【カリウムの多い果物とその効果】1日の摂取量の目安とは

最終更新日:2024/09/05

【カリウムの多い果物とその効果】1日の摂取量の目安とは

カリウムは、体内の余分なナトリウムを排出し、血圧を下げる効果を持つミネラルです。
また、筋肉の収縮や神経伝達にも重要な役割を果たします。

そこで今回は、カリウムの多い果物と、その効果について詳しく紹介します。
また、1日の摂取量の目安についても解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

カリウムの働きとカリウムの多い果物

健康を保つために必要な栄養素の1つに、カリウムがあります。
ナトリウムとバランスを取りながら、以下の働きを担っています。

  • 血圧を一定に保つ
  • ナトリウムを細胞の外に運び出す
  • 水分を保持する
  • 細胞の浸透圧を維持する
  • 筋肉の収縮や神経伝達の役割

カリウムの多い果物の種類

ここでは、カリウムの多い生の果物をご紹介します。

  • バナナ
  • メロン
  • キウイフルーツ
  • さくらんぼ

補足として、ドライバナナやドライマンゴー、干し柿など、乾燥させたドライフルーツは生の果物よりもカリウムが豊富に含まれています。
より効率的に摂取することができるでしょう。

カリウムの多い野菜

果物だけでなく、野菜にもカリウムは多く含まれています。
カリウムの多い主要野菜は、以下などが挙げられます。

  • ほうれん草
  • 里芋
  • 枝豆
  • にら

カリウムを多く含む果物の効果

では、カリウムを摂ることで、どのような効果が期待できるのでしょうか。

カリウムの働きによって体に現れる症状としては、以下の通りです。

  • むくみの改善
  • 血圧を下げる
  • 心臓機能や筋肉機能の調節

カリウムは、体に含まれている余分な塩分を、尿中によって外に出す効果があります。
そのため、むくみ改善や血圧を下げる効果が期待できるといわれています。

ただし、腎障害がある方は、カリウムの上昇によって不整脈を起こしてしまうなど、悪影響を及ぼす危険があるので注意が必要です。

カリウムの1日の摂取量の目安

次に、カリウムの1日の摂取量の目安についてお伝えします。
性別によって、目安が違いますので、以下を参考にしてください。

  • 18以上の男性:目安量2,500mg、目標量3,000mg以上
  • 18以上の女性:目安量2,000mg、目標量2,600mg以上

普段からカリウムを摂るために、積極的に果物を摂取したいですが、果物には糖分も多く含まれているので、1日200〜300gが摂取の目安です。
野菜などでカリウムを補うと、バランス良くカリウムを摂ることができるでしょう。

また、カリウムは水に溶けやすいのが難点と言えます。
果物はそのまま食べることができるので、効率的に摂ることができます。
しかし、野菜は煮たり茹でたりなど調理することが多いので、カリウムが失われやすいです。
野菜の場合はスープなどの汁物にした方が、カリウムを失うことなく摂取することができるのでおすすめです。

カリウム不足による症状

体に必要な栄養素のカリウム。
カリウム不足になると、以下などの症状が出ることがあります。

  • 筋力低下や筋肉痛
  • 手足のだるさ
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 痙攣

ただし、過剰摂取をする場合も体に悪影響をあたえるため、1日の摂取量を目安に、カリウムを摂ることが大切です。

まとめ

今回は、カリウムの多い果物についてご紹介しました。
バナナやメロン、キウイなどの果物は、カリウムを豊富に含んでいます。
これらの果物を積極的に摂取することで、カリウム不足を防ぎ、健康を維持することができます。
おいしく楽しくカリウムを摂取しましょう。

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