果実酒は人気のお酒ですが、作り方は簡単で、材料さえ揃えればご自宅でも作ることができます。
そこでおすすめしたいのが、みかんを使った果実酒「みかん酒」。
冬の時期になると店頭に並ぶみかんは、ビタミン豊富、価格もお手頃なのが魅力です。
今回は、みかん酒の作り方やおすすめの飲み方、果実酒のみかんのリメイク方法などをご紹介します。
果実酒を作るならみかんがおすすめ
果実をお酒で漬け込んで作る果実酒。
見た目もカラフルでお酒が苦手な方でも飲みやすいため、女性に人気のお酒です。
果実酒は、自宅でも季節の果物を漬け込んで楽しむことができますが、11月〜2月頃の冬の時期に果実酒を作るなら「みかん」がおすすめ。
そのままでは食べにくい酸味が強いみかんを買ってしまった時に、みかんを使って果実酒を作ってみてはいかがしょうか。
酸っぱいみかんも、甘くて美味しい果実酒になります。
みかんの果実酒を作る際の瓶の選び方
美味しいみかんの果実酒を作るには、まず瓶を用意しなくてはなりませんが、果実酒用の瓶はサイズや素材など種類が多く、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
では、果実酒にはどのような瓶が最適なのでしょうか。
果実酒におすすめの瓶は、
- 日本製で紫外線カットの瓶
- 取っ手が付いた瓶
- 4〜5リットルの程度の瓶
- 口が広い瓶
- ガラス製
果実酒は長期間漬け込むので、なるべく安心安全な日本製の瓶で紫外線をカットできるものが理想。
漬け込んだ果実酒は重いので、取っ手が付いている瓶の方が持ち運びに便利です。
また、瓶はお酒の約2倍の容量のものが理想ですが、あまりにも大容量だと持ち運びに苦労するので、4〜5リットル程度の瓶がおすすめ。
口が広く、ガラス製の瓶の方が掃除もしやすく、清潔に保つことができます。
また、果実酒はカラフルで見た目でも楽しめるので、凝ったデザインやカラーの瓶を選んで、インテリアとして楽しむのもおすすめです。
人気の果実酒みかん酒の作り方
ではさっそく、みかんを使った果実酒、みかん酒の基本の作り方をご紹介します。
まずは事前に瓶を消毒しておきましょう。
大きな瓶を丸ごと鍋に入れて煮沸消毒をするのは難しいと思いますので、瓶を食器用洗剤で洗って水気を取り、キッチンペーパーでアルコール消毒する方法をおすすめします。
材料(4リットル瓶)
- みかん 800g〜1,000g
- 氷砂糖 300g
- ホワイトリカー 1,800ml
作り方
- みかんをぬるま湯でよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取る。
- みかんの皮を剥き、実の白い綿の部分も綺麗に取り除く。
- みかんの皮(半分の量)をお茶パックに入れる。
- みかんを2つの輪切りにし、瓶にみかん、氷砂糖、お茶パックに入ったみかんの皮を加える。
- ホワイトリカーを加えて蓋をしっかり締め、冷暗所など高温を避けた場所に置く。
- 1週間経ったらお茶パックに入ったみかんの皮を取り出す。
- 1~2ヶ月後にみかんの実を取り出せば完成。
お好みでレモンを入れるのもおすすめ。
レモンの表皮や白い綿の部分も取り、4固程度輪切りにして入れ一緒に漬け込みましょう。
漬け込み期間3日で楽しむ方法
基本的に果実酒は、1〜2ヶ月漬け込んでから楽しむものですが、「そんな長期間待てない!」という方には漬け込み期間3日で楽しむ方法をご紹介します。
用意するのは、宝酒造の「ホワイトタカラ 果実酒の季節mini」。
ガラス瓶入りのホワイトリカーです。
砂糖(はちみつ、グラニュー糖)を予め溶かし、熟したみかんを細かく切るのがポイント。
1日1〜2回かき混ぜることで成分が早く抽出でき、3日で完成します。
「果実酒の季節」に砂糖を入れて溶かしてカットしたみかんを入れるだけなので、初心者でも簡単に作れます。
漬けたみかんを取り出すタイミングと果実酒の飲み頃
果実の種類にもよりますが、必要以上に長く漬けておくと、
- 実が崩れる
- お酒が濁って色が悪くなる
- 旨味以外の雑味が出て苦味が出てしまう
などの影響が出てきますので、1ヶ月など一定期間経ったら実を取り出しましょう。
ただし、梅は例外です。
梅は取り出さなくても問題なく美味しく飲めますが、もちろん苦味が気になる方もいますので、取り出すかどうかは好みで判断するといいでしょう。
みかん酒の飲み頃は、最低でも1ヶ月。
1〜3ヶ月漬け込むことで美味しいみかん酒が出来上がりますが、7ヶ月経てばアルコールも落ち着き、香りや味もバランス良くなります。
みかん果実酒のおすすめの飲み方
では次に、出来上がったみかんの果実酒のおすすめの飲み方をご紹介します。
まず試してほしいのが「ロック」。
冷やしておいたグラスに氷を入れ、そこにみかん酒を注ぐだけです。
みかん酒の風味や香りを存分に味わうことができます。
次におすすめしたいのが「炭酸割り」。
みかん酒を炭酸水で割る、スッキリとした飲み心地が魅力の飲み方です。
お酒に漬けておいたみかんをグラスに入れると見た目もおしゃれに。
おすすめの割合は1:1ですが、お好みで濃さを調整して楽しんでみてください。
冬の時期はお湯割りでほっと温まるのもおすすめです。
果実酒のみかんのリメイク方法
果実酒から取り出したみかんの実はアルコールを含んでいるため、そのままかじって食べきるのはかなり難しいでしょう。
また、果物によっては味が薄くなって美味しくありません。
そこでおすすめしたいのが、取り出したみかんの実で作るジャム。
鍋にみかんを入れ、潰しながら中弱火くらいの火加減でグツグツ煮て、砂糖を加えて(実500gに対し50g程度)汁気がなくなるまで煮詰めれば完成です。
旬の果物と果実酒に適した時期
果実酒は1年を通して楽しむことができます。
そこで最後に、旬の果実と果実酒に適した時期をご紹介します。
- 春(3月〜6月)〜グレープフルーツ、いちご、夏みかん
- 夏(6月〜9月)〜梅、夏みかん、びわ、ブルーベリー、さくらんぼ、すもも、もも
- 秋(9月〜11月)〜りんご、ざくろ、かりん、ゆず
- 冬(12月〜3月)〜ゆず、きんかん、みかん
ぜひみかん以外の果実酒にも挑戦してみてください。
まとめ
今回は、みかんを使った果実酒の作り方やポイントについてお伝えしてまいりました。
みかんは安価で購入しやすく、酸っぱくて食べにくいみかんほど美味しいみかん酒になります。
材料さえ揃えれば後は漬け込んで待つだけで簡単なので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。