【沖縄の果物】有名な果物や珍しい果物の特徴や購入方法

最終更新日:2022/10/09

沖縄 果物

沖縄と言えばトロピカルなフルーツを思い浮かべる方が多いと思います。
沖縄は他の地域と比べるととても暖かいので、暖かい場所でしか育てられないような変わった果物がたくさんあります。

沖縄に遊びに行くなら、沖縄でしか味わえない果物を楽しみましょう。

この記事では、沖縄で有名な果物や珍しい果物、沖縄でできる果物狩りや生産量についてをご紹介します。

また、沖縄の果物の購入方法もご紹介します。
沖縄ならではのトロピカルな味わいを楽しみましょう。

沖縄で有名な果物の特徴

亜熱帯気候の沖縄は一年の平均気温が23℃前後です。
夏は最高気温が32~33℃程で、35℃を超える猛暑日になることはほとんどありません。
冬は10℃を下回ることはほとんどなく、年間を通して過ごしやすい気候をしています。

暖かい気候を生かした農業が盛んで、暖かい気候だから育てられる果物や野菜などの食べ物がたくさん育てられています。

そんな沖縄の果物と言えばトロピカルフルーツではないでしょうか。
下記で沖縄で有名な人気の果物をご紹介します。

パイナップル

沖縄と言えば一番有名なのがパイナップルではないでしょうか。
お店に並んでいることが多いので食べたことがある方がほとんどだと思います。

パイナップルは温暖な気候でしか育てることができない果物で、国産のパイナップルはほとんど沖縄で栽培されたものです。

1年中食べることができますが、旬の時期は6月~9月頃です。
沖縄で採れるパイナップルは完熟してから収穫できるので、糖度が高くとても美味しいです。

また、種類も豊富にあります。
甘さ、酸味、水分のバランスがよい「スムースカイエン」や、手でちぎって食べれる「スナックパイン」、果肉が白く柔らかいほんのり桃の香りがする「ピーチパイン」など同じパイナップルでもいろいろな味わいが楽しめます。

マンゴー

沖縄県で有名な果物としてマンゴーを思い浮かべる方も多いと思います。
赤い見た目のアップルマンゴーが育てられていて、甘く滑らかな口当たりの果肉が楽しめます。

マンゴー独特の芳醇な香りと濃厚な果汁が特徴の果物です。
旬の時期は6月~9月頃です。

追熟する果物なので、表面がテカテカし、マンゴー特有の香りがして少し柔らかくなるまで部屋に置いておきましょう。

食べごろになったら冷蔵庫に入れて冷やし食べるのがおすすめです。

アセロラ

ビタミンCを豊富に含んだアセロラは、ジュースやジャムなどの加工品として食べたことがある方が多いと思います。

なぜほとんど加工品にされてしまうかと言うと、アセロラは日持ちしない果物だからです。

収穫して2日目には痛み始めると言われています。
なので、生の状態で食べられることはほとんどありません。

旬の時期は5月~8月頃です。
沖縄でも店頭に並ぶことは少なく、南部や北部の直売所などで並べられることがあるくらいです。

見かけたときは、なかなか食べることができない生のアセロラを食べてみることをおすすめします。

タンカン

タンカンは冬に採れる人気の柑橘系の果物です。
一般的なみかんと比べると見た目は悪いですが、果汁が多く果肉が柔らかいです。

程よい酸っぱさと濃厚な甘さがありとても美味しい果物です。
旬の時期は1月~2月中旬頃です。

食べられる期間が短いので、レアな果物でもあります。
見かけた際にはぜひ手にとってみましょう。

沖縄にしかない珍しい果物

沖縄といえば上で紹介したパイナップルやマンゴーなど人気の果物がたくさんあります。
ですが、せっかく沖縄に行くなら沖縄にしかない珍しい果物を楽しむのもおすすめです。
下記でおすすめの珍しい果物をご紹介します。

アテモヤ

アテモヤは世界三大美果のチェリモヤと、東南アジアで人気のしゃかとうをかけ合わせて品種改良した果物です。

果肉は乳白色で、口当たりが滑らかです。
濃厚なクリーミーな味わいで、糖度が20%以上あると言われています。

とても甘みのある果物でクリーミーなので、森のアイスクリームとも言われています。

皮の色が濃くなって全体的に黒くなったら食べころです。
いろいろな食べ方ができますが、半分に切ってスプーンですくって食べるのがおすすめです。

収穫時期は9月~10月です。
生産量が少なく市場などにもなかなか出回ることがないとても貴重な果物です。

カニステル

カニステルは柑橘系を思わせるような黄色の見た目をしています。
見た目からはジューシーですっぱい味がしそうに見えますが、酸味はなく甘みがありかぼちゃやスイートポテトのような食感です。

