風邪に果物が最適な理由や風邪をひいた時におすすめの果物

最終更新日:2024/09/11

風邪に果物が最適な理由や風邪をひいた時におすすめの果物

風邪をひくと、体内の栄養素が消耗し、免疫力が低下します。
そんな時に、果物は風邪の回復を早めるために最適な食材と言えるでしょう。
果物には、風邪予防や回復に役立つビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。

そこで今回は、風邪をひいた時に果物が最適な理由や風邪をひいた時におすすめの果物などをご紹介します。

風邪をひいた時に果物が最適な理由

風邪をひくと免疫力が低下し、熱や咳などの症状が出て体力を消耗します。
身体を元の健康な状態に戻すためには、必要な栄養素を摂る必要があります。
そこでおすすめなのが、果物です。
果物には免疫力を上げる効果が期待できる「ビタミンC」が豊富に含まれています。

ビタミンCは加熱すると壊れてしまう特徴があります。
果物は調理せずそのまま食べることができるので、効率的にビタミンCを摂取することができます。
また、果物はビタミン以外にもミネラルなど豊富な栄養素が含まれています。
そのため、風邪の引き始めや風邪予防に効果が期待できる食材なのです。

風邪をひいた時におすすめの果物

では、風邪をひいた時は、どのような果物を食べるといいのでしょうか。
風邪をひいた時におすすめの果物をご紹介します。

風邪の時に梨が言いと言われている理由は、梨の栄養素と水分量です。

梨にはアミノ酸の一種の「アスパラギン酸」と「カリウム」が豊富に含まれています。
アスパラギン酸は疲労回復や風邪で免疫力が低下した時に役立ちます。
また、カリウムは利尿作用があるため、身体の余分な水分を排出してくれます。

梨は、全体の90%が水分のため、水分量が豊富です。
喉が乾いた時の水分補給としての役割や、夏風邪などで熱が出た時の解熱作用にも期待できます。

桃にはビタミンE、ビタミンC、食物繊維、カリウムが豊富に含まれています。
風邪をひいて弱った体を守り、風邪菌への抵抗力を高める働きが期待できます。
生の桃は胃腸への負担が少なく水分量も豊富なので、水分補給の役目にもなります。

また、風邪をひいた時に桃缶を食べると言う方も多いと思います。
桃缶は生の桃よりもビタミンCを多く含むので、風邪の時に桃缶を食べるのもおすすめです。

パイナップル

パイナップルも風邪の時におすすめの果物です。
栄養価の高いパイナップルには、ブロメライン(ブロメリン)という抗炎症作用がある酵素が含まれています。
これは、喉の痛みや咳などの風邪症状を抑える効果が期待できると言われています。

生のパイナップルをそのまま食べてもいいですが、ジュースで飲むのもおすすめです。

ぶどう

ぶどうは、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6、nポリフェノール、ブドウ糖などの栄養素が豊富な果物です。
ブドウ糖は体内に入るとすぐにエネルギーになってくれるため、身体の回復を早めてくれる必要な栄養素です。
ビタミンCは風邪で弱った身体の免疫力アップに役立ちます。
ビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変え、ビタミンB6は風邪で傷ついた組織を助けてくれます。

また、皮の部分にポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれています。
そのため、皮も一緒に食べたほうがより栄養素を摂ることができます。

風邪に負けない免疫力を高める果物

風邪は何より予防することが大切。
そこで、風邪に負けない体作りに欠かせない、免疫力を高める果物をご紹介します。

キウイ

キウイは、栄養価の高い果物の1つです。
体の免疫力を上げてくれるビタミンCやビタミンE、食物繊維、カリウム、葉酸などの栄養素が豊富に含まれています。

キウイはビタミンCが豊富に含まれているため、風邪予防や風邪の初期症状にもおすすめです。
中でも果実が黄色のゴールデンキウイは、ビタミンCの含有量が果物の中でもトップクラスと言われています。
「風邪かも?」と感じた時は、1日2個程度のゴールデンキウイを食べてみると良いでしょう。

バナナ

安価でスーパーでも購入しやすいバナナ。
バナナにはカリウムが豊富に含まれているため、利尿作用の働きによって解熱の効果が期待できます。
また、ビタミンB1やB2も豊富なので、疲労回復にも役立つ果物です。

胃腸に優しく、甘くて食べやすいバナナは、もちろんそのまま食べてもOKです。
しかし、バナナを80度に温めることで、よりオリゴ糖やポリフェノールが増えます。
そのため、風邪予防にフライパンで焼いたバナナを食べるのもおすすめです。

いちご

いちごはビタミンCが豊富で、その量はみかんのなんと約4倍と言われています。
1日7〜8粒食べるだけで、1日に必要なビタミンCを補えると言われています。
また、粘膜を強くするなど、身体の内側から健康を保つ効果も期待できます。
風邪予防や美肌効果にも期待できる果物です。

ゆず

ゆずには、ビタミンCやE、β-カロテンなどのビタミン類をはじめ、カリウムやカルシウムなどのミネラル類なども豊富に含まれています。
そのため、風邪がが流行る時期には積極的に摂りたい果物の1つです。

ゆずをそのまま食べるよりも、ゆずをはちみつ(または砂糖)に漬けて作ったゆずジャムに、お湯を注いだゆず茶で飲むのがおすすめです。
風邪をひきやすい冬の時期にぴったりのドリンクです。

子供が風邪の時に最適な果物

身体が未熟で抵抗力が弱い子供は、大人よりも風邪を引きやすいですよね。
子供が風邪をひいて食欲があれば、果物を食べさせるのも良いでしょう。

おすすめは、りんごとバナナです。
食物繊維や糖分、カリウムやビタミンCなどが豊富なりんごは、疲労回復や風邪に最適な果物です。
特に1歳や2歳の子供にはそのまま食べさせるよりも、すりおろしたほうがのどごしもよく食べやすくなり、効果的に水分補給もできるでしょう。

また、バナナは栄養価が高く消化が良いため、特に風邪で下痢などの症状がある時などはバナナを食べさせるのもおすすめです。

まとめ

風邪をひいた時は、体調や症状に合わせて、無理なく果物を摂取するようにしましょう。
風邪予防にも、日頃から果物を積極的に食べることをおすすめします。
ビタミンCや食物繊維は、免疫力向上に役立ちます。

風邪を早く治し、元気に過ごすためには、十分な睡眠と休息も大切です。
果物と合わせて、適切な休息を取るようにしましょう。

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