【栃木の果物特集】栃木県名産の有名な果物や果物狩りスポット

最終更新日:2024/03/19

【栃木の果物特集】栃木県名産の有名な果物や果物狩りスポット

栃木の果物といえば「いちご」ですが、栃木県はいちご以外にも様々な果物が生産されている「果物王国」として知られています。

そこで今回は、栃木県で生産されているランキング上位の果物や、いちごや梨といった栃木県名産の有名な果物、栃木の果物の歴史についてもご紹介してまいります。

栃木県のおすすめ果物狩りスポットや、人気の道の駅もありますので、ぜひ最後までご覧ください。

栃木県は果物の栽培に適した「果物王国」

豊かな自然に恵まれている栃木県では、名産のいちごをはじめ、様々な果物が作られています。

栃木県は、いちごなど果物の生育に適したいくつかの理由があります。

  • 冬の日照時間が長い
  • 日光や那須からのおいしい水
  • 夏と冬、昼と夜の寒暖差が大きい

特に注目したいのが、冬の日照時間の長さです。
栃木県は他の地域よりも冬の日照時間が長いため、日光を活かしたハウス栽培により、いちごの光合成量が多くなり、糖度が高く、酸味のバランスが取れた美味しいいちごが栽培されるのです。

栃木県で生産されているランキング上位の果物

栃木県といえば「いちご」のイメージがありますが、他にも様々な果物が作られています。
それでは、栃木県で生産されているランキング上位の果物を見ていきましょう。

  • いちご:収穫量日本1位
  • 梨:収穫量3位
  • クリ:収穫量7位

他に少量ですが、5月〜7月にはメロンやスイカ、6月には桃、10月には柿、5月〜10月にはぶどう、2月にはみかんと、季節ごとに様々な種類の果物が栽培されており、果物狩りスポットとしても人気を集めています。

栃木県名産の有名な果物

ではここで、栃木県が誇る有名な果物「いちご」と「梨」について、有名な品種「とちおとめ」と「スカイベリー」、梨の「にっこり」について、それぞれご紹介します。

栃木県を代表する品種「とちおとめ」

とちおとめは、「久留米49号」と「栃の峰」を交配して育成した品種です。
下記のような特徴があります。

  • 大粒
  • 強い甘みとほどよい酸味
  • 豊富な果汁
  • しっかりとした果実

名前の由来は、いちごの持つ女性らしさと、多くの人に親しみを持ってほしいという願いから「とちおとめ」と名付けられました。
とちおとめは、栃木県で最も多く栽培されているいちごであり、栃木ブランドの代表的な果物として人気を集めています。

大粒でまろやかな味わいが人気の「スカイベリー」

スカイベリーも、とちおとめと並ぶ人気のいちごです。
下記のような特徴があります。

  • 大粒できれいな円錐形
  • 果肉は明るく色鮮やかで光沢がある
  • 酸味が少なく、甘みとのバランスが良い

「大きさ、美しさ、おいしさの全てが大空に届くようないちご」という願いから、スカイベリーと名付けられました。
とちおとめよりも大粒で、まろやかな味わいから人気を得ています。

栃木県オリジナル品種の梨「にっこり」

にっこりは「新高」と「豊水」を交配して育成された品種です。
名前の由来は、栃木県の観光地である「日光」と、梨の音読み「なし」を組み合わせた「日光梨」=「にっこり」と名付けられました。
下記のような特徴があります。

  • 酸味が少なく甘みが強い
  • 果肉や柔らかくジューシー

重量があるものほど糖度が高くジューシーだといわれているので、色つやがよく手に持ったときに重みを感じるものを選ぶといいでしょう。

栃木県の果物の歴史:いちご王国になった理由

いちごの生産が盛んな栃木県ですが、なぜ栃木県は今では「いちご王国」といわれるほどいちごが盛んに栽培されるようになったのでしょうか。

そもそもいちごは、江戸時代末期にオランダから長崎に伝えられたといわれており、その後静岡県など温暖な地域を中心に、1935(昭和10)年前後には全国で栽培されるようになりました。

