかりとした食感と、甘みと酸味のバランスの良さが特徴。
蜜が入りやすい品種としてもおなじみで、私も子供の頃から食べている蜜入りりんごと言えばサンふじです。
ただし、サンふじだからといって必ず蜜が入っているとは限りません。
そこで、活躍するのがセンサーです。
近年では、出荷時点で蜜の入り具合や糖度をセンサーで判別できるようになっています。
そのため、確実に蜜入りを食べたい場合は、しっかりと選別されたものを選びましょう。
なお、蜜入りや糖度の高いものは、高級品として扱われることが多く、お値段も若干高めです。
究極の蜜入りりんごの品種「高徳」
蜜入りりんご好きな方に話題の「高徳(こうとく)」をご存じですか。
高徳は、果肉の約8割以上に蜜が入ることもある究極の蜜入りりんごです。
ブランド名の「こみつ」を聞いたことがあるという方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、本来の品種名は「高徳」です。
最近になって注目を集めている高徳ですが、実は品種登録をされたのは1985年。
すでに30年以上の歴史を持つりんごです。
以前は蜜が入るものの実が小さく、品質にもムラがあったため広く流通しませんでした。
しかしそんな中、青森県津軽石川農協が粘り強く育て、一定以上の品質のものだけを「こみつ」という名称でブランド化しました。
現在、独自の厳しい基準をクリアしたものだけが「こみつ」として販売されています。
その味わいは非常に甘く、パイナップルに例えられるほど。
確かな品質の「こみつ」は、究極の蜜入りりんごとして人気を集めています。
蜜入りの黄色りんごの品種「こうこう」と「はるか」
蜜入りのりんごと言えば皮が赤いものをイメージする方が多いかと思います。
しかし、近年では黄色りんごにも蜜入りのものが登場してきています。
こうこう
1999年4月に品種登録された「こうこう」は、「こみつ」の産地である青森県南津軽郡藤崎町で生産されています。
10月下旬頃に成熟する品種で、黄色りんごなのに蜜がたっぷり入っているのが特徴です。
流通量はまだ少ないので、「幻のりんご」とも言われるとても希少なりんごです。
その味わいは、
- 糖度約16度になるものがあるほど強い甘み
- 芳醇な香りと優しい酸味
- シャキシャキの食感
が魅力です。
はるか
岩手県で生まれた黄色いりんご「はるか」も、蜜入りしやすい品種として注目されています。
2002年に誕生したばかりの新品種で、栽培が難しい超希少なりんごです。
はるかの特徴は
- 平均で14度を超える高い糖度
- 果肉は硬めで歯ごたえ◎
- 果汁が豊富
など。
岩手県の「JA全農いわて」では、基準をクリアした特に品質の高いものだけを「いわて純情プレミアム冬恋」として出荷しています。
蜜入りしにくいりんごの品種
たくさんの種類があるりんごですが、蜜入りしにくい品種もあります。
赤りんごで蜜入りしにくいのは
- つがる
- 秋映
- ジョナゴールド
- むつ
など。
黄色りんごでは
- 王林
- ゴールデンデリシャス
- シナノゴールド
が蜜入りしにくいと言われています。
そのため、蜜にこだわってりんごを選ぶという方は、品種名を知っておくと良いでしょう。
蜜入りのりんご見分け方とおすすめ通販
蜜入りりんごの見分け方は
- ツルが太くてしっかりしているもの
- 大きさが同じでもより重量のあるもの
- 下部が少し透き通ったように黄色みを帯びているもの
などと言われています。
このように、いくつかのコツはあるものの、外見のみで見分けることはとても難しのが現状です。
そのため、先程も少し触れたセンサーが活躍してくれます。
最近では、センサーでしっかりと蜜入りを確認したものを「センサー選果」などと表記して販売しています。
楽天市場などの通販などでも、上で紹介した希少な蜜入りりんごも旬の時期であれば購入可能です。
また、ふるさと納税でもこれらのりんごを手に入れることができるので、おすすめです。
まとめ
この記事では、蜜入りりんごの品種についてたっぷりとご紹介してきました。
やはりりんごは蜜入りが良いという方は、今回ご紹介した蜜が入りやすい品種や、逆に入りにくい品種を覚えておくと良いでしょう。
また、とても希少な蜜入りりんごも、通販などで買うことができます。
蜜入りりんごは糖度が高くとてもおいしいので、ぜひ味わってみてはいかがでしょう。