キウイに含まれるクエン酸に期待できる効果

最終更新日:2024/08/01

キウイに含まれるクエン酸に期待できる効果

甘酸っぱくて美味しいキウイには、体に嬉しい効果が期待できる栄養成分がたくさん入っています。
その中でも注目したいのがクエン酸です。
クエン酸にはどのような効果が期待できるのでしょうか。

この記事では、キウイに含まれるクエン酸の量やクエン酸とはどんな成分なのか、などを解説します。

ぜひ参考にしていただき、美味しいキウイを健康的にいただきましょう。

キウイのクエン酸の含有量

酸味と甘みのバランスが良いキウイ。
果皮には産毛が生えていて、果肉には黒くて小さい種子がたくさん入ってるのが特徴です。

お店で見かけることが多いのは、果肉が緑色のグリーンキウイや果肉が黄色のゴールドキウイですよね。

グリーンキウイは、酸味と甘味のバランスがよく爽やかな味わいです。
ゴールドキウイは、酸味が少なく甘みが強いので、酸っぱいのが苦手な方におすすめです。

そんなキウイには、クエン酸が多く含まれていて、1個(100g)あたり約1g含まれています。
キウイの他には、レモンや温州みかん、梅、パイナップルなどの果物にも多く含まれています。

キウイに含まれるクエン酸とは

では、そもそもクエン酸とはどんなものなのでしょうか。

レモンやキウイなどを食べた時に、「酸っぱい」と感じると思います。
この酸っぱいと感じる成分がクエン酸です。

クエン酸は、体を動かすエネルギーを生み出すので、疲労回復効果が期待できます。
代謝も良くなり、鉄分やカルシウムなどのミネラルが吸収されやすいように働きます。
抗酸化作用もあるので美容効果も期待できます。

また、クエン酸の洗剤を見たことはありませんか。
クエン酸は水垢や黄ばみなど、アルカリ性の汚れやにおいを落とすことができます。

粉末タイプならを水に溶かして、拭き取ったり、つけ置きしたり、ペースト状にして磨いたり、いろいろな使い方ができます。

クエン酸という成分は、体に良いだけでなく掃除にも役立つ成分です。

キウイに含まれるクエン酸以外の栄養

キウイには、クエン酸以外にも体に嬉しい成分がたくさん入っています。
主な成分をご紹介します。

  • ビタミンC:緑69mg、黄140mg
  • カリウム:緑290mg、黄300mg
  • カルシウム:緑33mg、黄17mg
  • リン:緑32mg、黄25mg
  • 鉄:緑0.3mg、黄0.2mg
  • 葉酸:緑32μg、黄36μg
  • 食物繊維:緑2.5g、黄1.4g

キウイを食べることで期待できる効果

上記でもご紹介したように、キウイにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには抗酸化作用があるので、にきびや肌荒れなど美容効果が期待できます。

ビタミンCは1日の摂取量の目安が成人で100mgです。
グリーンキウイで69mg、ゴールドキウイで140mg含まれているので、1個食べれば1日に必要な量をほぼ摂取できます。

キウイにはカリウムも多く含まれています。
カリウムは余分な塩分を外に出す働きをするので、高血圧の予防やむくみの解消効果が期待できます。

また、食物繊維が含まれていることによって、腸内環境を整え、便秘の予防や改善、生活習慣病の予防などが期待できます。

その他、胎児の発育に必要な葉酸が含まれています。
不足すると貧血や神経障害を起こしてしまうことがあるので、妊娠中や授乳中の方は積極的に摂取することがおすすめです。
葉酸は加熱すると失われやすいので、そのまま生のまま食べましょう。

キウイに含まれるクエン酸の過剰摂取に気をつけよう

疲労回復のためにクエン酸を取るなら、1日の摂取量の目安は10~15gとされています。

ですが、クエン酸は体内に蓄積される成分ではなく、時間が経つと排出されてしまいます。
1度に1日分を摂取するよりも、何回かに分けてこまめに摂取するのがおすすめです。

また、余った分は排出されてしまうので、取りすぎになることは少ないです。
しかし、まれではありますが過剰摂取した場合、下痢や吐き気などの胃腸障害を起こすこともあります。
摂取量の目安を守って健康的にキウイを食べましょう。

まとめ

この記事では、キウイに含まれるクエン酸についてご紹介しました。

クエン酸が含まれていることで、疲労回復や美容効果など嬉しい効果が期待できます。

また、キウイにはビタミンCやカリウムなどが多く含まれています。
たくさんの栄養を一度に取れるので、健康のためにも毎日食べたい果物です。

ただし、過剰に摂取するのはおすすめできません。
1日の摂取量を守ってキウイをいただきましょう。

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