【冬は果物をお歳暮に選ぼう】お歳暮マナーやおすすめの果物も

最終更新日:2022/07/29

冬 果物 お歳暮

独身の頃は無関係でも、結婚を機に気になるのが「お歳暮」ではないでしょうか。
冬のお歳暮シーズンが近づくと、親戚やお世話になった方へお歳暮を贈ろうか悩みますし、どんなものがいいのか品物選びでも頭を悩ませます。
そこで今回は、お歳暮を贈る意味と冬に果物を贈るのが最適な理由、冬のお歳暮に果物を贈るならいつ?など、お歳暮で果物を贈る際のマナーや選び方についてご紹介します。

お歳暮を贈る意味と冬に果物を贈るのが最適な理由

独身の時には気ならなかったお歳暮も、結婚後などはお歳暮を贈るべきか、贈るなら何がいいのか悩むことがあります。
そこで、お歳暮を贈る意味、そして冬に贈るなら果物が最適な理由についてご紹介します。

お歳暮を贈る意味

お歳暮は年の暮れに「今年1年間お世話になりました。また来年もよろしくお願いします。」といった感謝の気持ちを込めて、日頃お世話になった方へ対して贈り物をする風習のことです。

渡し方に関しても、昔はお世話になった方のご自宅まで出向いてお歳暮を手渡ししていましたが、お歳暮の時期は先方も何かと忙しいことが多いので、近年は直接訪問するよりも、宅配便を使って贈るのが主流となっています。
その際にお礼状も同封するとより親切ですが、直通などの場合は同封できないので、そうした場合は品物が届く頃を見計らって、別途ハガキなどで挨拶状を送るといいでしょう。

お歳暮にはマナーがあり、マナーを知った上で品物を選んだり贈り方にも配慮をすることが大切です。

冬に果物を贈るのが最適な理由

お歳暮で悩む品物選びですが、ポイントは2つ。

  • 家族構成や好みに沿った品物を選ぶこと
  • 地方特産品など普段はなかなか口にしないような食べ物を選ぶこと

何よりも”もらって嬉しい”と思えるような品物を選ぶことが大切です。

年末は家族が集まりやすい時期なので、ビールやジュース、ハムなどが毎年人気ですが、果物もお歳暮の人気定番商品でおすすめ。

果物はビタミンCやミネラルなどの栄養素がたっぷり含まれているので、乾燥しやすく風邪を引きやすい時期にぴったり。

メロンやシャインマスカットなどの高級な果物や、旬の果物をギュッと集めた詰め合わせなどは、年代を選ばず楽しめるので人気です。

冬のお歳暮に果物を贈るならいつ

お歳暮はいつからいつまでに贈るかですが、

  • 東日本:11月下旬~12月20日前後
  • 西日本:12月13日~20日前後

と東日本と西日本で若干異なります。

お歳暮は本来12月13日~20日前後が良いとされていますが、近年はこうした慣習も変わりつつあり、11月下旬頃でも失礼にならないと言われているので、年末年始はバタバタしてお歳暮を贈り忘れそうと心配な方は、早めに贈るのも方法のひとつです。

また、配達の遅れや喪中など、何らかの理由で年内に届かない場合は、「お年賀」もしくは「寒中お見舞い」として贈ることができますが、いずれにしても、先方が住む地域の習慣に合わせて贈ることがマナーです。

【お歳暮マナー】お歳暮に用いるのしと書き方

お歳暮を贈る際、お店の方から「のしはどうしますか?」聞かれますが、のしにはどのようなマナーがあるのでしょうか。

お歳暮に用いるのし(熨斗)とは

お歳暮を贈る際は、のしをつけるのがマナー。
正確には包装した品物に、水引(紅白の蝶結び)とのしを印刷した紙をかけた状態で贈ることをいいます。
のしには、

  • 縁をのばす
  • 命をのばす
  • 慶びをのばす

といった意味がある縁起物なので、お歳暮には基本つけるようにしましょう。

のしの書き方と注意点

次にのしの書き方ですが、家族で贈る場合は、「山田」などの姓のみ、もしくは「山田太郎」とフルネームで記入するのが一般的です。

ただ双方のご両親や親戚に贈る場合は、名字だけ贈ると誰からの贈り物か区別がつかないので、一家の大黒柱であるご主人の名前をフルネームで記入するようにしましょう。

また、夫婦連名で記入する方法もありますが、夫婦連名よりご主人の名前のみフルネームで記入のがお歳暮ではマナー。
気心の知れた共通の知人や友人なら夫婦連名でも問題ないですが、年配の方によってはそれを良し見ない方もいますので、贈る相手との関係性を考慮して夫婦連名にするかどうか判断するようにしましょう。

