春らしい暖かい日が続くと、旬を迎えたみずみずしい果物が続々と店頭に並びはじめます。
果物が好きな方にとって嬉しい季節到来ですね。
そこで今回は、春の果物の特徴や春が旬を迎える果物、美味しい見分け方、春に果物狩りができるスポットなど、春の果物にスポットを当ててご紹介したいと思います。
家庭菜園で果物を育てることもできますで、気になる方はぜひ挑戦してみてください。
春に旬を迎える果物の特徴
厳しい冬が終わり、だんだんと暖かくなる春の時期の果物は、露地栽培とハウス栽培が揃うのが特徴。
冬の間高かった果物が露地栽培によって安く購入できるようになったり、ハウス栽培の技術の発達によって、一足早く旬の果物が市場に出回るようになります。
また、春に旬を迎える果物にはビタミンÇが多く含まれているものが多く、これから夏を迎え紫外線が強くなる季節にはピッタリ。
ビタミンÇにはメラニンの生成を抑える効果や疲労回復効果が期待できるので、春の贈り物としてもおすすめです。
3月下旬〜6月が旬の春の果物と美味しい見分け方
では、春に旬を迎える果物にはどんなものがあるのか、3月下旬〜6月が旬の春の果物と美味しい見分け方についてご紹介します。
3月下旬が旬の春の果物と美味しい見分け方
まだまだ旬の果物は少ないですが、人気のいちごやキウイフルーツ、りんごをはじめ、徐々に果物が店頭に並ぶ時期です。
いちご
3〜4月のいちごは甘みが強いので、酸味が苦手な方におすすめ。見分け方は、いちごのヘタが鮮やかな緑でピンと張っており、表面に産毛が生えているものが新鮮で美味しいいちごです。いちごは先のほうが甘いと言われています。
キウイフルーツ
キウイフルーツは1年通して食べることができる果物ですが、収穫後熟成させてから出荷されることが多く、旬は春と秋の2回。中でも一番出回る時期は春の3月です。美味しいキウイフルーツは、キレイな楕円形でうぶ毛が均等に生えているもの。傷やヘコみがなく、弾力があるものがおすすめです。
りんご
りんごも1年通して手に入りやすい安価で美味しい果物ですが、シナノゴールドやジョナゴールド、王林などの品種は3月に旬を迎えます。枝がピンと張った、全体的にきれいな色をしているりんごを選ぶといいでしょう。
4月が旬の春の果物と美味しい見分け方
3月に引き続きいちごの他、下記以外にも甘夏みかんやはっさくなど柑橘系の果物が旬を迎えます。
マンゴー
南国の果物として有名なマンゴー。国産マンゴーは5月〜8月に出荷されますが、タイから輸入されるマナチャノやナンドクマイは4月頃に収穫され出荷されます。美味しいマンゴーは、皮に傷がなく、ふっくらツヤがあるもの、触った時にブヨブヨしているものは避けましょう。
びわ
和の印象が強いびわですが、旬は4月を挟んだ2月〜6月頃が旬。びわには色々な品種があり、主な産地は「茂木びわ」の長崎県と、「房州びわ」の千葉県です。びわはうぶ毛があるきれいなオレンジ色のものがおすすめです。
デコポン
デコポンも3月〜5月が旬を迎え、中でも完熟デコポンと呼ばれている甘くて美味しい蒲郡産のデコポンは4月に旬を迎えます。美味しいデコポンは、色ムラがなくオレンジ色が濃いもの。手で持ったときにずっしりと重みがあるものは果汁たっぷりのみずみずしいデコポンです。
5月が旬の春の果物と美味しい見分け方
びわや夏みかんなどまだまだ柑橘系の果物が多いですが、5月頃になるとさくらんぼやメロンなど人気の果物が旬を迎えます。
さくらんぼ
さくらんぼは5月〜6月に収穫期を迎える春に旬を迎える果物。品種は1,000種以上を多く、赤色や紫色など色々な品種のさくらんぼが楽しめます。品種によって見分け方は異なりますが、共通しているのは、全体の赤色が均一で、軸が太く鮮やかな緑色のものです。
メロン
ウリ科のメロンは春〜初夏に向けて旬を迎える果物。特に5月〜7月に美味しいメロンが出回ります。美味しいメロンの見分け方は、網目が均一で盛り上がっているもの。網目がキレイなものほど美味しいメロンと言われています。
グレープフルーツ
日本国内で出回っているものの多くは輸入物ですが、中でも旬と言われているのが4月〜5月で、フロリダ産の美味しいグレープフルーツが楽しめます。見分け方は形がキレイで外に傷やヘコみがないもの。手に持った時にずっしりと重く弾力があるものも甘く実が詰まっています。
6月が旬の春の果物と美味しい見分け方
6月になるといよいよ人気のスイカが登場。他にもいちじくやあんずなどの果物も旬を迎えます。
うめ
うめは産地によって収穫時期が異なりますが、完熟梅として一番多く収穫されるのは6月で、6月はうめにまつわる記念日も多いことから「うめの月」とも言われています。
すもも
