秋の果物をお弁当に入れよう-おすすめやおいしく食べるひと工夫

最終更新日:2022/07/27

お弁当 果物 秋

秋といえば多くの果物が旬を迎える季節です。
そんな秋には手作りのお弁当にも秋の果物を入れてみませんか?
ここでは、お弁当にもぴったりの人気の秋の果物や、おすすめの入れ方についてご紹介します。
また秋を代表する果物である梨をお弁当に入れるときのひと工夫、お弁当に果物を入れるときの注意点についてもお伝えしているので、ぜひ参考にして見た目も華やかなお弁当を作ってください。

お弁当に秋の果物を持っていくにはちょっとしたコツが必要

「味覚の秋」と言われるほど、たくさんの食べ物が旬を迎えおいしくなる秋には、遠足や運動会などのイベントも多く、お弁当を作る機会もいつもより増えますよね。

お弁当には旬の野菜を使ったおかずだけでなく、旬の果物をデザートとして入れると見た目も華やかになるので、小さなお子さんだけでなく高校生や大人も思わず嬉しくなってしまいます。

しかし、せっかく旬を迎える果物だとしても、お弁当に持っていくにはあまり向かないものやひと工夫することでおいしく食べることができるものもあります。

スーパーなどで売っているメロンやパインなどのカットフルーツや缶詰ならそのままお弁当に使うこともできますが、生の果物の場合は変色してしまうものもあるのでお弁当に入れるときにはちょっとしたコツを知っておくと便利です。

お弁当に入れる人気の秋の果物3選とおすすめの入れ方

秋といえばブドウやリンゴ、柿などがおいしい季節です。果物は切ったり皮をむいてすぐに食べるととてもおいしいですが、先述したように変色してしまうものもあります。
また凍らせてから持っていくことで、お昼にちょうどおいしく食べられるものもあります。
お弁当におすすめの秋の果物の種類と入れ方のコツは以下になります。

ブドウ

ブドウは房から取ったものを洗ってからケースや容器に入れましょう。
ブドウは凍らせて食べてもシャリシャリした食感がとてもおいしくて人気です。
お弁当にも凍ったまま入れることで保冷剤代わりにもなりますし、食べるころには程良く溶けておいしくいただけます。

リンゴ

小さなお子さんにも大人気のリンゴは、切ってから時間が経つと変色してしまいます。

なぜ変色するのかというと、リンゴに含まれるポリフェノールの一種であるエピカテキンやクロロゲン酸が空気に触れることで酸化するためだと言われています。
リンゴの変色を防ぐ方法としては、水にひとつまみ程度の塩を入れて2~3分ほど浸すだけでOK。
ただ、塩味が付いたリンゴに抵抗を感じる方も多いと思いますので、コップ1杯の水に大さじ2杯のハチミツや砂糖を入れて5~10分浸すという方法もあり、これなら塩水でつけたものとは違い、甘くておいしいリンゴを味わえます。
また小さじ1杯のレモン果汁を加えたレモン水に2~3分浸すだけでも変色を防げるので、お好みに合わせて選んでみてはいかがでしょう。

ちなみにはちみつは0歳の赤ちゃんなど、1歳未満のお子さんには乳児ボツリヌス症予防のため使わないこととされていますのでくれぐれもご注意ください。

柿は皮をむいて切っただけでお弁当に入れても大丈夫。
鮮やかなオレンジ色でお弁当の彩りを良くしてくれるお弁当向きの果物と言えます。

秋を代表する果物・梨をお弁当に入れるときのひと工夫

みずみずしく、シャリシャリとした食感がおいしい梨も秋を代表する果物のひとつですよね。
しかし、梨もリンゴと同様に酸化が原因で変色してしまいます。

梨を変色させないためには、リンゴのところでも紹介した砂糖水が有効です。
こちらも分量はコップ1杯の水に対し大さじ2杯の砂糖を使います。
梨は切った瞬間からどんどん酸化していってしまうため、手際よくカットしまし、すぐに砂糖水につけましょう。浸す時間は5~10分ほど、塩水でもOKですがやはり砂糖のほうがおいしく味わえます。

お弁当に秋の果物を入れるときの注意点

果物は水分や糖分を多く含んでいるため、雑菌が繁殖しやすいという特徴があります。
そのため、温かいおかずと一緒の容器に入れると傷んでしまう可能性が高くなり心配ですよね。
そんな悩みは、果物はおかずとは別の容器に入れることで解消することができます。
果物だけを別の容器に入れれば傷むことを防いだり、またほかのおかずに味やにおいが移ってしまうことも防ぐことができます。

また果物自体の水分をキッチンペーパーなどで取り除いておくことや、冷凍できるものは冷凍して持っていくというのも傷みを防ぐために有効です。

幼稚園のお弁当におすすめの秋の果物のカット方法

最後にここでは、5歳前後の幼稚園児のお弁当におすすめの秋の果物のカット方法をご紹介します。

お弁当に入れる果物の定番・リンゴはうさぎのようにカットしたり、1センチ程度にスライスしてからお花や星などお好みの型抜きを使って、かわいくアレンジしてみるのもおすすめです。
ブドウは粒が小さなものであれば、カットして房ごと入れられるので時短にもつながります。
そのまま入れることができると紹介した柿はハート形にしてもかわいいでしょう。特別な日には、何種類かの果物を混ぜるフルーツカップにするのも◎。
見た目はもちろんですが、幼稚園などまだ小さなお子さんには皮や種を取り除いたり、食べやすいサイズにするなどの配慮をまずは第一に考えましょう。

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