山梨が生産量日本一の果物とは-果物狩り情報もご紹介

最終更新日:2022/10/18

山梨 果物

日本国内至るところで果物が生産されていますが、中でも1年を通じて美味しい果物が作られているのが「山梨県」。

そこで今回は、山梨の果物について、山梨で多く果物が栽培されるのはなぜなのか、山梨が名産の果物や、山梨で果物狩りが楽しめるスポットなどをご紹介します。

山梨の産地直売所は、休日には長い行列ができるほど大変人気があるとか。
一度立ち寄ってみては?

山梨は甘くて美味しい果物が多く作られている「フルーツ王国」

山梨は別名「フルーツ王国」と言われ、ぶどうやもも、さくらんぼなど、甘くて美味しい果物が多く作られている地域です。
果物シーズンには県内外からたくさんの方が訪れ、美味しい果物を求める人々で、産地直売所や果物狩りを楽しむ人で賑わいます。

では、なぜ山梨ではこれほど多くの美味しい果物が栽培されているのでしょうか。

山梨で多く果物が栽培されるのはなぜ

なぜ山梨で多く果物が栽培されるか。
それは、山梨が美味しい果物を作るために必要な条件が揃っているからです。

果物栽培に適した山梨の気候

山梨の果物が甘くて美味しいのには理由があり、

  1. 年間の日照時間が日本一長い
  2. 1日の気温差が大きい
  3. 年間の降水量が少ない

と、美味しい果物を作るために適した気候だからです。

太陽の光をたくさん浴びることで、果物の甘さの元になるでんぷんが盛んに作られます。
そして、夜の気温が低いことでそのでんぷんが蓄積され、果物の中に糖度として蓄えられて甘くて美味しい果物が出来上がるのです。
また、山梨は年間を通して雨が少ないので、病気にかかるリスクが減り、水はけの良い豊かな土壌ですくすくと育つのです。

山梨は県内各地域で特性を活かした農業も盛ん

山梨は、

  • 中北地域(甲府市・韮崎市・南アルプス市・北杜市・甲斐市・中央市・昭和市)
  • 峡東地域(山梨市・笛吹市・甲州市)
  • 峡南地域(市川三郷町・早川町・身延町・南部町・富士川町)
  • 富士・東部地域(富士吉田市・都留市・大月市・上野原市・道志村・西桂町など)

と、県内の各地域、それぞれの気候や風土などの特性を活かした果物や野菜が栽培されているのも特徴。
山梨は四方を山に囲まれた農地が狭い地域ですが、ビニールハウスなどの施設栽培など、狭い農地を上手く活用して多くの果物や野菜を栽培しています。

山梨が名物-生産量日本一の果物

山梨には「フルーツカレンダー」があるほど、年間通して様々な種類の果物が生産されています。
そこで、「山梨といえばこの果物」と言われている、山梨名産の果物を4つご紹介します。

ぶどう

山梨のぶどうは、栽培面積・生産量ともに日本一。
「デラウェア」や「巨峰」、「ブラックキング」、「シャインマスカット」、「ピオーネ」など、山梨では約150種類のぶどうが作られていますが、品種改良などによって、年々ぶどうの品種も増えてきています。
また、甲州ぶどうから作られるワインは世界的にも注目されており、山梨県発祥の品種として有名です。

ぶどうの収穫時期と旬

ぶどうの旬は、8月から10月。
「デラウェア」は7月下旬、巨峰は8月上旬、「ブラックキング」・「シャインマスカット」はは8月中旬、「ピオーネ」は8月下旬から収穫され、9月中旬頃まで楽しめます。

もも

山梨県産のももは、7月の東京中央卸売市場で約8割を占めるほど山梨では栽培が盛んで、こちらも栽培面積、生産量ともに日本一です。
「白鳳」や「浅間白桃」などの品種をはじめ、「夢みずき」といった県オリジナル品種も多く生産されています。

ももの収穫時期と旬

山梨のももの旬は、7月~8月。
山梨では、6月中旬から下旬に収穫される極早生品種の「ちよひめ」を皮切りに、「日川白鳳」が6月下旬から7月中旬頃、「白鳳」が7月中旬から7月下旬、「浅間白桃」が7月下旬から8月上旬に収穫されます。

すもも

山梨のすももは、江戸時代の栽培記録が残されているほど歴史が古く、ぶどう・ももと並んで栽培面積、生産量ともに日本一。
「世界で最も重いすもも」としてギネス世界記録に認定された「貴陽」、県オリジナル品種の「サマーエンジェル」や「サマービュート」などが有名です。

