パリパリの飴に、ジューシーなりんごが美味しいりんご飴。
お祭りの屋台で楽しむことはもちろん、最近ではりんご飴専門店も注目されています。
今回の記事では、りんご飴に使われるりんごの品種や、美味しいりんご飴を見分ける方法についてご紹介します。
そして、自宅で簡単にできる、りんご飴の作り方についてもお伝えします。
屋台のりんご飴に使われている品種は「姫りんご」
お祭りなどの屋台で人気のりんご飴。
このりんご飴に使われているりんごの品種は、そのほとんどが「姫りんご」です。
姫りんごは小さなサイズのりんごで、食用と観賞用の2種類の品種があります。
また、別名イヌリンゴとも呼ばれ、直径が5cmほどのアルプスの乙女が主流です。
りんご飴に使用される姫りんごのアルプルの乙女の味は、酸味が強く甘みは控えめです。
さらに、果汁が多いところが特徴です。
また、収穫時期は9月〜10月頃で、主に長野県や青森県で栽培されています。
美味しいりんご飴を見分ける３つの方法
人の味覚はさまざまで、好き嫌いに分かれる食べ物は以外と多いものです。
りんご飴も、好き嫌いに分かれる食べ物の一つではないでしょうか。
りんご飴が苦手だと思う理由はさまざまですが、美味しいりんご飴を見分けることができれば、苦手を克服できるかもしれません。
以下の3つのポイントで美味しいりんご飴を楽しみましょう。
- 飴の中や表面に気泡があるもの
飴に気泡の多いりんご飴は、新鮮なりんごを使用している場合が多いです。
その理由は、りんごから出る果汁のガスが飴に気泡を作るからです。 - 串が湿っている
りんご飴にささっている串が湿っている場合、果樹の多いりんごを使用している可能性が高いです。
そのため、ジューシーなりんご飴が楽しめます。 - 飴の切り口を確認
一般的に飴の耳と呼ばれる、飴の切り口部分は、美味しい飴で作っているか確認することができます。
その中でも、この飴の耳の部分が大きいものが、美味しいりんご飴と言えます。
りんご飴の成分
りんご飴に使われる品種「姫りんご」の成分は、カリウムやビタミンCの他、食物繊維が多く含まれています。
また、りんごの皮には、ポリフェノールを多く含みます。
りんご飴は皮の部分もまるごと食べるので、こうした成分を摂取することができます。
ただし、りんご飴は砂糖の多い飴でコーティングされているので、食べすぎには注意しましょう。
りんご飴に向いているりんごの品種
りんご飴に多く使われている品種は、主に姫りんごです。
しかし、りんご飴専門店などでは姫りんご以外の品種も多く使用しています。
姫りんご以外のりんごの品種でスタンダードなものは、「ふじ」や「紅玉」、「シナノドルチェ」、「つがる」なども人気の品種です。
最近では、りんご飴の専門店が全国にオープンしています。
このような専門店で使われるりんごの品種は、その時期や産地を厳選してりんご飴を作っています。
そのため、希少品種や高級なりんごを使用しているりんご飴もあります。
りんご飴用のりんごを購入するには
りんご飴に最適なりんごの品種、姫りんごは、直売所や道の駅、またタイミングが合えばスーパーで購入することができます。
さらに、ネット通販を使えば、産地直送の姫りんごが手に入ります。
また、ふるさと納税制度を利用すると、その土地で収穫された名産のりんごが楽しめます。
手作りのりんご飴にチャレンジ
りんご飴は、自宅で簡単に作ることもできます。
ぜひ、手作りにチャレンジしてみましょう。
美味しいりんご飴を作るコツは、表面をパリパリに仕上げることです。
そこで今回は、パリパリ食感のりんご飴の作り方をご紹介します。
【材料】
- りんご：お好きな品種を適量
- 砂糖：200g
- 水：80g
【作り方】
- りんごを洗い、しっかりと水気を拭き取り、串にさします。
- 鍋に砂糖と水を入れて、火にかけます。
- 鍋の中の砂糖水が大きな泡が立ち、煮詰まってきたら火から下ろします。
- 串に刺したりんごを飴でコーティングして、冷ませば出来上がりです。
パリパリ感を出すコツは、りんごの水気をしっかりと拭き取ること、そして、砂糖水で飴を作っている最中は絶対に混ぜないことです。
いちごやみかんなど、りんご以外の果物も同じ作り方です。
はちみつや水飴、オリゴ糖などを加えてもおいしく仕上がります。
世界のりんご飴を楽しもう
日本の伝統的なスイーツと思われがちなりんご飴。
実は、アメリカが発祥ではないかと言われています。
また、世界にはりんごをさまざまなものでコーティングしたりんご飴があります。
- アメリカ：candy apple
- イギリス：toffee apple
- フランス：pomme d’amour
- スペイン：manzana de caramelo
このように、りんご飴と呼ばれるものは世界中にあります。
また、中国にはサンザシで作られたタンフールーというフルーツ飴があります。
まとめ
私たちが普段屋台で目にするりんご飴のりんごの品種は、姫りんごです。
この他にも、ふじや紅玉、そしてシナノドルチェやつがるなども使用されます。
このように、りんご飴に使うりんごの品種は、小さめで酸味のあるものが一般的です。
また、自宅で手作りりんご飴に挑戦する時は、りんごの水分はしっかりと拭き取ること。
そして、飴を作っている最中の鍋は絶対に混ぜないことがポイントです。
