お墓参りには、故人への感謝の気持ちを込めてお供え物をするのが一般的です。
その中でも、果物は清潔感があり、見た目にも美しいため、お供えにぴったりです。
そこで今回は、お墓参りのお供えにおすすめの果物と、選び方のポイントをご紹介します。
故人との思い出を振り返りながら、お供えの果物を選んでみてはいかがでしょうか。
お墓にお供えする果物の選び方
お墓にお供えをする時の果物の選び方は、以下の3つのポイントがあります。
- 日持ちのする果物
- 形の丸い果物
- ご先祖様や故人の好きな果物
まず、日持ちのする果物ですが、冷蔵保存が必要な果物はお墓のお供えには向いていません。
そのため、常温でも何日間か保存できる果物がおすすめです。
次に形の丸い果物がポイントの理由は、丸い果物=円、そして円は縁を連想させる縁起の良い果物とされています。
そのため、お墓の他にも仏壇などにも形の丸い果物が好まれます。
最後にご先祖様や故人の好きな果物について。
果物に限らず、お供えはご先祖様や故人に感謝の気持ちを伝えるものです。
そのため、ルールに縛られず、好きだった果物をお供えすることが何よりの供養です。
お墓のお供えにおすすめの果物の種類
上記のポイントを踏まえ、比較的日持ちがして、丸い果物をピックアップしました。
- りんご
- みかん
- メロン
- スイカ
- 桃
- さくらんぼ
- 梨
- 柿
- ブドウ
- キウイフルーツ
お墓にお供えする果物の数
お墓にお供えをする時の果物の数は、奇数が良いとされています。
これは、「割り切れない」数字が理由です。
ただし、例外として縁起の良い末広がりの意味をもつ8が使用されることもあります。
また、4や9は忌み数のため、避けた方が良いでしょう。
お墓に果物をお供えする方法
お墓に果物をお供えする時は、直接お墓に果物を置くのはNGです。
半紙や懐紙などを下に敷き、その上に果物を置きましょう。
また、半紙などが用意できない場合は、ハンカチやタオルなどで代用できます。
さらに、お供えの果物をお墓に置く時は、お供え台の中央に置きます。
そして、果物の左右に水やお茶を置きます。
ちなみに、お墓が南向きの場合、水はお墓に向かってに右に置きましょう。
お墓に行く時に用意するもの
お墓に行く時は、次のものを用意しましょう。
- 線香
- ろうそく
- お花
- マッチやライター
- お供物
- 数珠
この中でも忘れがちなものは、マッチやライター、そしてろうそくです。
線香の香りは、仏教の教えによると心身を清める効果があるそうです。
そのため、健やかな気持ちでお墓に手を合わせられます。
さらに、線香の香りや煙はご先祖様や故人にとってのごちそうという意味もあるそうです。
線香に火をつけるためのマッチやライター、ろうそくは忘れずに持っていきましょう。
また、お墓にお供えする花は、白や淡い色が好まれます。
お墓参りへ行くタイミング
お墓参りに行く時期は、ほとんどの方がお盆やお彼岸、命日、年末年始です。
その他にも、何か報告したことがあった時などに行かれる方も多いようです。
しかし、お墓参りに行くタイミングにルールは無く、いつでも構いません。
なぜなら、お墓参りに「行こう」もしくは「行きたい」と思った時がそのタイミングだからです。
お墓にお供えした果物の片付け方
お墓参りを終えたら、お供えした果物は、食べるか持ち帰るか、どちらかの方法で片付けましょう。
食べる場合
- そのまま食べられる果物なら、お供えの後に食べましょう。
- 食べきれない場合は、持ち帰りましょう。
持ち帰る場合
- 袋を用意しておきましょう。
- 何家族かでお墓参りをするなら、小分け袋を持っていくのがおすすめです。
その他の場合
- お寺などで設置している回収場所を利用しましょう。
お墓にお供えする果物の購入場所
お彼岸やお盆の時期になると、お墓参りに最適な果物セットなどが店頭に並びます。
このような果物のお供え用のセットは、スーパーやデパートなどで販売しています。
また、楽天などのネット通販なら時期を問わずお供え用の果物が購入できます。
特に、千疋屋や高島屋で販売しているお供え用の果物はとても人気があります。
さらに、地元の名産の果物などもとても喜ばれます。
また、お墓用のお供えの果物を購入する時は、のしや郵送に対応しているかも店舗選びの大切なポイントです。
果物をお墓にお供えする時の金額の相場
一般的に、お墓にお供えをする果物の金額の相場は3,000〜5,000円です。
ただし、親族や親しい知人の場合は5,000〜10,000円前後が多いようです。
また、納骨式などでお墓へ行く場合は、お供えの他に香典も必要です。
まとめ
故人が好きだった果物や、季節の旬の果物などを選んで、故人への感謝の気持ちを伝えましょう。
また、お供えの果物は、日持ちするものを選ぶことも大切です。
故人の冥福を祈りながら、お墓参りしましょう。