すももの収穫時期と旬

すももの旬は7月~8月。
6月上中旬から収穫が始まる「大石早生すもも」を皮切りに、7月下旬から8月上旬の「貴陽」や「サマーエンジェル」、8月中旬から下旬には「皇寿」などが収穫され食べ頃を迎えます

栽培面積・生産量が日本一のぶどう・もも・すすもも以外にも、山梨では、さくらんぼやかき、いちご、ぶどうなど、様々な果物が栽培され人気があります。

山梨で果物狩りが楽しめるスポット3選

フルーツ王国の山梨では、ぶどうやももの果物狩りを楽しめます。
そこで、ランキング上位の山梨で果物狩りが楽しめるスポットをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

御坂農園グレープハウス

ぶどう狩りやもも狩りが楽しめる「御坂農園グレープハウス」。
6月下旬にもも狩りが始まり(8月上旬まで)、もも狩りやももの食べ放題は時間制限なしなのでゆっくり楽しめます。
ぶどう狩りは7月中旬から10月下旬くらいまでで、デラウェア、マスカットベリーA、甲州ぶどう、8月には巨峰狩りも始まります。

ぶどう狩り時期には、ぶどう狩りからラベル作りまでができる「ワイン造り体験」ができ、オリジナルワインを造ることができ、バーベキューや山梨名物ほうとう、軽食もあるので、お腹いっぱい、山梨の名産を存分に味わえます。

【所在地】〒406-0804 山梨県笛吹市御坂町夏目原656-1

中込農園

富士山、富士五湖、八ヶ岳、南アルプスの豊かな自然に囲まれた中にある「中込農園」。
山梨県内でトップクラスの耕作面積を誇り、さくらんぼ・桃・プラム・スィートネクタリン・梨・ぶどう・甘柿・りんご・干し柿など、6月初旬〜12月初旬と長い期間にわたって、様々な種類に果物狩りを楽しめます。

また、フルーツ狩りセットコースがあり、8月にはもも、プラム、ぶどう、9月にはぶどう、りんご、梨と、1度に2種類以上の果物狩りを楽しむことができるのも特長の園です。

【住所】〒400-0222 山梨県南アルプス市飯野2281-1

金原園

リーズナブルな料金でぶどう狩りを楽しめる「金原園」。
金原園では、7月のデラウェアを皮切りに、甲州は11月中旬まで、巨峰・ピオーネ・甲斐路・ベリーAなどたくさんの種類のぶどう狩りを楽しめます。
テーブルや椅子があり、水で手を洗う事もできるので、小さなお子様連れも安心。
お土産として2個摘み取って持ち帰るプランもあるのでおすすめです。
ぶどう狩りの他にもも狩りもあります。

【住所】〒409-1315 山梨県甲州市勝沼町等々力1256

山梨の果物がお得に買えるおすすめ直売所

山梨の果物を買うなら、産地直売所で購入するのがおすすめ。
シーズンになると、直売所には、美味しいぶどうやももなどが並び、休日にはたくさんの人々で賑わいます。
直売所の魅力は、新鮮な果物がお手頃価格で手に入るのと、形が悪かったり傷があったりと出荷できない”はねだし”の果物が格安価格で販売している点です。
特にはねだし果物は人気で、すぐに長い行列ができるほど。

笛吹市一宮町にある「JAふえふき 一宮フルーツ直売所」や山梨市北にある「JAフルーツ山梨 フルーツ直売所八幡店」などが人気なので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

山梨の美味しい果物が豊富に揃うおすすめの道の駅

次に、山梨の美味しい果物が豊富に揃うおすすめの道の駅をご紹介します。
観光帰りの休憩にぜひ立ち寄ってみてください。

道の駅なるさわ

河口湖I.C.から車で約20分の所にあり、新鮮な果物や野菜、お土産に最適な商品なども購入できる道の駅です。
他にも、地元の郷土料理が楽しめる経食道や、富士山の伏流水を自由に汲むことができるのも人気の理由の一つ。
また、この道の駅は駐車場が広く、駐車場から富士山を望むことができる眺望の良さも魅力です。

おわりに

山梨は、ぶどうやもも、さくらんぼなど、通年通して様々な果物が楽しめる地域です。
ふるさと納税やネット通販も利用しながら、山梨の美味しい果物を堪能してみてはいかがでしょうか。

こちらも合わせてご覧ください。