栃木のいちごの勢いが増したのは戦後のことです。
農業技術研究家・仁井田(にいた)一郎が戦後間もない頃にいちごと出会い、その後御厨町(現在の足利市)の町会議員に選ばれたことをきっかけに、議会で新しい作物の「いちご」の導入を提案。
仁井田自身が先頭に立って栽培技術を研究し、それを農家に広めることで、栃木県でいちご栽培が急速に広がっていきました。

今では、とちおとめをはじめ、多くの人気品種が誕生し、栃木県の真岡市を中心に、栃木全域でいちごが栽培されています。

栃木県のおすすめ果物狩りスポット

栃木県にはたくさんの果物狩りスポットがありますが、なかでも人気の果物狩りスポットを厳選してご紹介します。

佐野観光農園 アグリタウン

果物狩りを中心に、農業体験や直売所でのお買い物、ご当地グルメも味わえる人気のスポットです。
いちご狩りやブルーベリー狩り、桃狩りなど、季節の果物狩りを楽しめます。
人気のいちご狩りは30分食べ放題、予約優先制なので早めの予約がおすすめです。

住所:栃木県佐野市植下町802-4

いちごの里

いちご狩りをはじめ、ぶどう狩り、ブルーベリー狩り、さくらんぼ狩り、桃狩りなど、季節の果物狩りが楽しめる人気スポット。
いちごは「スカイベリー」や「とちおとめ」、「とちひめ」、「とちあいか」など、さまざまな品種が作られており、それぞれ30分食べ放題で楽しめます。
果物狩りとランチがセットになったお手軽プランや、カフェ・レストランも併設しています。

住所:栃木県小山市大川島408

日光ストロベリーパーク

栃木県日光市の豊かな自然の中で育った、「とちおとめ」や「スカイベリー」、「紅ほっぺ」、新品種の「とちあいか」など、4種類のいちご狩りが楽しめる人気のスポット。
土耕栽培のハウスと高設栽培のハウスがあり、ベビーカーや車椅子のままで入場でき、立ったままいちご狩りを楽しむことができます。

住所:栃木県日光市芹沼3581

栃木県産の新鮮な果物が購入できる人気の道の駅

最後に、栃木県産の新鮮な果物が購入できる人気の道の駅をご紹介します。
ドライブ休憩や観光の途中にぜひ立ち寄ってみてください。

道の駅きつれがわ

さくら市産を中心とした季節の新鮮野菜や果物、特産品を購入できる人気の道の駅。
館内は大正ロマンをテーマにしたモダンな造りで、温泉やフードコートもあり、休日は多くの観光客で賑わいます。

住所:栃木県さくら市喜連川4145-10

道の駅うつのみや ろまんちっく村

約100件の地元契約農家から朝採りされた新鮮野菜や果物、栃木の銘菓名産をはじめとしたお土産品も購入できる道の駅です。

東京ドーム約6個分の広大な敷地の中に、農産物直売所や地元食材を使った料理が楽しめるレストラン、カフェ、売店、体験農場、森の遊び場、ドッグラン、天然温泉や温水プール、宿泊施設を備えた滞在型体験ファームパークです。

住所:宇都宮市新里町丙254

道の駅しもつけ

地元の新鮮な野菜や果物、地元食材を活かしたグルメが楽しめる口コミ人気も高い道の駅です。
かんぴょうをモチーフにした、道の駅しもつけのイメージキャラクター、カンピくんグッズも販売し人気を集めています。
多くの来場者が新鮮な朝採り野菜や果物を目当てに、平日でも賑わっています。

住所:栃木県下野市薬師寺3720-1

まとめ

今回は、いちごで有名な栃木県の果物についてご紹介しました。
いちごや梨、ぶどうなど、栃木県では気候を生かした様々な果物を生産しています。
ドライブがてら果物狩りや道の駅に立ち寄って、新鮮野菜や果物、ご当地グルメなどを味わってみてはいかがでしょうか。

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