お歳暮の値段の相場

お歳暮を選ぶ際に気になるのが「値段」です。

一般的に多いのが3,000円〜5,000円。

20代と40代とで値段の差は多少ありますが、お歳暮は一度始めたら毎年続けて贈ることが大切なので、最初から値段が高いものを選ばずに、無理なく贈れる値段のものを選ぶ方が後々自分が困らずに済みます。

高くても6,000円〜7,000円以内ならまだいいですが、お世話になったからと10,000円近い品物を選んでしまうと、来年からまた同じ程度の品物を贈らなければならなくなりますし、貰った側も人によっては負担に感じてしまうこともあるので注意が必要です。

冬だからこそ贈りたいお歳暮に人気の果物

数あるお歳暮の中でも、果物は老若男女年代問わず喜ばれる品物ですが、どんな果物がいいのか悩みます。
そこで、人気ランキングでも上位にある、お歳暮にぴったりの果物をご紹介します。

  • 季節のフルーツを詰め合わせた【フルーツギフト】
  • お歳暮で人気の高い冬に欠かせない定番の果物【みかん】
  • 糖度が高くパリッと弾ける食感がやみつきになる【シャインマスカット】
  • 貰ってうれしい高級果物【北海道赤肉メロン】

他にも箱入りのいちごや梨、ぶどうなど、色々なフルーツギフトがありますし、冬が旬の果物を選んで贈ってみてはいかがでしょうか。

ビジネスシーンでの冬のお歳暮の疑問

ここまでは、身内やお世話になった方など、個人的にお歳暮を贈る際のマナーについてご紹介してきましたが、会社関係でお歳暮を贈ることも多いと思います。
そこで、ビジネスシーンでお歳暮を贈る際によくある疑問についてお応えします。

冬のお歳暮で贈った果物は経費で落ちるのか

取引先に対して、日頃のお礼と感謝の気持ちを込めてお歳暮を贈った場合、これは「交際費」として経費で落とすことができます。
ただし、これはビジネス上でお世話になっている方に限られているので、プライベートと明確に分けて領収書などに記入することが大切です。

また、果物など品物ではなく、商品券やビール券などの金券をお歳暮として贈る際は注意が必要です。
金券は換金性が高いので、金額が大きすぎると調査され経費と認められない可能性があります。
お歳暮は社内のルールに従って贈るようにしましょう。

お歳暮のお礼状はメールでもいいのか

これまでお歳暮を贈る側についてご説明してきましたが、反対にお歳暮が届いた際もマナーがあります。
大前提として、ビジネスに限らず、お歳暮が届いたらすぐにお礼を伝えることが大切です。
本来は3日以内にお礼状を書いて送るのがマナーですが、親しい間柄やすぐにお礼を伝えたい場合は電話やメールでも構いません。

メールでお礼状を出す際の注意点

メールでお礼状を出す場合、メールの件名には「御歳暮のお礼」などと書き、一目でお歳暮のお礼の内容だとわかるようにしましょう。
構成の流れとしては、お礼状の書き方と同様に、

  1. 拝啓などの頭語を書く
  2. 次に季節を感じさせる言葉、時候の挨拶を書く
  3. お歳暮のお礼を具体的な内容を盛り込んで書く
  4. 年末年始に向けて体調を気遣った言葉を書く
  5. 頭語の組み合わせに注意して結びを使う

ぜひ参考にしてみてください。

果物はお歳暮に最適で、年代問わず喜ばれる商品です。
ただ、お歳暮は贈らなければならないものではなく、贈るかどうかは地域や家庭環境によります。
お歳暮は毎年贈り続けることが一般常識と言われているので、お歳暮を贈るかどうかで悩んだ時は、ご両親やパートナーに相談して贈るようにしましょう。

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