フルーツを漬け込んで作る果実酒は、フルーティーで飲みやすく、とてもおいしいので人気です。
中でも爽やかな香りとすっきりとした酸味が心地よいレモンの果実酒は、清涼感があり、性別を問わず大人気となっています。
そこでこの記事では、レモンの果実酒の特徴をはじめ、実は簡単なレモンの果実酒の人気レシピ、砂糖なしで甘くないレモンの果実酒の作り方についてご紹介します。
またレモンの果実酒のおいしい飲み方やアレンジレシピ、おすすめのレモン果実酒についてもお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
レモンの果実酒の特徴
程よい酸味と爽やかな香りで、気分までリフレッシュさせてくれるような清涼感が魅力のレモンのお酒は、梅酒に並んで人気の果実酒です。
レモンはお酒に漬け込むことで生のレモンとは違い、酸味がまろやかになるので特に好んで飲んでいるとうい方も多いのではないでしょうか。
皮はむいて使ったり、一緒に漬け込むことでほのかな苦味も楽しむことができるのも魅力です。
最近では、食事にもよく合う無糖レモンの酎ハイなども大人気。
果実酒は実は、意外と簡単に作ることができるので、手作りのレモン酒で好みの甘さや苦味のものを楽しんでみてはいかがでしょう。
レモンの果実酒の人気レシピ
ここでは、「クックパッド」でつくれぽ100超えの人気の自家製レモン酒のレシピをご紹介します。
材料・用意するもの
- レモン 5〜6個程度(レモン皮80g、レモン果肉450g)
※できれば国産のもの、外国産なら表面をよく洗うこと - ホワイトリカー 1100〜1200ml
- 氷砂糖 400g
- 保存用のガラス容器
作り方
- まずはじめに、レモンの皮を白い部分が入らないように薄く剥いていきます。
- 白い部分は苦味が強く出るので、実の方についている白い部分もきれいにとり、実を剥いて3等分くらいにしておきます。
- ガラス容器に氷砂糖、レモンの実、氷砂糖、レモンの実の順に入れて、最後にレモンの皮を入れたらホワイトリカーを注ぎます。
- レモンの皮は7〜10日程度、レモンの実は1カ月ほどで取り出し、半年ほど置けば完成です。
保存容器はよく洗い、十分乾かした清潔な瓶を使いましょう。
氷砂糖の代わりにグラニュー糖、てんさい糖、ハチミツなどお好みのものを使ったり、ホワイトリカーの代わりに、ウイスキーやブランデー、ウォッカ、焼酎、ラムなどを使っても良いです。
アルコール度数96度の最強スピリッツ「スピリタス」を使って作ると、いつもとは違うガツンしたアルコール感のある果実酒に仕上がります。
レモンはイチゴやキウイ、りんごなど、他の果物との相性も良いので、他の果物と組み合わせるのも◎。
なお、レモン酒など果実酒は賞味期限が長く、保存状態が良ければ1年以上持ちます。
長期間保存したい場合は、直射日光が当たらならい冷暗所に置いてください。
砂糖なしで甘くない簡単なレモンの果実酒の作り方
先ほどは砂糖が入った甘さのある爽やかで濃厚なレモン酒をご紹介しましたが、甘くないレモン酒が好みという方もいらっしゃいますよね。
続いては砂糖なしで甘くない、焼酎を使った少し大人のレモン酒の作り方についてご紹介します。
材料・用意するもの
- レモン 3個
- 焼酎(25度) 1800ml
- 保存用のガラス容器
作り方
- レモンは皮をよく洗い、1個は皮ごと、2個目は皮を剥いてから輪切りにしておきます。
- 清潔なガラス容器にレモンと焼酎を入れ、漬け込みます。
- 1週間ほどで飲めるようになりますが、苦味が強く出てしまうためこの時点で皮付きのレモンは取り出します。
甘みがないので、すっきりとしたレモンの風味を存分に味わえますが、甘みが欲しいと感じたときには、甘いソーダで割ったり、ハチミツを少量加えて楽しむこともできます。
レモンの果実酒のおいしい飲み方とアレンジレシピ
レモンの果実酒はそのままストレートやロックで飲んだり、さらに清涼感が増す炭酸割りがおすすめです。
炭酸水で割るときの割合は、レモン酒1に対して炭酸水1が目安となりますが、お好みで調節してください。
また、飲むヨーグルトと割って健康的に飲んだり、寒い季節にはお湯割りもおいしいです。
お湯割りで楽しむ場合は、レモン酒1に対してお湯が2程度で割りましょう。
お湯割りにはショウガを加えるとさらにからだをポカポカに温めてくれます。
漬け込みを終え、瓶から引き上げたレモンはジャムにすることで再利用することができますし、ケーキなどのお菓子の風味付けとしてもアレンジ可能です。
おすすめのレモン果実酒
ここでは、レモンを使用した果実酒でおすすめの3種類をご紹介します。
ミネオ「レモンチェッロ」
イタリアでは食後酒としてポピュラーに飲まれているレモンチェロ。
「ミネオ」のレモンチェッロは、南イタリア一帯で伝統的に栽培されている高品質なレモンを原料にしており、レモンの芳醇な香りが特徴です。
中尾醸造「大長檸檬酒」
瀬戸内海にある大崎下島豊町産の「大長レモン」の搾りたて果汁を発酵熟成させたレモン酒で、すっきりとした味わいが魅力。
国産天然レモンならではの香りの高さと味わいが楽しめます。
三宅本店 千福「瀬戸内レモンジンジャー」
こだわりの純米酒に瀬戸内産のレモンとショウガを合わせた爽やかな味わいとピリッとした辛みが効いています。
しっかりとした甘味とレモンの酸味のバランスが良く、マイルドな味わいでお酒が弱い方でも飲みやすいのが嬉しいです。
最後に
この記事では、爽やかな香りと味わいで食事との相性も良いレモンの果実酒についてご紹介してきました。
レモンの果実酒作りは、実は意外と簡単ですし、お酒の種類を変えることでさまざまな味わいを楽しむことができます。
また甘いのが苦手な方には、砂糖を使わないビターな味わいのレモン酒もおすすめです。
この機会に、ぜひあなた好みのおいしいレモン酒を味わってみてはいかがでしょう。