【スピリタスは果実酒作りにおすすめ】簡単な作り方やアレンジ法

最終更新日:2024/12/10

【スピリタスは果実酒作りにおすすめ】簡単な作り方やアレンジ法

世界一アルコール度数が高い「スピリタス」というお酒をご存じですか?
スピリタスは96度というアルコールの高さから、そのまま飲むのは危険なお酒としても知られていますが、実は果実酒にして飲むととてもおいしくいただくことができます。

そこでこの記事では、スピリタスが果実酒作りにおすすめ理由や、スピリタスとよく合う果物の種類、スピリタスを使った果実酒の作り方やおいしい飲み方についてご紹介します。

またスピリタスを使う際の注意点についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。

果実酒作りにも最適−最強アルコール度数のスピリタスとは

スピリタスとは、アルコール度数96%と世界でもっとも強いお酒として名高い蒸留酒(スピリッツ)の銘柄です。
スーパーのお酒売り場やセブンイレブンなどのコンビニでも取り扱っている場所も多く、飲んだことはないけれどその名を一度は聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

そんな強烈なアルコールの高さから、そのまま飲むのは危険なお酒としても知られているスピリタス。
ストレートで飲んだことのある方の口コミとしては、「喉や胃が痛くなる」や「とにかく熱い」と言ったものが多く、ゆっくり味わうどころではないようです。

とはいえ、スピリタスはウォッカの一種のスピリッツなので、カクテルに使ったり、フルーツを漬けて作る果実酒作りに使うと以下のようなメリットがあります。

  • アルコール度数が高いので漬ける期間が短くても果実酒がしっかり漬かる
  • 味わいには雑味がないので、果物本来のおいしさを楽しめる
  • ガツンとした味わいの果実酒ができる

なお、スピリタスのお値段は500mlで1,800円前後で売られていることが多く、一般的に果実酒作りに使われるホワイトリカーと比較するとやや割高となっています。

スピリタスを使った果実酒におすすめの果物の種類

スピリタスの原産国であるポーランドでも、スピリタスは好きな果物を漬け込んで作る果実酒にして味わうのが一般的な飲み方です。
合わせる果物は、オレンジ、りんご、さくらんぼ、チェリー、桃、ぶどうなど、お好きな果物でOK。

中でもおすすめなのは、いちご、梅、レモンなど。
スピリタスは柑橘類との相性がとても良いので、ミカンやグレープフルーツでもおいしく作ることができます。

好きな果物を漬けるだけで簡単に果実酒を作ることができるのは魅力です。
たくさんもらってしまって使いみちに困っているという果物があれば、そちらをぜひ利用してみてください。

スピリタスを使った果実酒の作り方

ここでは人気のいちごの果実酒の作り方をご紹介します。

材料・用意するもの

  • イチゴ 400g(2パック程度)
  • スピリタス 500ml
  • 水 500ml
  • レモン果汁 1個分
  • 砂糖 200g
  • 保存用のガラス容器

作り方

  1. イチゴをよく水洗いしたら、へたを取り、キッチンペーパーできれいに拭くか、自然乾燥させておきます。
  2. ガラス容器にイチゴとスピリタスを入れて冷蔵庫で2週間保存します。
  3. 水と砂糖を鍋に入れ、一度沸騰させてから冷ましたものにレモン果汁を入れてシロップを作っておきます。
  4. 容器からイチゴを取り出して濾したら、そこに3のシロップを加えて冷蔵庫で1週間~1カ月ほど置けば完成です。

保存容器はよく洗い、十分乾かした清潔な瓶を使いましょう。
砂糖の代わりに氷砂糖やグラニュー糖、てんさい糖、ハチミツなどお好みのものを使っても大丈夫です。

スピリタスで手作りした果実酒の飲み方とアレンジ法

スピリタスを使って作った果実酒は、果物本来の味わいやフルーティーな香り、甘みが楽しめますが、アルコール度数はやはり高いものなので、スピリタスにあまり慣れていない方や、そもそもお酒があまり強くないという方は、ストレートよりも、炭酸水などで割って飲むのがおすすめです。

炭酸割りの割り方の目安は、イチゴ酒1に対して炭酸水2〜3くらいから試してみて、あとはお好みで調節してください。

お酒が強い方やスピリタスの持ち味を楽しみたいなら、ストレートやロックでももちろんおいしくいただけます。

そのまま飲むだけでなく、アイスクリームに少量かけたり、お菓子の風味付けとしてもアレンジ可能です。

スピリタスを使う際の注意点

スピリタスは、一般的なお酒とは違い、アルコール度数が96%と飛び抜けて高いため、事故の原因となってきた過去があり、北米では販売を禁止している州もあるほどです。

日本でもスピリタスは「火気厳禁」と表記されなければならないお酒とされています。
引火性が高く、液体に直接火をつけなくても、気化したアルコールの近くに火の元があると引火する危険もあるので、くれぐれも注意が必要です。

まとめ

この記事では、最強アルコール度数を誇るスピリタスで作るおいしい果実酒についてご紹介してきました。
そのままでは決して飲みやすいとは言い難いスピリタスですが、フルーツと合わせることでフルーツのおいしさを引き立ててくれ、マイルドにおいしく味わうことができます。

普段飲んでいる果実酒では物足りない方、いつもとは違った果実酒を作ってみたい方、またなにかの機会にもらったスピリタスを持て余しているという方も、この方法ならおいしく楽しむことができるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。

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