風邪を引いた時に果物は食べて良いのか、迷う方も多いのではないでしょうか。
実は、風邪の症状によっては避けたほうが良い果物も存在します。
この記事では、風邪の時に食べてはダメな果物と、風邪予防におすすめの果物について解説します。
風邪のときに果物を食べてはダメだと言われる理由
ビタミンやミネラルが豊富な果物は、風邪を引いたときにもできれば積極的に摂取したいイメージがあります。
しかし実は、風邪のときに果物を食べてはダメだと言われることもあります。
なぜ風邪のときに果物を食べてはダメなのか
その理由は、胃腸の調子を悪くしてしまうことがあるためです。
果物には消化の悪いものもあります。
風邪を引いて体調が良くないときに食べると、胃腸の調子を悪化させてしまう恐れもあるようです。
また、風邪をひいて弱った体調の中、酸味の強い果物を食べることで、吐き気を引き起こしてしまうこともあります。
風邪のときにダメな果物
風邪のときにダメだと言われている果物には、以下のようなものがあります。
- グレープフルーツ
- 夏みかん
- 八朔
- 伊予柑
- ダイダイ
- パイナップル
- レモン
- みかん
グレープフルーツや夏みかん、八朔、伊予柑、ダイダイは風邪薬の効果に影響を与えてしまうため、避けるべき果物とされています。
また、ビタミンCたっぷりで栄養満点のみかんを含む柑橘類は、消化が悪く、体を冷やしてしまう果物です。
そのため、風邪予防には効果的ですが、風邪を引いてしまったときには注意が必要です。
風邪のときに積極的に摂りたい果物
では、風邪を引いてしまったときに積極的に摂りたい果物には、どんなものがあるでしょうか。
ここで、ご紹介していきます。
りんご
カリウムやビタミンCが豊富なりんごは、疲労回復や風邪をひいて体が弱っているときにおすすめの果物です。
そのまま食べても良いですが、小さな子供には食べやすいすりおろしりんごがおすすめです。
バナナ
栄養価が高く消化が良いバナナは、風邪でお腹を壊しているときや熱が高いときのエネルギー補給にもぴったりです。
カリウムも多く含まれているので、利尿作用の働きによる解熱効果が期待できます。
また、ビタミンB1やB2も豊富なので、体力の回復にも役立ちます。
梨
疲労回復や風邪で免疫力が低下した時に役立つ、アスパラギン酸とカリウムが豊富に含まれている梨は、水分量が豊富です。
喉が乾いた時の水分補給や、熱が出た時の解熱作用も期待できます。
その他のおすすめ
このほか、皮のまま手軽に頬張ることができるブドウや、胃腸への負担が少なく水分量も豊富な桃も良いでしょう。
甘くておいしい缶詰の果物も消化に良いのでおすすめです。
風邪予防に効果的な果物
風邪予防に欠かせない栄養成分といえば、ビタミンC。
抗酸化作用や免疫力アップ、疲労回復などの嬉しい効果が期待できます。
ビタミンCが豊富な果物は、みかんやいちご、レモンなど数多くあります。
どれも風邪予防におすすめですが、中でもビタミンCの含有量が特に多いゴールデンキウイは、風邪予防や風邪の初期症状にも効果的だとされています。
他にも、1日1個食べるだけで、1日の必要なビタミンCを十分に摂取できる柿もおすすめです。
風邪を引いているときにもおすすめのバナナも、免疫力を上げる効果が期待できるので、ぜひ積極的に食べたいものです。
まとめ
風邪予防には、ビタミンCや食物繊維が豊富な果物がおすすめです。
ただし、風邪の症状によっては、酸性の果物は喉への刺激が強くなる場合もあるので注意が必要です。
体調に合わせて、適切な果物を選び、美味しく食べて風邪予防に役立てましょう。