甘酸っぱくて爽やかな味わいが魅力のフルーツ「キウイ」。
スーパーでもよく見かけるキウイですが、果物や野菜の中でもビタミンCの含有量が豊富な「スーパーフルーツ」として知られています。
では、キウイにはどのくらいのビタミンCが含まれているのでしょうか。
ビタミンC以外にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。
今回は、ビタミンCが豊富なキウイについて詳しくご紹介します。
キウイはビタミンcが多い果物
甘酸っぱくて爽やかな味わいのキウイフルーツ。
スーパーなどで1年中購入することができる果物ですね。
キウイはビタミンcが多く、含有量は可食部100gで69mg。
他の果物と比較すると、以下の通りです。
- いちご:62mg
- 温州みかん:32mg
- バナナ:16mg
キウイのビタミンcは、果物の中でもトップクラスです。
レモンはビタミンCが100mgと最も多いです。
しかし、レモン単体で食べるのは難しいので、食べやすさからみてもキウイが最強と言えるでしょう。
キウイはビタミンCなど栄養素がとにかく豊富
ビタミンCが豊富なキウイですが、キウイはビタミンC以外にも栄養素が豊富な果物です。
キウイにはビタミンCの他、以下の栄養素を含みます。
- 食物繊維
- カリウム
- ビタミンE
- ビタミンB6
- 葉酸
- ビタミンK
- マグネシウム
- 鉄
- 銅
- アクチニジン
上記のような、うれしい栄養素がたっぷりキウイには含まれています。
調理で失われやすい栄養素も、生のまま食べられるキウイなら栄養素を失うことなく摂取することができます。
特に食物繊維やカリウムは、他の果物に比べ豊富に含まれています。
女性や妊婦さん、子供や赤ちゃんの離乳食にもおすすめです。
ゴールドキウイとグリーンキウイの違い
キウイには、果肉が黄色の「ゴールドキウイ」と、果肉が緑色の「グリーンキウイ」の2種類あります。
この2つは果肉の色以外にも、以下のような違いがあります。
- 見た目:グリーンキウイよりもゴールドキウイの方が産毛が薄く手触りがなめらか
- 味:グリーンキウイは甘酸っぱく、ゴールドキウイの方が酸味が少なく甘みがある
- カロリー(100gあたり):グリーンキウイが51kcalに対し、ゴールドキウイは63kcalと高め
- 栄養素:ビタミンCの含有量は、ゴールドキウイがグリーンキウイの約2倍
上記のとおり、見た目・味・カロリー・栄養素に違いがあります。
また、栄養素に関しては、食物繊維はグリーンキウイがゴールドキウイよりも約2倍多く含まれています。
キウイのビタミンCなどによる美容効果
このように、栄養素がたっぷり含まれているキウイですが、女性にうれしい美容効果も期待できると言われています。
では、どのような美容効果が期待できるのでしょうか。
しみやそばかすの予防
女性が気になるしみやそばかす。
ビタミンCには、紫外線によるしみやそばかすの生成を抑える効果があると言われています。
夏の紫外線対策として日焼け止めや帽子も有効ですが、ビタミンCが豊富なキウイを食べて、体の内側からしみ・そばかす対策をするのもおすすめです。
むくみの解消
キウイに含まれているカリウムには体内の余分な水分を排出する働きがあります。
そのため、むくみ解消にも期待できるといわれています。
キウイは爽やかでさっぱりとした味わいなので、むくみやつわりで食欲がない妊婦さんにはおすすめの果物です。
お通じ改善で肌トラブル解消
便秘になると皮膚の血行が悪くなるため、ニキビや肌荒れ、くすみなどの肌トラブルが起きやすくなります。
キウイには食物繊維が豊富に含まれているので、キウイを食べることでお通じ改善に役立ちます。
その結果、肌トラブル解消にも繋がります。
ビタミンCが豊富なキウイと食べ合わせると良い食材
ビタミンCなどの栄養素が豊富で、美容効果も期待できるキウイ。
ここでは、キウイと食べ合わせると良いとされている食材をご紹介いします。。
キウイとヨーグルト
ヨーグルトは、腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌などの「善玉菌」が含まれている、健康や美容に最適な食材です。
そのヨーグルトとキウイを一緒に食べることでお通じがよくなり、さらなる美容効果が期待できるというわけです。
キウイとヨーグルトは、色々な栄養素が一度にとれる最強の組み合わせでしょう。
ただし、キウイとヨーグルトを食べる場合は、作ってからすぐに食べるのがおすすめです。
10分以上経つと、キウイのアクチニジンがヨーグルトのタンパク質を分解して苦味が出てくるので注意しましょう。
キウイと肉
キウイのアクチニジンはタンパク質を分解する働きがあります。
そのため、肉と組み合わせることで肉のタンパク質が分解されやすくなり、腸での吸収力がアップするので、胃もたれしにくくなります。
肉を食べた後のデザートとして、キウイは大変おすすめです。
また、タンパク質の分解を利用して、硬い肉を柔らかくすることも可能。
よく熟したキウイを潰し、肉と一緒に冷蔵庫で半日ほど寝かせると、硬い肉も柔らかくなります。
キウイのおすすめの食べ方
キウイを食べる時は皮をむくか、あるいは半分にカットしてスプーンですくって食べる方がほとんどです。
しかし、実はキウイは皮の部分にも栄養がギュッと詰まっていますので、皮をむかずにそのまま食べるのもおすすめです。
食べ方は簡単。
丸めたアルミホイルで表面の毛を落としながら水洗いすればOKです。
薄くスライスするよりも、皮ごとスムージーにするほうが、皮も気にならず食べやすいのでおすすめです。
キウイは「1日○個まで」という制限はありませんが、1日1〜2個程度が理想です。
キウイはいつ食べてもいいですが、キウイには日光に当たるとメラニン色素が生成される「ソラニン」という成分含まれているので、朝食や日中食べない方がいいといわれています。
そのため、食べるベストタイミングと言われているのが「夜の寝る1時間前」です。
寝ている間にキウイが消化され、キウイの栄養素が疲労回復や美肌づくりに効果を発揮するといわれています。
寝る1時間前にキウイを食べるといいでしょう。
まとめ
今回は、キウイのビタミンCによる美容効果や食べ方についてご紹介してきました。
栄養素が豊富なキウイは、肌トラブル改善などの美容効果が期待できるます。
また、疲労回復やストレス緩和など健康効果も期待できるスーパーフードです。
ぜひ積極的に取り入れて、毎日の健康に役立ててみてください。