果物をお酒に漬け込んで作る果実酒。
いろいろな果物を使って作ることができますが、その中でも酸味と甘みのあるりんごはお酒によく合います。
そこでこの記事では、りんごの果実酒の基本の作り方、作るのにおすすめなりんごの種類、注意点をご紹介します。
りんごの果実酒とは
夏が終わり、寒くなってくるとりんごの旬の時期がやってきます。
りんごは一年中お店に並べられていますが、旬の時期のりんごはみずみずしく美味しいです。
そんな旬の時期のりんごを使って、果実酒を作ってみませんか?
果実酒は果物をお酒に漬け込んで作るお酒です。
果物の味や香りがお酒に溶け込み、とても美味しくいただけます。
りんごの酸味と甘味はお酒によく合います。
旬のりんごを使って、自分好みの果実酒を手作りしてみましょう。
りんごの果実酒の基本の作り方
りんごの果実酒は、りんごとお酒と氷砂糖を漬け込むことで簡単に作れます。
おすすめのレシピをご紹介します。
材料
- 保存する瓶(4Lほどの広口タイプがおすすめ)
- りんご:1000g
- ホワイトリカー:1800ml
- 氷砂糖:100~200g
作り方
- 保存する瓶をきれいに洗い、乾燥させてアルコール除菌などで清潔な状態にします。
- りんごをよく洗い水気をとり、8等分して芯と種を取り除きましょう。
- りんごと氷砂糖、ホワイトリカーを保存容器に入れ蓋をします。
- 蓋をしたまま1日1~2回優しくふって混ぜ、冷暗所で保管し、1カ月たったら完成です。
りんごの切り方には決まりはありません。
皮を取り除いても良いですし、細かく切っても作れます。
りんごは瓶に入れると浮くので、空気に触れる部分がカビないように毎日軽く混ぜることが大切です。
また、砂糖の代わりにはちみつを使ったり、ホワイトリカーの代わりに、ブランデーやウイスキー、ウォッカなどを使っても作れます。
使うものによって、また違った味わいのりんご酒が楽しめます。
果実酒を手作りするときの注意点
果実酒は簡単に作ることができますが、条件に当てはまらない場合は酒税法違反になります。
果物を使って果実酒を作るための条件
- 果実酒を作るのに使うお酒はアルコール度数が20%以上であること
- お酒は酒税が課税済みのものを使う
- 米や麦、あわ等の穀物を漬け込まない
- ぶどうや山ぶどうなどのぶどう類を使ってはいけない
この条件がクリアできていないと違反になるので、必ず守るようにしましょう。
りんごの果実酒を作るのにおすすめのりんごの種類
りんごにはいろいろな品種のものがあり、それぞれ特徴が違います。
果実酒を作る際は、どの品種のりんごを使うのが良いのでしょうか。
おすすめを3つご紹介します。
紅玉
紅玉は濃い紅色の果皮で甘酸っぱいのが特徴です。
強い酸味がお酒と良く合い、甘さと酸味のバランスが取れた果実酒ができ上がります。
姫りんご
小さくて可愛らしい見た目で、酸味が強く、ほのかに渋みがあるのが特徴です。
りんごの渋みも楽しめるので、大人の味わいが楽しめます。
スターキングデリシャス
香りが強く華やかなのが特徴のりんごです。
酸味が控えめなので、レモンなどを追加して酸味を加えて作るのがおすすめです。
りんごの華やかな香りがする果実酒が楽しめます。
果実酒作りに使ったりんごのアレンジ方法
漬け込んだりんごは取り出すと変色しているので、食べられないと思う方もいらっしゃると思います。
ですが、そのまま捨ててしまうのはもったいないです。
食べ方を工夫すれば、果実酒作りに使ったりんごもおいしく食べることができます。
漬け込んだりんごのアレンジ方法をご紹介します。
- アイスに混ぜる
- 生ハムでクリームチーズと一緒に巻く
- パウンドケーキに使う
- 豚肉や鶏肉と煮込む
- 砂糖で煮込んでジャムにする
以上のような、さまざまなアレンジが可能です。
漬け込んだりんごは捨てずに最後まで美味しくいただきましょう。
りんごの果実酒の飲み方
りんごの果実酒はそのままロックで飲むこともできますが、おすすめの飲み方は炭酸水で割る飲み方です。
炭酸水で割ることで爽やかな味わいになり、おいしくいただけます。
割る割合は、りんご酒1に対して炭酸水1です。
濃い味が好みの場合は、りんご酒の割合を増やすなどして調節しましょう。
また、お湯で割るのもおすすめです。
お湯割りにすると、りんごの香りが引き立ちます。
割る割合は、りんご酒1に対してお湯2がおすすめです。
りんごの香りが際立つ、優しい味わいが楽しめます。
まとめ
この記事では、りんごの果実酒についてご紹介しました。
りんごの種類や使うお酒の種類によって、味や香りが変わり、いろいろな味わいが楽しめます。
また、果実酒を作った後のりんごも、アレンジすることで美味しくいただけます。
自分好みのりんごの果実酒を作って、旬のりんごを楽しみましょう。