皆が大好きなショートケーキ。クリスマスや誕生日に欠かせない存在ですね。
この記事では、ジューシーな夏の果物を使った魅力的なショートケーキについて、人気の果物や太らない食べ方、切り方や名前の由来など、さまざまな角度からご紹介します。名前の由来など、多くの日本人が知らないショートケーキのトリビアもぜひお読みください。
ショートケーキに合うおすすめの夏の果物
ショートケーキといえば、真っ赤ないちごがのったものを思い浮かべる方も多いでしょう。
真っ白なクリームと鮮やかないちごは、見た目も味も相性抜群で大変人気があります。
では、いちごがない季節にショートケーキは楽しめないのかと言うと、決してそうではありません。
夏のショートケーキにのせるには、やはり夏が旬の果物がおすすめです。
ジューシーな夏の果物を、クリームやスポンジケーキと一緒にそのまま食べるのが美味しいですよね。
旬の果物を食べることで、体に良い効果もあるでしょう。
そのほか、りんごやみかん、キウイなど、ほとんどの季節で見かける果物も使うと、より華やかです。
ここではショートケーキと合う、夏の果物についてご紹介します。
- さくらんぼ
- メロン
- ブルーベリー
- マンゴー
- 桃
- 杏
- いちじく
- 洋梨
- ぶどう
- パイナップル
- カシス
- ビワ
夏の果物がのったショートケーキを簡単に手作りする方法
インターネットで「手作り ケーキ セット」や「手作り ケーキ キット」などで検索すると、簡単にケーキを作ることができるセットを、通販ショップなどで探すことができます。
カットされたスポンジケーキや、生クリーム、絞り袋や口金などがセットになっています。
スポンジケーキに、クリームや夏の果物を飾るだけで、簡単に夏の果物がのったショートケーキを作ることができますよ。
絞り袋や口金などもセットに入っているので、届いてすぐにおいしいケーキを作ることができるでしょう。
世界にひとつだけの夏の果物がのったショートケーキに、家族皆でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
夏の果物を使う時の注意点
- 水分を切る
- しっかり冷やす
- 日持ちに注意
夏の果物をショートケーキに使う時は、果物の水気をしっかり切るようにしましょう。
果物をカットしたら、キッチンペーパーを敷いたバットなどに並べておくと水分が吸収されます。
缶詰の果物を使う時は、一旦ザルにあげてシロップを切ってから水分を拭き取りましょう。
また、果物はしっかり冷やしておくことが大切です。
十分に冷えていない果物を使うと、ケーキもよく冷えません。
場合によっては生クリームの鮮度に影響を及ぼすこともあるでしょう。
市販のカットフルーツは、消費期限は3~4日になっています。
日持ちに注意シて、新鮮な果物を使ったショートケーキを楽しみましょう。
夏の果物がのっているショートケーキの切り方
たくさんの夏の果物がのっているケーキを切り分ける時や、ショートケーキを倒さずに上手に切るコツがあるのでご紹介します。
ケーキを切る時は、キッチンペーパーや固く絞った布巾などがあると便利です。
少しの手間で、ケーキを切るのがぐっとスムーズになるでしょう。
- 長い包丁を使う
- 普通の長さの包丁の場合は、細かく動かしながら切る
- ケーキをよく冷やす
- ケーキをおさえて切る
- 包丁を人肌程度に温める
- 押して引いて切る
- 切る度に包丁をこまめに拭き取る
果物がのったショートケーキのカロリー
果物がのったショートケーキは、生地の中に果物を混ぜることやケーキの上に大量の果物を盛り付けることで華やかなケーキになっています。
とても美味しそうなのですが、ダイエット中などカロリーが気になる方もいらっしゃるかもしれません。
ショートケーキの種類はたくさんあり、お店によってレシピも違います。
そのため、カロリーもまちまちです。
一般的に果物がのったショートケーキのカロリーは、100gあたり約250~300kcalと言われています。
夏の果物がのったショートケーキは太るのか
果物がのったショートケーキの一般的なカロリーをご紹介しましたが、使う果物やクリーム、素材によってもカロリーは大きく変動するでしょう。
夏の果物を含む、ケーキによく使われる果物の100gあたりのカロリーは、以下の表のようになっています。
カロりーが気になる方は、バナナやマンゴー、ぶどうなどよりも、低カロリーのいちごやキウイ、グレープフルーツなどがおすすめです。
また、果物だけでなく、クリームや素材もカロリーに影響します。
チョコクリームやムースを使ったものも、高カロリーになりますので気をつけましょう。
糖質を気にかけている方は、スポンジなどに人参など野菜を使ったものがおすすめです。
- いちご …34kcal
- いちじく…54kcal
- みかん …45kcal
- オレンジ…46kcal
- グレープフルーツ…38kcal
