山形県は昼と夜の寒暖差があり、果物を育てるのに適した気候をしています。
いろいろな果物が育てられていますが、生産量が全国で一位の果物が2つもあります。
この記事では、山形県で果物生産量ランキング上位の果物についてをご紹介します。
また、人気の果物や購入方法もご紹介するのでぜひ参考にし山形県の美味しい果物を味わいましょう。
山形県で果物生産量ランキング上位の果物
山形県で日本の中で生産量が一番多い果物は「西洋なし」です。
西洋なしはきれいな形をしておらず、少し縦長でいびつな独特な形をしています。
西洋なしにはいろいろな品種があり、山形県で育てられている主な西洋なしは「ラ・フランス」「メロウリッチ」「オーロラ」「バラード」「シルバーベル」です。
中でもラ・フランスは有名で「果物の女王」とも呼ばれます。
まろやかな口あたりで、香り高く上質な甘みと酸味があります。
収穫時期は10月上旬から10月中旬ころで、追熟させてから食べるので食べ頃は少しあとになります。
メロウリッチは西洋なしの中で一番甘く、果汁が多いです。
収穫時期は9月下旬ころです。
オーロラは酸味が少ない西洋なしで、果肉のきめが細かいです。
収穫時期は8月下旬から9月上旬ころです。
バラードは糖度が高くやさしい酸味がある西洋なしで、食べころになると黄色っぽくなります。
収穫時期は9月下旬ころです。
シルバーベルは大玉でやや酸味があり甘さとのバランスがよい西洋なしです。
収穫時期は10月下旬ころです。
山形県の果物生産量ランキング上位のかわいい果物
山形県で生産量が多い果物は「さくらんぼ」です。
全国の生産量の7割を締めているので、山形県と言えばさくらんぼを思い浮かべる方も多いと思います。
さくらんぼは丸く小さな赤い実で見た目がかわいい果物です。
果皮に張りがあり、噛むとほのかな酸味と甘味が楽しめます。
さくらんぼにもさまざまな品種があり、山形県で主に育てられているのが「佐藤錦」「紅秀峰」「紅さやか」「紅てまり」「紅きらり」「紅ゆたか」「南陽」です。
佐藤錦は山形県の代表品種でとても広い範囲で栽培されています。
乳白色の果肉で、甘みと酸味のバランスがよいさくらんぼです。
収穫時期は6月中旬から7月初旬ころです。
紅秀峰は甘みが強いさくらんぼで、果肉が固く日持ちしやすいです。
収穫時期は6月下旬から7月上旬ころです。
紅さやかは、果汁が多く酸味は佐藤錦に比べると少し強めです。
収穫時期は6月上旬ころです。
紅てまりは粒が大きいさくらんぼで、果皮も果肉も固めで日持ちしやすいです。
甘みが強く適度に酸味もあります。
収穫時期は7月上旬から7月中旬ころです。
紅きらりは自分の花粉だけで結実する珍しい品種で、酸味が少ないさくらんぼです。
収穫時期は6月下旬ころです。
紅ゆたかは早生品種で、酸味が穏やかなさくらんぼです。
収穫時期は6月中旬ころです。
南陽は表皮の色が薄く、ジューシーでさっぱりとした甘さのさくらんぼです。
収穫時期は6月下旬から7月上旬ころです。
山形県の果物生産量ランキング一位の甘い果物
山形県の果物生産量ランキング一位は「りんご」です。
りんごの産地と言えば青森県や長野県ですが、山梨県でも多くのりんごの栽培が行われています。
山梨県のりんごは完熟期と収穫期は一致するので、蜜入りのりんごが味わえます。
主に作られている品種は「ふじ」「秋陽」「シナノスイート」「王林」「つがる」です。
ふじは歯ごたえがよく甘味と酸味のバランスが良い人気の品種です。
山形では実に袋をかけずに栽培するので硬さがあり、甘みの強い美味しいりんごが育ちます。
収穫時期は10月下旬から12月下旬ころです。
秋陽は山形県オリジナルの品種で、歯ごたえがよく甘酸っぱく濃厚な味わいです。
収穫時期は9月下旬から10月中旬ころです。
シナノスイートは甘くてシャキシャキとした食感が特徴のりんごです。
収穫時期は10月上旬から下旬ころです。
王林は黄緑色の品種で、香りがよく甘みが強いりんごです。
収穫時期は10月下旬から12月上旬ころです。
つがるは酸味が少ない青森生まれの早生りんごです。
収穫時期は8月下旬から9月中旬ころです。
山形県で人気の果物はいろいろある
山形県ではその他にも人気の果物がたくさんあります。
中でも人気なのが、ももとぶどうです。
山形県のももは、果汁たっぷりで甘くて美味しいと人気があります。
主な品種はあかつき、川中島白桃、黄金桃、美晴白桃です。
ももの収穫時期は8月上旬から9月中旬ころです。
また、山形県はぶどうを育てるのに適した気候で、糖度の高い美味しいぶどうが作られています。
作られている主な品種は、デラウェア、巨峰、ピオーネ、シャインマスカットです。
収穫時期は6月下旬から11月下旬ころです。
山形県の果物の購入方法
山形県の果物は旬の季節になればスーパーなどに並べられ購入できます。
しかし、できれば採れたての栄養たっぷりの果物が食べたいですよね。
そこでおすすめなのが、直売所で購入する方法です。
直売所は地域の農家さんが採れたての果物を持ち込むので、鮮度のよい果物が購入できます。
また、果物は値段が高いものが多いですが、直売所ではスーパーなどに出せない訳ありの果物などが安い価格で売られていることもあります。
道の駅などの直売所によれば、地元の特産を楽しみながら果物を購入できおすすめです。
しかし、店に直接足を運べないこともあると思います。
そんな方は、楽天などのネット通販で取り寄せもできます。
ネット通販では日本全国どこからでも山形県の名産の購入ができます。
ふるさと納税の返礼品として選ぶ方法もあるので、自分にあった購入方法を選びましょう。
まとめ
この記事では、山形県の果物生産量ランキング上位の西洋なし、さくらんぼ、りんごについてご紹介しまいた。
一口に西洋なし、さくらんぼ、りんごと言っても品種によって、味が異なります。
品種の特徴や収穫時期もご紹介したのでぜひ参考にし、いろいろな味わいを楽しみましょう。