完熟したカニステルはとても柔らかく、スプーンですくえるほどです。
しかし、食べころを見極めるのがとても難しい果物です。

完熟していないカニステルは甘みがないだけでなく、渋みがあります。
皮の色が黄色から濃いオレンジ色に変わり実が柔らかくなってくるまで、しっかり追熟させましょう。

カニステルの収穫時期は1月~4月です。
生産量が少なく店頭に並ぶことは少ない果物です。
見かけた際はぜひ購入し食べてみましょう。

リュウガン

リュウガンは小ぶりなライチのような果物です。
茶色の皮の中に、白く透き通った実が入っていて中心には大きめの種が入っています。

かすかな酸味があり、甘みが強い果物です。
台湾や中国では果肉を乾燥させたものを漢方薬として使います。
免疫力の増加や脳の活性化などが期待できます。

収穫時期は7月~9月頃で、生の状態で売られていることは少ないので見かけた際はぜひ食べてみましょう。

沖縄でできる果物狩り

沖縄に行くなら観光だけでなく、収穫体験をしてみるのもおすすめです。
行く季節によって収穫できる果物が違いますが、沖縄なら年中楽しむことができます。

1月~5月頃に楽しめるのが「いちご」です。
ミネラルが豊富な沖縄の島いちごを収穫してみてはいかがでしょうか。

5月~9月に楽しめるのが「アセロラ」です。
アセロラは皮が薄く日持ちしない果物なので、収穫し生の状態やジュースなどにして楽しむのがおすすめです。

7月~9月頃に楽しめる「パイナップル」。
完熟した糖度の高いパイナップルを収穫し、その場で食べられるのは沖縄ならではの楽しみ方です。

1月~2月の冬は「タンカン」もおすすめです。
酸っぱすぎず甘みがあるバランスのよい味わいのタンカンを収穫しその場で味わってみてはいかがでしょうか。

10月~1月の秋から冬にかけて楽しめるのは「シークワーサー」です。
9月10月頃に採れるシークワーサーは、緑色をしていて酸味が強くレモンやすだちのように、食べ物にかけて使うのがおすすめです。

11月、12月と冬に近づくにつれ、実が黄色くなり、甘みがでてくるのでそのままでも食べられます。
栄養価が高いシークワーサーを収穫して味わってみてはいかがでしょうか。

沖縄の果物生産量について

沖縄の果物で生産量が多いのはどんな果物なのでしょうか。

一番生産量がある果物はパイナップルです。
全国1位の生産量です。
沖縄の環境はパイナップルが育てやすく、人気のある果物なのでたくさん生産されています。

次に多いのがシークワーサーです。
パイナップルと比べると半分くらいになりますが、全国1位の生産量です。
収穫する時期によって違った味が楽しめます。

次に多いのがマンゴーです。
シークワーサーの約3分の1ほどの生産量ですが、こちらも全国1位の生産量です。

この3種類は生産量がとても多くあります。
しかし、沖縄はその他にもバナナやドラゴンフルーツ、アテモヤ、アセロラなどの果物の生産量も全国1位です。

(データは令和2年3月時点のものを使用しています。)

沖縄の果物の購入方法

沖縄に行ったらお土産として果物を購入するのもおすすめです。
購入できる場所をご紹介します。

沖縄のスーパーや八百屋さんには他の地域では売っていない果物を置いていることもあります。
お近くのスーパーや八百屋さんを覗いてみるのもおすすめです。

できるだけ新鮮な果物を手に入れたい場合は、道の駅や直売所などで購入するのもおすすめです。

シーズンによって置いている果物は変わりますが、旬のものは安い値段で購入できることもあります。

果物を持ち帰る場合は帰る直前に購入したり、日持ちする果物を選んだり、飛行機で運んでも問題ないようしっかり包装したりして工夫して持ち帰りましょう。

また、沖縄以外の場所から購入するなら、ネット通販などでお取り寄せできるものもあります。

ふるさと納税の返礼品として沖縄の果物を選ぶこともできます。
沖縄の特産品を見てみるのもおすすめです。

まとめ

この記事では沖縄の果物についてご紹介しました。
沖縄ならではの果物や、沖縄でしか食べられないようなレアな果物もあります。

お店で買うだけでなく、果物狩りをして沖縄の果物を楽しむこともできます。

沖縄の暖かい気候の中、観光を楽しみながら美味しい果物をいただいてみてはいかがでしょうか。

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