健康や美容に良いとわかっていても、酸味が苦手という方も多いお酢。
しかし、果実の香りや味で風味がマイルドになった果実酢なら、ジュースのような感覚で毎日の食生活に取り入れることも可能です。
この記事では、果実酢の健康効果について解説します。
また、果実酢を飲む時のタイミングや、注意点などもお伝えしていますので、参考にしてみてください。
果実酢とはどのような酢か?
美容と健康に良い効果があることで、注目を集めている果実酢。
リンゴ酢などがよく知られているかと思います。
果実酢とは、果実を原料とした醸造酢のことです。
作り方も簡単なので、ご家庭でもレモンなどの果実を酢に漬け込み、手作りされている方もいらっしゃるかもしれませんね。
果実酢には、果実を発酵させた酢と、醸造酢などに果汁を加えた酢の2種類があります。
では、どのようなものでも、果実と酢を使っていれば果実酢になるのでしょうか。
JAS規格では、酢1Lにつき果実の搾汁が300g以上使用されているものを果実酢として定義しています。
果実酢の効果効能
ここで、果実酢の効果・効能について見ていきましょう。
- コレステロール値や血圧の改善
- 脂肪燃焼によるダイエット効果
- 腸内環境を整える
- 胃腸の働きを促す
- 便秘改善
- 美肌・美髪を作る
美味しくて飲みやすく、ヘルシーなイメージがある果実酢。
果実酢が美容やダイエット、健康に良いと言われる理由は、果実酢に含まれる酢酸にあります。
酢酸は酢の主成分で、酢を味わった時に酸っぱく感じる成分です。
果実酢にも含まれる酢酸には、コレステロール値や血圧を下げたり、血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
ほかにも酢酸には、胃腸の働きを活発にし、脂肪の燃焼を促す働きがあります。
また、酢に含まれるアミノ酸は、タンパク質にや肌のターンオーバーに働きかけ、美肌や美しい髪を作ることにもつながります。
推奨される果実酢の1日の摂取量
果実酢の1日の摂取量は、大さじ1〜2杯が目安とされています。
大さじ1杯は約15mlです。
効果を得るためには、15〜30ml程度を続けて摂取することが必要と言われています。
健康や美容に良い効果があるからと言って、たくさん摂取すれば良いわけではないので、ご注意ください。
ダイエットのためには果実酢はいつ飲むと良いのか
果実酢には、脂肪をエネルギーにするのを促すクエン酸が含まれています。
また、脂肪燃焼を助けるアミノ酸というダイエットに有効な成分も含んでいます。
基本的に果実酢は朝昼晩いつ飲んでも構いません。
もしダイエット目的などで果実酢を効果的に活用したい場合は、飲むタイミングが重要です。
果実酢は、食事の前や運動する前に摂取するとダイエット効果が高まります。
運動前なら、運動を始める30分〜1時間前に飲むことがおすすめです。
果実酢の酸っぱさが苦手な方は、ドリンクとしてではなく調味料として料理に取り入れても良いでしょう。
健康的に痩せるためには、少量の摂取を続けていくことが必要です。
果実酢を飲む時の注意点
果実酢を飲む際には、注意しなければいけない点もあります。
- 果実酢の原液をそのまま飲まない
- 大量に飲まない
- 糖分に注意
- 「果実酢」という表記があるものを選ぶ
希釈するタイプの果実酢は、原液をそのまま飲んだり、大量に飲まないようにしましょう。
酸味が刺激となり、体調に悪い影響を及ぼす恐れがあります。
一度にたくさん飲めば飲むほど、効果効能が高くなるというわけではありません。
適量を守って、健康維持に果実酢を役立てましょう。
また、昨今では飲む果実酢もたくさんの製品があります。
しかし中には、糖分が添加されているものも多いです。
果実酢と一緒に糖質も摂取することになりますので、飲み方によっては糖質過多や血糖値の上昇を招くことにもなりかねません。
ダイエット中や糖質や血糖値を気にされている方は、糖分無添加のものなどを選ぶことをおすすめします。
まとめ
果実酢はフルーツの風味や香りがして飲みやすいので、酸味が苦手な方にもおすすめです。
適量の摂取を継続して、果実酢を健康的な毎日に役立ててください。