甘みと酸味を併せ持つさっぱりとしたすももは、品種によって旬の時期が異なりますが、ハウスものは5月中旬から出回りはじめ、特に安くて美味しいすももは6月下旬〜8月のものと言われています。酸味とカリカリ感が好きな人は硬めのものを、甘いすももが好きな人は家で3日〜7日ほど追熟すると美味しいくいただけます。
スイカ
スイカは5月中旬から小玉スイカの収穫が始まり、6月中旬から7月にかけて旬を迎えます。美味しいスイカを見分けるポイントは模様と形。黒と緑の模様がはっきりした、丸い形のものが甘くて美味しいと言われています。
春に果物狩りができるおすすめスポット
暖かさを肌に感じる春。果物が好きな方にとって毎年待ち遠しいのが果物狩りではないでしょうか。
そこで、春に果物狩りができるおすすめスポットを厳選してご紹介します。
北海道 余市郡仁木町「峠のふもと紅果園」
さくらんぼとベリー類が時間無制限、食べ放題。さくらんぼは極早生から極晩生まで４７品種＆約７００本あり、全ての樹におすすめの収穫期などが明記されているため、どれが食べ頃かが一目でわかります。
【営業期間】6月下旬～7月下旬（天候などにより変動します）
【営業時間】9:00〜17:00
東北地方 山形県天童市「王将果樹園」
さくらんぼ・ぶどう・桃・りんごなどの果物狩りが楽しめる、山形県内最大級の観光果樹園。お土産付きや食べ放題、ソフトクリーム、温泉などを合わせて楽しむお得なプランがある他、オンラインでの販売も行っています。ペット同伴もOKです。
【営業期間】6月上旬～7月中旬
【営業時間】9:00〜17:00
関東地方 群馬県沼田市「果実の里 原田農園」
いちご、さくらんぼ、ブルーベリー、桃、りんご、ぶどう、果物狩りが楽しめる果樹園。お土産処や食事処を備えた一大施設で、りんごシーズン中はりんごジュースの試飲サービスもあります。
【営業期間】6月上旬〜7月中旬
【営業時間】9:00～16:00
関西地方 兵庫県三田市「原田いちごファーム」
大阪や神戸から１時間ほどにある、1万5000株の紅ほっぺが食べ放題の果樹園。色鮮で甘いいちごが堪能でき、摘み取ったいちごは量り売りで持ち帰ることもできます。
【営業期間】１２月上旬〜５月下旬
【営業時間】10:00～14:30
【家庭菜園】春頃に植えるといいおすすめの果物の苗木
お店で購入することが多い果物ですが、果樹を育てることで楽しみながら果実を収穫することができます。花や実を楽しめる果樹は、家庭菜園におすすめです。
おすすめは「びわ」
おすすめは、メンテナンスが少なく植え付けたらすくすく育つ「びわ」。
冬から早春にかけて果実がなり、害虫や病気が発生しにくく育てやすいので初心者におすすめ。放置してても果実がなり収穫できます。
びわの育て方のポイント
まだ肌寒い２月下旬〜4月に鉢（7～8号）もしくは地面に幅40～50cmほどの深い大きな穴を掘り、鉢植えの場合は市販の需要腐葉土、地植えの場合は土に腐葉土を２〜３割混ぜて土を作り、苗の値を広げながら植え付けるといいでしょう。
鉢植えの場合は植え付けた後は水をたっぷり与え、春から秋は日当たりや風通しが良い場所へ置きましょう。
他にびわ以外で初心者でも育てやすい果物は、
- くり
- かき
- いちご
- キウイフルーツ
など。どれも家庭菜園に適した果物なので、気になる方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
【お得】春が旬の果物お得に手に入るふるさと納税
野菜と同じくらい、それ以上に値段が高い果物は、できることなら安くお得に手に入れたいものです。
そこでおすすめしたいのが「ふるさと納税」。申し込み時期によっては、春が旬の果物をお得に手に入れることができます。
そこで、春の果物を返礼品としている自治体を一部ご紹介します。
北海道のメロン
北海道滝川市のふるさと納税では、寄付金13,000円で、6月下旬から10月上旬にかけて寄付受付順に返礼品としてメロン２玉を送っています。受付期間は９月いっぱいまでで、産地に適した本当に美味しいメロンを厳選して発送します。
佐賀県のいちご
佐賀県江北町産のいちごは、寄付金15,000円で収穫当日の新鮮ないちごを凍結してお届け。農薬を極力使用せずに有機肥料で育てた、安心・安全な香り高く味わい深いいちごを家庭で楽しめます。生のままでも十分美味しいですが、牛乳をミキサーにかけていちごスムージーにするのもおすすめです。
香川県のびわ
寄付金14,000円で、果肉と果汁がたっぷりの香川県三豊市のびわを約2kgお届け。痛みやすいびわは賞味期限が出荷日+5日と短いですが、初夏の味覚をぜひお楽しください。
最後に
春が旬の果物は、ケーキやゼリーなどのスイーツにもぴったり。
果物狩りを楽しんだり、家庭菜園で育てたりしながら、春の旬の果物を使って、美味しいスイーツを作るのもおすすめです。
ふるさと納税などを上手く活用しながら、春の果物をぜひお楽しみください。
