ビタミンやミネラルが豊富な果物は、大切なペットのモルモットに与えても大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は、モルモットが食べていい果物についてご紹介します。
また、モルモットに与える果物の量や、逆にモルモットに与えてはいけない果物、モルモットに餌を与える際の注意点についてもお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてください。
モルモットに果物を与えても大丈夫?
ペットとしても人気のあるモルモットは、果物を食べても良いのでしょうか。
実はモルモットは、甘くておいしい果物が大好きです。
果物を与えると、モルモットはおいしそうによく食べるので、その姿に癒やされることでしょう。
そのため、ついついたくさん与えたくなってしまいます。
しかし、モルモットが食べられる果物と、食べられない果物があります。
また、与える際には注意が必要なものもあります。
以下で、モルモットが食べられる果物について詳しくご紹介します。
モルモットが食べていい果物
ビタミンやミネラルが豊富な果物。
モルモットが食べられるものは、次の通りです。
- リンゴ
- みかん
- 梨
- オレンジ
- キウイフルーツ(与え過ぎに注意)
- いちご
- 柿
- 桃
- ぶどう
- バナナ
- パイナップル
- メロン
などです。
私たちが日頃食べている果物の多くは、モルモットに与えてOKです。
食欲が落ちているときでも、果物なら食べてくれることも多いため、あまり食が進まないというときにも便利です。
ただし、果物には糖分が多く含まれています。
そのため、食べ過ぎには注意しなければなりません。
また、水分が豊富な果物を過剰摂取すると、下痢をしてしまうこともあります。
さらに果物をたくさん与えられていると、主食のペレットを食べなくなってしまう恐れもあります。
したがって、果物はたまのご褒美的な位置づけと考えておくと良いでしょう。
なお、レーズンなどのドライブルーツには、小動物専用のものも販売されています。
専用のものであれば水分量が少なく下痢になりにくいですし、生の果物と違って保存が効くので便利です。
ただし、ドライフルーツは好んで食べるモルモットと、苦手に感じるモルモットがいるようです。
とはいえ、小動物用のドライフルーツはお値段も手頃なので、試して見る価値はあるでしょう。
モルモットに与える果物の量
糖分が多い果物は、モルモットが喜ぶからといって毎日与えてはいけません。
果物を与えるなら、週に1回、ごく少量にしましょう。
少量というと、どのくらいかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
例えばリンゴであれば、5mm角程度をひとつで十分です。
そして、20分ほど経っても食べきれなかったものは片付けましょう。
果物は上手に与えることができれば、モルモットも食べることができます。
たまのおやつ程度の量を心がけ、くれぐれも与えすぎには注意してください。
モルモットに与えてはいけない果物
では、モルモットに与えてはいけない果物は、どんなものがあるのでしょうか。
それは、アボカドです。
アボカドは、実は私たち人間以外の動物には、中毒反応を起こすと言われています。
誤ってモルモットに与えてしまうと、呼吸困難や痙攣を引き起こすことがあるので、絶対に避けましょう。
このほか、ぶどうの皮や種には渋み成分であるタンニンが含まれており、消化器官を傷つけてしまうこともあります。
また、リンゴの皮にもワックスや農薬が付いている恐れがあるため、リンゴの皮は剥いて与えましょう。
刺激が強いレモンも、あえて与える必要はないでしょう。
モルモットに餌を与える際の注意点
モルモットは小さな体をしているものの、意外と多くの餌を食べます。
1日当たりのエサの量は、成長期には体重の8%程度、それ以降は6%程度が目安とされます。
そのため、餌のバランスが大切です。
モルモットが必要とする栄養には
- ビタミンC
- 食物繊維
- タンパク質
- 脂肪
- 炭水化物
- カリウム
- マグネシウム
などがあります。
ビタミンCは体内で生成できないため、ペレットや牧草を中心に、野菜や果物をプラスしましょう。
メーカーによってビタミンCが含まれているペレットものもありますので、そちらを利用すると便利です。
エサを与えるタイミングですが、ペレットは朝と夜の1日2回。
できるだけ毎日同じ時間に与え、食べ残したものは処分してください。
まとめ
この記事では、モルモットが食べてもいい果物についてご紹介してきました。
果物が好物のひとつであるモルモットには、食べられる果物が思ったよりもたくさんあったのではないでしょうか。
ただし、好んで食べるからといって与えすぎには注意が必要です。
たまのご褒美として与えましょう。
また、アボカドなど与えてはいけない果物もあります。
謝って食べてしまわないように、気を付けましょう。
モルモットも私たちと同じで、食事はバランスが大事です。
ペットとしてお迎えするなら食事に気を配り、家族の一員として大切に育てましょう。