- キウイ …53kcal
- さくらんぼ…60kcal
- スイカ …37kcal
- 梨 …43kcal
- パイナップル…51kcal
- びわ …40kcal
- ぶどう …59kcal
- マンゴー …64kcal
- メロン …42kcal
- もも …40kcal
- りんご …57kcal
果物の脂質はどのくらい
脂質に関してですが、ほとんどの果物は100gあたり0.3g以下となっています。
しかし、脂質が多く砂糖も含まれているクリームやバターと一緒に摂ることで脂質過多になる場合もあるでしょう。
一般的に、ショートケーキに含まれる糖質は約29g、脂質は約25gと言われています。
そこで、ケーキに加えたいのが野菜やナッツです。
野菜やナッツなどは食物繊維が豊富で、体脂肪の合成を妨げる働きがあります。
脂質の摂取が気になる方は、野菜やナッツが入ったショートケーキにするのもおすすめです。
ショートケーキの脂質や糖質、カロリーが気になる時は
ダイエット中など、ショートケーキの脂質や糖質、カロリーが気になる時は食べ方に工夫をすると良いでしょう。
- 小さいものを選ぶ
- 夕食後や深夜に食べない
- 体温の高い午後14時~18時くらいの間に食べる
- 生クリームを使っていないシンプルなケーキを食べる
- バターや生クリームをたっぷり使った濃厚なショートケーキは、食べる量を少なくする
- 高カロリーなパイ生地、チョコ系、キャラメル系、栗や芋を使ったケーキは避ける
ショートケーキの形状は国ごとに違う
ショートケーキと言えば、多くの日本人は層になったスポンジにクリームといちごがのったものを想像するでしょう。
洋菓子のケーキの一種ということに変わりはありませんが、実はショートケーキの形態や定義は、国によって大きな違いがあります。
多くの日本人がイメージする、いちごののったショートケーキは、英語圏ではレイヤーケーキと呼ばれます。
では、イギリスやアメリカのショートケーキとはどのようなものなのでしょうか。
イギリスではビスケットを用い、アメリカではムースケーキを生地として使用しているものがショートケーキと呼ばれているようです。
ショートケーキはいつから日本にあるのか
意外に感じるかもしれませんが、日本人がイメージするショートケーキは、日本生まれの日本育ちのショートケーキです。
日本にいつからショートケーキがあるのかというと、それは1912年まで遡ります。
不二家の創業者が、アメリカで見た「ショートケーキ」を日本人の口に合うようにアレンジしました。それが、日本風ショートケーキの始まりと言われています。
ほどなくして1924年には日本の洋菓子ブランドのコロンバンが、日本人に合うショートケーキを考案。
いずれもカステラ生地に近いものが土台となっていました。
その後家庭用冷蔵庫が普及し、次第に生クリームを使ったケーキが主軸となっていきました。
このような背景があり、現在の日本人が好むふんわりしたスポンジと、なめらかな生クリームと甘酸っぱいいちごののったものが、ショートケーキとして認識されるようになりました。
真っ白いクリームと真っ赤ないちごは、日本のお祝いに似つかわしいものとして広く愛され親しまれていますね。
現在日本では、スポンジ生地と生クリームの組み合わせのケーキは、すべてショートケーキということになっています。
ショートケーキの起源
そもそもショートケーキとは、どこの国で発祥したお菓子なのでしょうか。
ショートケーキのルーツには、2つの説があるようです。
ルーツのひとつとして、ショートケーキはイギリスで発祥したという考えがあります。
1588年に記録されたイギリスの料理本に載っているショートケーキがルーツとも言われていますよ。
イギリスのショートケーキは、スポンジケーキのほかにビスケットも生地として使用されます。
もうひとつのショートケーキのルーツは、スコットランドの農村地方と言われています。
大きなクッキーのようなお菓子で、結婚式でこのクッキーがすぐに割れたほうが縁起が良いとされていました。
そのため、すぐに割れるようにぽろぽろするクッキーを作ったのです。
このことが、ショートケーキという名前の由来に関わってくるようですよ。
ショートケーキという名前の由来について
最後に、ショートケーキという名前の由来や意味についてご紹介します。
短くないのになぜショート?、などと思っている方も多いかもしれませんね。
「ショートケーキ」という名前の由来は諸説ありますが、以下のものが有力なようです。
- いちごや生クリームの日持ちが短い(ショート)
- ショートニングという食用油脂を使っていたから
- 英語のショートには、「ぽろぽろする」「サクサクする」という意味があるから
- ショートブレットというビスケットの名前から
- 短い時間でつくれるから
小さくカットされているから、ショートケーキ。
名前の由来についてはそのような誤解も多そうですが、上記のような理由が考えられるのですね。