【夏が旬の果物を食べよう】美味しい見分け方や保存方法も解説

最終更新日:2022/06/23

スーパーへ行くと1年を通して様々な果物を目にするようになりましたが、中でも夏が旬の果物はみずみずしく、甘くて美味しいものです。
そこで今回は、夏の時期6月〜9月までの旬の果物、その中でも安くて美味しいコスパが良い果物、栄養補給にぴったりな夏が旬の果物、美味しい果物の見分け方などについてご紹介します。

夏が旬の果物

食欲が落ちる暑い夏の時期は、さっぱりとした果物を食べたいもの。
水分やミネラル分が豊富な果物を摂り、夏バテしない身体づくりを目指したいものです。

夏は色々な種類の果物が出回りますが、果物にはそれぞれ旬があり、他の時期と比べて美味しいのはもちろん、身体にも良いと言われています。

夏になると様々な種類の果物が旬を迎えますが、今回は初夏の6月から残暑が残る9月までの、旬な果物の中でも人気の果物をご紹介します。

初夏の6月に旬を迎える果物

初夏にあたる6月は、待ち望んだ果物が旬を迎え店頭に並び始める時期です。

さくらんぼ

さくらんぼには色々な品種がありますが、6月はさくらんぼの中でも人気の品種、佐藤錦が旬を迎えます。
6〜7月が旬の時期です。

あんず

甘い香りがするびわですが、生で食べると酸味がするあっさりした味わい。
ケーキなどのお菓子のトッピングやジャムなどにすると美味しいです。

びわ

生で食べると優しい甘さとかすかな酸味を感じるびわ。
旬のびわは果肉がやわらかくジューシー。
変色しやすいので、食べきれない場合はジャムにするのがおすすめです。

夏の暑さが本格的になる7月に旬を迎える果物

いよいよ夏本番を迎える7月。
食べごたえのあるジューシーな果物が旬を迎え店頭に並び始めます。

多彩な品種がある桃は、7月〜9月頃までが旬。
7月の桃は生食してもジューシーで美味しいですが、タルトなどのデザートやシャーベットにして食べるのがおすすめです。

スイカ

5月中旬から小玉スイカが出回り、美味しい大玉だと7月〜8月に旬を迎えるスイカ。
北は北海道、南は九州まで全国で栽培されています。

メロン

メロンの旬は春〜夏で、品種によって旬は異なりますが、4月頃から九州産、7月頃から北海道産がで出回ります。

夏の8月〜9月に旬を迎える果物

まだまだ暑い日が続く8月は、みずみずしい果物がたくさん店頭に出回り、季節の変わり目でもある9月は、栗をはじめ秋を感じさせる果物が店頭に出始めます。
旬の果物は残暑見舞いなどのギフトにもおすすめです。

7月に続き、8月もあかつきや清水白桃などの品種が旬を迎える桃。
桃も8月の贈り物として最適な果物です。
食物繊維が豊富に含まれているので、便秘予防や美肌効果も期待できます。

8月〜9月は、梨の中でも人気の幸水・豊水・二十世紀の品種が旬を迎えます。
甘く果汁たっぷりのみずみずしい梨は、生で食べるのが一番。
梨はギフトとしても人気があり大変喜ばれます。

ぶどう

ぶどうの中でも人気の品種、巨峰やピオーネなどが旬を迎えるのは8月〜9月。
ぶどうは常温保存し、食べる直前に冷水で冷やすのがおすすめ。
ぶどう狩りシーズン到来です。

秋の定番の栗は果物に分類されるのをご存でしょうか。
収穫時期は8月から10月ですが、実は1年のうち57%が9月に出回り旬を迎えます。
まん丸に膨らんだ美味しい栗を食べるなら9月がおすすめです。

【地域別】夏に楽しめる旬の果物

次に、地域別で夏に楽しめる旬の果物をご紹介します。
旬の果物を目当てに旅行へ行くのも楽しそうです。

夏の北海道で楽しめる旬の果物

自然豊かな夏の北海道で一番取り扱い量が多い果物はメロン、次にスイカ、プルーンとなりますが、北海道は夏の間も様々なフルーツを味わうことができます。
旬のフルーツを楽しめる果樹園もたくさんあり、さくらんぼやぶどう、梨、桃など、全道各地でフルーツ狩りを楽しめます。

夏の東北地方で楽しめる旬の果物

夏の東北地方で楽しめる旬の果物は、佐藤錦やナポレオンなどの品種が人気の山形のさくらんぼ、芳醇な香りが特徴のラ・フランス、甘くなめらかな舌触りの会津身不知柿など。
他にも、尾花沢スイカ、ニューサマーオレンジなどが夏に旬を迎え楽しめます。

夏の沖縄で味わえる珍しい果物

夏の沖縄には入手困難な珍しいレアな果物が実はたくさんあります。
中には面白いネーミングの果物や、「これ本当に食べられるの?」とつぶやいてしまうような果物まで、個性溢れる果物があります。

