【ビタミンCの含有量が多い果物】クエン酸との違いも解説

最終更新日:2024/08/22

【ビタミンCの含有量が多い果物】クエン酸との違いも解説

健康や美容に嬉しい効果があるビタミンC。
具体的には、どのような果物にどのくらいビタミンCが含まれているのかをご存じでしょうか。
この記事では、ビタミンCの含有量が多い果物について、クエン酸との違いも含めて解説します。

ビタミンCの含有量が多い果物

ビタミンCの含有量が多い果物をご紹介します。

アセロラ

ビタミンCが多い果物のランキング上位に入るフルーツです。
酸味種で100gあたり1700mg、甘味種で100gあたり800mgのビタミンCを含みます。

ゆず

爽やかな酸味があり、料理の香り付けにも使われるゆず。
ゆず100gあたりのビタミンCの含有量は、160mgです。

すだち
ゆず同様、爽やかな酸味が特徴のすだち。
100gあたりの含有量は110mgです。

キウイ

キウイは緑色のグリーンキウイと、黄色のゴールデンキウイがあります。
酸味と甘みがあるグリーンキウイは、100gあたりのビタミンCの含有量が69mgです。
グリーンキウイよりも甘みが強いゴールデンキウイは、100gあたり161mgの含有量です。

みかん

日本の代表的な柑橘類とも言える、温州みかんでご紹介します。
温州みかんの100gあたりのビタミンCの含有量は、35mgです。

レモン1個分のビタミンCの含有量

レモン1個分の果肉を含むビタミンCは、100〜120mgです。

1日に必要とするビタミンCの量は100mgと言われています。
ちょうどレモン1個分と覚えるとわかりやすいかもしれません。
果汁だけですと、レモン1個分のビタミンCは50mgです。

果物や野菜に含まれるビタミンCの効果

果物だけでなく、ピーマンやブロッコリーなどの野菜にも含まれるビタミンC。
幅広い食材に含まれるビタミンCの効果は、以下の通りです。

  • 抗酸化作用
  • 心臓血管系疾患の予防
  • 風邪予防
  • 美肌効果
  • ストレス緩和
  • 日焼け防止
  • 活性酸素の抑制
  • 鉄分の吸収率を高める

ビタミンCとクエン酸の違い

ビタミンCと混同されやすいものに、クエン酸があります。
どちらも酸味があるという点では共通していますが、成分が違います。
ビタミンCは水溶性ビタミンの一種、クエン酸は有機酸の一種です。

クエン酸の効果

クエン酸には、乳酸と言う疲労物質を分解し、新陳代謝を促進する働きがあります。
そのほか、全身の血流をサラサラにする働きやミネラルの吸収促進など、疲労回復以外にもさまざまな効果があることが分かっています。

ほかに、クエン酸にはフルーツの変色を防ぐ効果もあります。
レモンなどクエン酸を含む果物の果汁を絞った水にくぐらせると、カットされたりんごや梨、桃などの変色防止になります。
これもクエン酸の働きです。

クエン酸含有量が多い果物一覧

クエン酸含有量が多い果物を、一覧でご紹介します。
梅干しのほか、柑橘類の果物に多く含まれています。

  • 梅干し
  • 伊予柑
  • 温州みかん
  • オレンジ
  • カボス
  • グレープフルーツ
  • シークワーサー
  • スダチ
  • デコポン
  • 夏みかん
  • 八朔
  • ブンタン
  • ポンカン
  • ライム
  • レモン
  • 柚子

まとめ

ビタミンCは、美容や健康維持に欠かせない栄養素です。
今回紹介した果物は、ビタミンCを効率的に摂取できるおすすめの食材です。

それぞれの果物の味や特徴を活かして、食生活に取り入れてみましょう。
クエン酸も疲労回復効果などがあり、ビタミンCと合わせて摂取するとより効果的です。

日々の食事で、ビタミンCとクエン酸をバランス良く摂取し、健康的な生活を送りましょう。

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