中でも見た目に反して糖度20%以上とマンゴーより甘い果物が「アテモヤ」。
生産量が少ないため市場に出回ることが少なく、別名「森のアイスクリーム」と呼ばれているアテモヤは、濃厚でクリーミーなカスタードのような味わいを楽しめます。
沖縄へ訪れた際はぜひご賞味ください。

夏が旬の果物の中でも安くて美味しい果物

夏が旬の果物は数多くありますが、できるだけ安く果物を購入したいという方も多いのではないでしょうか。
安くて美味しいコスパの良い夏の果物と言えば、

  • キウイ
  • パイナップル
  • ぶどう
  • りんご
  • いちご

など。品種にもよりますが、上記5つは果物の中でも比較的安く購入できるお求めやすい果物ではないでしょうか。
また、上記以外の果物でも、道の駅や直売所だと農家が収穫した果物を直接販売しているので、スーパーなどで購入するよりも安く購入できますので、利用するのも方法の1つです。

栄養補給にぴったりな夏が旬の果物

夏バテという言葉があるように、夏の時期は暑さや湿度からくる疲れが溜まりやすいもの。
そんな夏バテに効くのが、夏に旬を迎える果物たちです。

その理由としては、夏に旬を迎える果物には、夏の暑さや疲れなどのストレスを解消してくれるビタミンCや夏に不足しがちなカリウムなどのミネラル類、弱った胃腸の働きをサポポートしてくれる消化酵素などがたっぷり含まれているから。
中でもおすすめは、

  • スイカ
  • キウイ

の果物。
どれもカリウムなどのミネラル類やビタミンなどが豊富に含まれた、栄養バランスに優れた果物ですし、また、手軽に購入できる点でもおすすめです。

みずみずしい夏が旬の果物を使ったデザートもおすすめ

旬の果物はそのまま生食で食べるのももちろん美味しいですが、余った果物をデザートにして食べるのもおすすめ。
夏のフルーツをたくさん使った彩り豊かなミルク寒天やスムージー、フルーツゼリーやケーキのトッピング、ヨーグルトやアイスクリームに添えるだけでも美味しさ倍増。
色々なレシピがありますので、夏が旬の果物を使ってデザートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

美味しい果物の見分け方

いくら旬の果物が美味しいとはいえ、並んでいる果物にはそれぞれ個性があります。
そこで、夏が旬の果物の中でも人気が高い、桃とスイカの美味しい見分け方をご紹介します。

美味しい桃の見分け方

ポイントは3つ。

  • 果点(白いつぶつぶ)が皮の表面全体に広がっているか
  • 左右対称になっているか
  • 色が濃く産毛が多いか

品種によって異なりますが、上記3つに注目して選ぶと甘くて美味しい桃を選ぶことができます。

美味しいスイカの見分け方

夏の果物の代名詞とも言えるスイカ。見分け方は、

  • シマ模様が黒く、緑との境目がはっきりしているかどうか
  • 軽く叩いた時にボンボンとした音が返ってくるかどうか
  • ツルが緑色で付け根がくぼんでいるかどうか(付け根の周りが盛り上がっているもの)
  • スイカの下部にあるおヘソの部分が大きいかどうか

ツルがないスイカの方が多いので、甘いスイカの見分け方としては、ツルの周辺部分を見ること。
これだけ見れば甘いスイカを選ぶことができるでしょう。

果物が変色しやすい夏-果物の正しい保存方法

暑い夏の時期に注意したいのが果物の傷み。できるだけ長く美味しさを保つためにも、正しい保存方法を知っておくことが大切です。
今回は変色しやすい果物、桃とりんごの正しい保存方法をご紹介します。

桃の正しい保存方法

桃は直射日光の当たらない涼しい場所で常温で保存するのが鉄則。
冷蔵庫に入れて冷やしすぎてしまうと、甘みが損なわれてしまうので、食べる直前(2〜3時間前)に野菜室や冷水に入れて冷やしましょう。
カットすると変色が進むので、食べる直前に切ってすぐに食べきってしまいましょう。

りんごの正しい保存方法

りんごを保存する上で気をつけたいポイントが、"温度"と"水分管理"。
りんごは暑さや乾燥に弱いため、夏の暑い時期は常温で保存するよりも冷蔵庫の野菜室やチルド室で保存する方が、常温で保存するよりも長く美味しさを保つことができます。
その場合、新聞紙やキッチンペーパーなどでりんごを1個ずつ包み、それをビニール袋に入れて密閉しておきましょう。

おわりに

現在は進化し続けている栽培方法によって、一年中様々な果物を味わうことが出来るようになりましたが、旬を迎えた果物は栄養価が高く、甘みや旨味も増します、
いつも何気なくスーパーで果物を購入している方も、旬だからこそ味わえる美味しい果物をぜひ味わってください。

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